アイルランドトロフィー2025 過去10年データ徹底分析！前走傾向から激走馬の共通点まで

秋の東京競馬場を彩る一戦、アイルランドトロフィー2025。
前年までの府中牝馬Sを引き継ぐ形で、回次も第1回とした上で施行される第1回アイルランドトロフィー2025です。
過去10年のデータは昨年までの府中牝馬Sを参考にし、人気、馬番、血統など、様々な角度から好走馬の傾向を探っていきます！

アイルランドトロフィー2025：人気別データ（過去10年）

過去10年の人気別データを分析すると、アイルランドトロフィーは決して堅いレースではないことがわかります。
1番人気は複勝率70.0%と高いものの、勝率は20.0%と信頼度が高いとは言えません。
一方で、4番人気が最多タイの2勝を挙げており、11番人気や12番人気といった人気薄の馬も勝利していることから、波乱の傾向が強いレースと言えます。
高配当も視野に入れた馬券検討が重要となりそうです。

馬番別データ

馬番別のデータを見ると、全体的に内枠の好走率が高い傾向にあります。
特に注目すべきは4番と7番、そして15番で、それぞれ2勝を挙げています。
中でも4番は連対率・複勝率ともに高い数値を誇ります。
また、6番は複勝率50%と安定した成績を残しており、内目の枠に入った馬には注目したいところです。
一方で、3番、9番、12番、16番、18番の成績は極端に悪く、データ的には不利と言えるでしょう。

年齢別データ

年齢別の傾向を見ると、4歳と5歳が好走の中心です。
特に4歳は着別度数、勝率、連対率、複勝率のいずれも5歳を上回っており、最も好成績を残しています。
6歳以上になると成績は大幅に下降し、3歳馬も連対した例はありません。
若い馬、特に4歳馬に注目すべきでしょう。

アイルランドトロフィー2025：前走データ

アイルランドトロフィーを好走する馬が、前走でどのようなレースを経験してきたかを分析します。
前走のデータから、今回のレースとの関連性を探る重要な傾向です。

前走距離別

前走が1800mだった馬が最多の5勝を挙げており、勝率・連対率ともに高いです。
次に好成績なのは1600m組で、好走馬の頭数が最も多いです。
一方、2000m以上からの参戦馬は全体的に苦戦傾向にありますが、前走2200m組は連対率50%と極めて高いです。
距離短縮組に注目する価値はありそうです。

前走着順別

前走で1着や2着だった馬が好成績を残しており、特に同級（同じクラス）で1着だった馬は勝率33.3%、連対率55.6%と圧倒的な成績です。
着順が下がるにつれて好走率は低下しますが、前走で着外に敗れた馬でも巻き返しは十分あり得ます。

※同級とは前走がアイルランドトロフィーと同じクラス（オープン）であった馬、下級とは3勝クラスなど下のクラスであった馬を指します。

前走着差別

前走で0.3～0.5秒差で勝利した馬が勝率66.7%と非常に高い好走率を誇ります。
また、0.1～0.2秒差で勝利した馬、あるいは0.1～0.2秒差で敗れた馬も勝ち星を挙げています。
接戦を制した経験や、惜しい競馬をした馬が巻き返す傾向が見られます。

アイルランドトロフィー2025前走脚質データ

前走の脚質から見た傾向です。
先行馬と中団からの競馬をした馬が好成績を残しています。
特に、前走の上がり3ハロンが1位だった馬は勝率23.8%と非常に高く、好走の鍵を握っています。
逃げ馬や後方からの競馬をした馬も勝ち馬はいますが、数は多くありません。
東京の長い直線で瞬発力を活かせる馬が有利と見ていいでしょう。

アイルランドトロフィー2025　前走馬体重・斤量別データ

前走の馬体重は、出走頭数が最も多い460kg～479kgのゾーンが最多の4勝を挙げ、連対率（18.9%）でもトップです。
勝率では440kg～459kgの馬（8.7%）が優秀ですが、420kg～439kgの馬も複勝率（29.4%）が高く、中型馬全般に好走が集中しています。

また、前走からの斤量変化では、「増減無し」の馬が勝率12.2%と最も高い安定した成績を残しています。
連対率・複勝率で最も注目すべきは、斤量が前走から2～2.5kg減となる馬で、連対率36.4%、複勝率**36.4%**と非常に高い確率で馬券に絡んでいます。

アイルランドトロフィー2025：血統データ

アイルランドトロフィー2025の血統傾向を見ていきましょう。
特定の種牡馬や母父の血統が、このレースと相性が良いことがわかります。

種牡馬

ロードカナロア産駒やヴィクトワールピサ産駒、ハービンジャー産駒など、特定の種牡馬が少ない出走頭数で高い勝率を誇っています。
一方で、ディープインパクト産駒は出走頭数が多いものの、好走率はそれほど高くありません。
ハーツクライ産駒は複勝率36.4%と安定した成績を残しており、連軸として期待できます。

母父

母父馬にキングカメハメハやサンデーサイレンスを持つ馬が好成績を残しています。
特に、DansiliやAnabaaといった海外の血統を持つ母父の成績が良い点が注目されます。
また、スペシャルウィークやウォーエンブレムといった母父馬は出走頭数が少ないながらも、高い勝率を記録しています。

ニックス

血統の配合から見ると、「サンデーサイレンス系 × ダンチヒ系」が好成績を残しています。
また、「ミスプロ・Kingmambo系 × サンデーサイレンス系」も複勝率が高く、注目です。
出走頭数は少ないものの、「サンデーサイレンス系 × ニジンスキー系」は勝率100%と非常に優秀な傾向が見られます。

生産者データ

生産者別のデータでは、ノーザンファーム生産馬が最多の5勝を挙げており、好走率も高いです。
社台ファーム生産馬も2勝を挙げており、好成績です。
また、小島牧場やノースヒルズといった生産牧場も高い勝率を残しており、ノーザンファーム以外の生産者にも注目する価値があります。

まとめ（アイルランドトロフィー2025予想ポイント）

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