秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップへと続く重要な一戦、スワンステークス2025がやってきました。
毎年、本番を占う意味でも注目が集まるこのレースですが、今年はどのような馬が好走するのでしょうか?
京都芝1400mで行われた過去10年のデータを徹底的に分析し、好走する馬の傾向を探っていきましょう。
スワンステークス2025 人気別データ(過去10年)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 2- 1- 5/ 10 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
2番人気 | 4- 1- 2- 3/ 10 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
3番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
4番人気 | 0- 2- 2- 6/ 10 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
6番人気 | 0- 2- 1- 7/ 10 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
8番人気 | 1- 1- 1- 7/ 10 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
10番人気 | 1- 0- 1- 8/ 10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
11番人気 | 1- 0- 1- 8/ 10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
過去10年の人気別データを分析すると、1番人気馬が安定して高い複勝率(50.0%)を誇る一方、最多勝は2番人気馬の4勝でした。
3番人気は不振傾向ですが、8番人気、10番人気、11番人気といった二桁人気からも勝ち馬が出ており、配当妙味のある波乱の傾向も見受けられます。
スワンステークス2025 馬番別データ
馬番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番 | 0- 0- 0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2番 | 0- 1- 2- 7/10 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
3番 | 2- 0- 0- 8/10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
4番 | 1- 1- 0- 8/10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番 | 0- 0- 3- 7/10 | 0.0% | 0.0% | 30.0% |
6番 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
7番 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
8番 | 1- 0- 1- 8/10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
9番 | 0- 1- 1- 8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
10番 | 1- 2- 0- 7/10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
11番 | 3- 0- 0- 7/10 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
12番 | 0- 1- 0- 8/ 9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
13番 | 0- 0- 1- 8/ 9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
14番 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
15番 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
16番 | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
17番 | 2- 0- 0- 3/ 5 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
18番 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
過去の傾向では、内枠よりも外目の枠に好走馬が集中しています。
特に11番が最多の3勝を挙げており、17番も勝率40.0%と高い数値を示しています。
京都の外回りコースという特性を考慮すると、外枠からスムーズに加速できる馬が有利なのかもしれません。
スワンステークス2025 年齢・性別別データ
性別 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
牡・セン馬 | 9- 9- 8- 94/120 | 7.5% | 15.0% | 21.7% |
牝馬 | 1- 1- 2- 33/37 | 2.7% | 5.4% | 10.8% |
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 5- 1- 0- 13/ 19 | 26.3% | 31.6% | 31.6% |
4歳 | 1- 2- 2- 24/ 29 | 3.4% | 10.3% | 17.2% |
5歳 | 3- 5- 5- 43/ 56 | 5.4% | 14.3% | 23.2% |
6歳 | 1- 2- 2- 24/ 29 | 3.4% | 10.3% | 17.2% |
7歳 | 0- 0- 0- 20/ 20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3歳馬が圧倒的な好成績を残しており、勝率・連対率・複勝率で他世代を大きく引き離しています。
5歳馬も複勝率は高いものの、勝利数では3歳馬に及びません。
一方、7歳以上の高齢馬は過去10年で好走がありません。
性別で見ると、牡・セン馬が好走の中心で、牝馬の好走率は低い傾向にあります。
スワンステークス2025 前走データ
前走距離別
前走平地距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1200m | 2- 2- 3- 53/ 60 | 3.3% | 6.7% | 11.7% |
1400m | 2- 1- 1- 26/ 30 | 6.7% | 10.0% | 13.3% |
1600m | 6- 5- 4- 40/ 55 | 10.9% | 20.0% | 27.3% |
1800m | 0- 2- 1- 5/ 8 | 0.0% | 25.0% | 37.5% |
2000m | 0- 0- 1- 2/ 3 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
前走1600m(マイル)組が圧倒的な好走率で、中心的な存在です。
勝率10.9%、連対率20.0%は他の距離を大きく上回ります。
1200mからの臨戦馬は出走頭数が多い割に好走率が低く、割引が必要です。
一方、1800m組は連対率・複勝率が高く、距離短縮組も要注意です。
前走着順別
前走確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同級1着 | 1- 1- 1- 9/ 12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
同級2着 | 1- 2- 1- 4/ 8 | 12.5% | 37.5% | 50.0% |
同級3着 | 0- 1- 1- 9/ 11 | 0.0% | 9.1% | 18.2% |
同級4着 | 2- 1- 1- 10/ 14 | 14.3% | 21.4% | 28.6% |
同級6~9着 | 3- 4- 3- 32/ 42 | 7.1% | 16.7% | 23.8% |
同級10着~ | 2- 1- 2- 47/ 52 | 3.8% | 5.8% | 9.6% |
意外にも、前走で勝利した馬よりも、敗れた馬の巻き返しが目立ちます。
特に前走2着、4着だった馬の好走率が非常に高く、馬券の軸として注目すべき傾向です。
前走大敗した馬(10着以下)からも勝ち馬が出ており、安易な消しは危険かもしれません。
前走着差別
前走着差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
負0.0 | 1- 2- 1- 3/ 7 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
負0.1~0.2 | 3- 2- 1- 15/ 21 | 14.3% | 23.8% | 28.6% |
負0.3~0.5 | 0- 1- 3- 26/ 30 | 0.0% | 3.3% | 13.3% |
負0.6~0.9 | 1- 4- 4- 34/ 43 | 2.3% | 11.6% | 20.9% |
負1.0~1.9 | 1- 0- 0- 26/ 27 | 3.7% | 3.7% | 3.7% |
負2.0~2.9 | 2- 0- 0- 4/ 6 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
前走の着差が「負0.0」~「負0.2」秒差だった馬が好走の中心です。
勝率・連対率が非常に高く、惜敗した馬の巻き返しに注目すべきでしょう。
さらに驚くべきは、「負2.0~2.9」秒差で大敗していた馬からも2頭の勝ち馬が出ています。
前走の結果だけを見て軽視するのは危険な傾向と言えます。
前走脚質データ
前走脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
平地・逃げ | 1- 0- 1- 8/ 10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
平地・先行 | 3- 3- 5- 37/ 48 | 6.3% | 12.5% | 22.9% |
平地・中団 | 5- 4- 1- 40/ 50 | 10.0% | 18.0% | 20.0% |
平地・後方 | 1- 3- 3- 42/ 49 | 2.0% | 8.2% | 14.3% |
好走馬は先行馬と中団から差す馬に集中しており、特に中団から競馬を進める馬が最多の5勝を挙げています。
また、上がり3ハロンの順位別データを見ると、上がり3ハロンが6位以下の馬から勝ち馬が7頭出ており、極端な瞬発力よりも長く良い脚を使う持続力が重要な傾向が見て取れます。
前走馬体重・斤量別データ
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
460~479kg | 5- 0- 4- 35/ 44 | 11.4% | 11.4% | 20.5% |
480~499kg | 3- 4- 4- 33/ 44 | 6.8% | 15.9% | 25.0% |
500~519kg | 1- 1- 2- 23/ 27 | 3.7% | 7.4% | 14.8% |
520~539kg | 1- 1- 0- 11/ 13 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
前走斤量増減 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
増減無し | 5- 5- 8- 46/ 64 | 7.8% | 15.6% | 28.1% |
今回増 | 2- 1- 0- 27/ 30 | 6.7% | 10.0% | 10.0% |
今回減 | 3- 4- 2- 54/ 63 | 4.8% | 11.1% | 14.3% |
馬体重は460kgから499kgの範囲に好走が集中しており、特に460kg台の馬は高い勝率を記録しています。
斤量については、増減無しの馬が最も好走しており、安定した成績を残しています。
一方で、斤量が大幅に増えた馬(今回3kg以上増)からも勝ち馬が出ており、能力の高い馬であれば斤量増も克服できる傾向が見られます。
スワンステークス2025 血統データ
種牡馬
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 4- 2- 1- 9/16 | 25.0% | 37.5% | 43.8% |
ダイワメジャー | 1- 2- 1-11/15 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
ロードカナロア | 1- 1- 0- 4/ 6 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
スクリーンヒーロー | 1- 0- 1- 2/ 4 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
マツリダゴッホ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
モーリス | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
スワンステークスにおける種牡馬データは、ディープインパクト産駒が最多の4勝を挙げており、好走率も非常に高い信頼できるデータです。
出走数が少ないものの、モーリス産駒やマツリダゴッホ産駒も高い勝率を記録しており、注目すべき血統と言えます。
母父
母父馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
Deputy Minister | 1- 1- 0- 2/ 4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
ホワイトマズル | 1- 0- 1- 0/ 2 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
サンデーサイレンス | 1- 0- 0- 8/ 9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
Storm Cat | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
トニービン | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
母父馬の傾向を見ると、ホワイトマズルが勝率50%を記録し、出走数が少ない中でも好走傾向を示しています。
また、Deputy Ministerも連対率・複勝率が高く、母系にアメリカ血統を持つ馬にも注目が必要です。
ニックス
ニックス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 xダンチヒ系 | 2- 1- 1- 5/ 9 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
サンデーサイレンス系 xリファール系 | 1- 1- 1- 3/ 6 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
サンデーサイレンス系 xヴァイスリージェント系 | 1- 1- 0- 4/ 6 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
ミスプ・Kingmambo系 xサンデーサイレンス系 | 1- 0- 1- 6/ 8 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
サンデーサイレンス系 xグレイソブリン系 | 1- 0- 1- 3/ 5 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
血統の組み合わせであるニックスの過去10年データを見ると、「サンデーサイレンス系×ダンチヒ系」が最多の2勝を挙げており、好走率も高い傾向にあります。
スピードとスタミナを兼ね備えた配合が、このレースで好結果をもたらす要因となっていると考えられます。
生産者データ
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 3- 1- 1-22/27 | 11.1% | 14.8% | 18.5% |
コスモヴューファー | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
様似堀牧場 | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
岡田スタツド | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ヤナガワ牧場 | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
社台ファーム | 0- 2- 3-12/17 | 0.0% | 11.8% | 29.4% |
ノーザンファーム生産馬が最多の3勝を挙げていますが、出走頭数が多いこともあり勝率は突出していません。
一方、コスモヴューファームや様似堀牧場、岡田スタッドといった中小規模の牧場が、高い勝率を記録しており、特定の生産者の馬にも注目が必要です。
まとめ(スワンステークス2025予想ポイント)
同コースの過去10年のデータ分析から、スワンS2025で好走する可能性が高い馬の傾向をまとめます。
- 人気: 1番人気・2番人気が安定しており、軸馬として信頼できる。二桁人気も侮れない。
- 馬番: 外枠、特に11番や17番といった馬番に好走が集中している。
- 年齢・性別: 3歳牡馬が好走の中心。
牝馬は厳しい傾向。 - 前走: 前走1600m組が圧倒的に有利。
また、前走で惜敗した馬の巻き返しに注意。
特に着差が僅差だった馬は要チェック。 - 脚質: 中団から差す競馬ができる馬が優勢。
上がり3ハロンの順位はあまり気にしなくて良い。 - 馬体重: 460kgから499kgの馬が好走傾向。
- 血統: 父ディープインパクトや、「サンデーサイレンス系×ダンチヒ系」の配合を持つ馬に注目。
これらの傾向を参考に、今年の出走馬を吟味してみてください。
この記事が、皆さんのスワンステークス2025予想・馬券検討の一助となれば幸いです。
【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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