スワンS2025回顧とレース結果・配当

秋の京都競馬場、GII戦線は熱いレースが続きますね!
10月13日に行われた**第68回MBS賞スワンステークス2025**は、3連単16万円超えの波乱決着となりました。
良馬場の高速決着の中、一体どんな展開で、どの馬が栄冠を掴んだのでしょうか?
詳細なラップと通過順位を元に、このスワンS2025を徹底的に振り返ります!

スワンS2025 レース配当画面




MBS賞スワンS 2025 レース結果

天候:晴、馬場:良で行われたMBS賞スワンS(芝1400m)は、好スタートを切った先行勢を差し置いて、中団から差してきた馬たちが直線で猛然と伸びる結果となりました。
勝ちタイムは1分18秒9のレコードの高速決着です。

成績・2025年3京5/11R MBS賞スワンステークス
馬番 馬 名 騎手 性齢 斤量 タイム 決手 上3F 3F順
7 5 オフトレイル 5 菅原明良 牡4 57 1.18.9 差し 33.2 3
4 14 ワイドラトゥール 12 北村友一 牝4 55 1.18.9 差し 33.3 6
1 4 ランスオブカオス 4 吉村誠之 牡3 55 1.19.0 差し 33.6 8
5 2 ウインマーベル 3 松山弘平 牡6 57 1.19.0 先行 33.8 10
9 9 シュタールヴィント 14 小崎綾也 牡5 57 1.19.1 後方 33.2 3
14 6 アドマイヤズーム 2 坂井瑠星 牡3 55 1.19.1 中団 33.7 9
13 18 ダンツエラン 17 松若風馬 牝3 53 1.19.2 後方 33.2 3
8 1 ワールズエンド 1 戸崎圭太 牡4 57 1.19.2 逃げ 34.3 14
18 12 レッドモンレーヴ 15 酒井学 牡6 57 1.19.3 後方 33.0 1
10 12 3 ロジリオン 7 古川吉洋 牡4 57 1.19.4 中団 33.9 12
10 15 × 8 ショウナンザナドゥ 10 池添謙一 牝3 53 1.19.4 中団 33.8 10
12 2 16 タイムトゥヘヴン 16 柴田善臣 牡7 57 1.19.5 後方 33.1 2
13 16 13 グレイイングリーン 13 高杉吏麒 牡7 57 1.19.5 後方 33.3 6
14 3 10 ムイ 9 岩田望来 牝3 53 1.19.8 後方 33.9 12
15 10 7 アルテヴェローチェ 6 佐々木大 牡3 55 1.19.8 先行 34.5 15
16 11 17 バルサムノート 18 小沢大仁 牡5 57 1.20.1 先行 35.0 16
17 17 11 アサカラキング 8 岩田康誠 牡5 57 1.20.2 先行 35.2 17
18 6 15 ソーダズリング 11 菱田裕二 牝5 55 1.20.9 中団 35.4 18

MBS賞スワンステークス2025 配当(払戻金)

券種 組番 払戻金 人気
単勝 7 750円 5番人気
複勝 7 230円 5番人気
4 1,010円 12番人気
1 230円 4番人気
枠連 2-4 2,490円 12番人気
馬連 4-7 14,780円 46番人気
ワイド 4-7 3,660円 45番人気
1-7 870円 8番人気
1-4 5,320円 58番人気
馬単 7-4 22,150円 79番人気
3連複 1-4-7 30,920円 100番人気
3連単 7-4-1 168,690円 540番人気

※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。




MBS賞スワンS2025 レース回顧

1. ラップとペースの構造:ハイペースの消耗戦

スワンS2025の勝ち時計1分18秒9のラップは、**12.1-10.2-11.2-11.4-11.5-11.2-11.3**でした。
このラップを前半・中盤・後半に分けて詳しく見ると、レースの厳しさがわかります。

  • 最初の400m(22.3秒): スタート直後の12.1秒から、すぐに**10.2秒**へ加速しており、外回りコースでも緩みのない激しい先行争いがあったことを示しています。
  • 中盤400m(11.4秒-11.5秒): 消耗戦となりながらも極端にペースは落ちず、依然として速い流れ(約22.9秒)を維持しました。
    この「わずかな緩み」が、後続に息を入れる隙を与えました。
  • ラスト400m(11.2秒-11.3秒): 再度11秒台前半まで加速。
    先行勢が止まっても全体時計が落ちていないことから、後方から追い込んだ馬たちが驚異的な末脚を使ったことが証明されます。

結果として、前半の激しいペースで前目の馬がスタミナを削られ、直線で「前が止まって後ろが伸びる」という、差し・追い込み馬にとって理想的な消耗戦となりました。

2. 勝ち馬7番オフトレイルの勝因と着順馬の具体的な動き

この厳しい展開を味方につけたのが、勝ち馬の**7番オフトレイル**と2着の**4番ワイドラトゥール**です。

  • 1着 7番:オフトレイル 3角、4角ともに(4,7)という中団後方のグループで脚を溜めました。
    先行勢が隊列を崩し始めたところで迷わず外へ持ち出し、直線で全てのエネルギーを解放する完璧な差し競馬を展開しました。
  • 2着 4番:ワイドラトゥール 7番オフトレイルとほぼ同じ位置を追走し、インコース寄りと走り長く良い脚を使い続けました。
    12番人気ながらも、厳しいペース適性とコース取りの巧さが光りました。
    これが馬連14,780円という高配当の決定的な要因です。
  • 3着 1番:ランスオブカオス 3角では(1,6,12,14)と先行集団のすぐ後ろに位置していました。
    先行勢の崩壊に巻き込まれず、粘り強く脚を使い、内枠の利も活かして3着を確保。
    この粘りも評価されるべきです。

3. 先行勢の消耗と波乱の背景

レースを引っ張った**8番ワールズエンド**は、3角では単独先頭、4角でも17番アサカラキングと並んで先頭を維持しましたが、直線の長い京都の外回りコースで、前半のハイペースのツケが回りました。
通過順位で一桁だった多くの先行馬が失速したことが、このスワンS2025(G2)の波乱(3連単 540番人気)を招いた最大の理由と言えます。

今回は、良馬場の京都芝1400m外回りという条件が、「スピードだけでなく、道中耐えるスタミナと終いの切れ味」を要求するレースとなり、結果的に中団待機組の勝利となりました。

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
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