シンザン記念2026予想|過去10年データから見る傾向と狙い方

重賞攻略において最も信頼できる武器、それは「客観的な数値データ」です。
今回は、年明けの注目の一戦【シンザン記念2026】に向けて、京都芝1600m外回りコースで行われた過去10年間(2012. 1. 8 ~ 2024. 1. 8)の集計データを徹底的に洗い出しました。

実際のレース結果から導き出された傾向と対策を紐解いていきます。
人気、枠順、前走、そして血統に隠された勝利の方程式を、余すことなくお届けします。

シンザン記念 データ予想




シンザン記念2026予想(暫定)

本記事の予想は、過去10年データから見える好走傾向をもとに整理しています。

※本記事は、レース週を通して段階的に更新します。

  • 月曜日:出走予定馬(登録馬)の血統・前走データ
  • 枠順確定後:全頭診断
  • レース前日:好走馬順位表、最終予想(印・狙い馬)
シンザン記念 過去10年傾向分析

基本データ傾向(過去10年)

過去10年の戦績から、配当に直結する人気順、コース取りの鍵を握る馬番、そして性別ごとの生存率を分析します。

人気別データ

上位人気の信頼度は高く、1番人気と2番人気が共に勝率30.0%を誇ります。
一方で8・9番人気の中穴クラスの台頭も目立ち、伏兵への警戒が欠かせません

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3- 1- 1- 5/ 10 30.0% 40.0% 50.0%
2番人気 3- 2- 1- 4/ 10 30.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1- 0- 2- 7/ 10 10.0% 10.0% 30.0%
4番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0%
8番人気 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0- 3- 1- 6/ 10 0.0% 30.0% 40.0%

馬番別データ

内枠の優勢が顕著で、特に1〜3番枠から計4勝を挙げています。
対して、15番以降の外枠や特定の「死に番」には注意が必要です。

馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0%
2番 2- 0- 1- 7/10 20.0% 20.0% 30.0%
3番 1- 1- 1- 7/10 10.0% 20.0% 30.0%
4番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
5番 1- 0- 2- 7/10 10.0% 10.0% 30.0%
6番 1- 1- 1- 7/10 10.0% 20.0% 30.0%
7番 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0%
8番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
9番 2- 0- 0- 8/10 20.0% 20.0% 20.0%
10番 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0%
11番 0- 1- 1- 7/ 9 0.0% 11.1% 22.2%
12番 1- 1- 1- 5/ 8 12.5% 25.0% 37.5%
13番 0- 1- 0- 5/ 6 0.0% 16.7% 16.7%
14番 0- 1- 2- 2/ 5 0.0% 20.0% 60.0%
15番 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
16番 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
17番 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
18番 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

性別別データ

牝馬の好走率が極めて高く、勝率15.8%は牡馬を大きく凌駕します。
出走があれば無条件で評価すべき存在です。

性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率
牡・セン馬 7- 8- 10- 96/121 5.8% 12.4% 20.7%
牝馬 3- 2- 0- 14/19 15.8% 26.3% 26.3%
シンザン記念 過去10年前走レース分析

前走データ(過去10年)

どのような臨戦過程が勝利への近道か。距離、クラス、脚質など多角的に分析します。




前走距離別

前走1600mの同距離組が9勝と他を圧倒。
1200〜1400mからの距離延長は苦戦する一方で、距離短縮組は健闘しています。

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1200m 0- 0- 1- 16/ 17 0.0% 0.0% 5.9%
1400m 0- 0- 1- 24/ 25 0.0% 0.0% 4.0%
1600m 9- 9- 5- 56/ 79 11.4% 22.8% 29.1%
1800m 1- 1- 1- 6/ 9 11.1% 22.2% 33.3%
2000m 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 0.0% 20.0%

前走クラス別

前走G3組が高い勝率(25.0%)をマークしており、格の高さが重要。
一方で勢いのある新馬・1勝クラス勝ち馬も侮れません。

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
新馬 2- 2- 0- 14/ 18 11.1% 22.2% 22.2%
未勝利 2- 2- 2- 31/ 37 5.4% 10.8% 16.2%
1勝クラス 3- 3- 4- 32/ 42 7.1% 14.3% 23.8%
G3 2- 0- 1- 5/ 8 25.0% 25.0% 37.5%
G1 1- 2- 2- 15/ 20 5.0% 15.0% 25.0%

前走着順・着差別

前走で0.6秒以上の圧勝を収めた馬、あるいは重賞クラスで0.1〜0.2秒の惜敗を喫した馬の巻き返しが有力です。
下級条件で3着以下に敗れた馬は厳しい傾向です。

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率
勝0.6〜0.9 3- 1- 0- 6/10 30.0% 40.0% 40.0%
負0.1〜0.2 2- 1- 0- 4/ 7 28.6% 42.9% 42.9%
下級1着 5- 5- 5- 54/ 69 7.2% 14.5% 21.7%

前走脚質別

前走で「先行」した馬が6勝と最も有利です。
さらに上がり3F1位を記録していた馬が6勝を挙げており、速い末脚を先行して使える馬が狙い目です。

脚質・上がり 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1- 0- 1- 17/ 19 5.3% 5.3% 10.5%
平地・先行 6- 4- 6- 41/ 57 10.5% 17.5% 28.1%
平地・中団 2- 3- 1- 27/ 33 6.1% 15.2% 18.2%
平地・後方 1- 3- 2- 24/ 30 3.3% 13.3% 20.0%
3F 1位 6- 3- 3- 30/ 42 14.3% 21.4% 28.6%
3F 2位 1- 2- 1- 14/ 18 5.6% 16.7% 22.2%
3F 3位 0- 1- 2- 16/ 19 0.0% 5.3% 15.8%
3F 4〜5位 1- 1- 0- 17/ 19 5.3% 10.5% 10.5%
3F 6位〜 2- 3- 4- 30/ 39 5.1% 12.8% 23.1%

前走馬体重別

460〜479kgの中型馬が最多勝。
また520kg以上の大型馬は少数精鋭で複勝率が非常に高い傾向にあります。
一方で420kg未満の軽量馬は苦戦を強いられています。

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
420〜439kg 2- 1- 0- 10/ 13 15.4% 23.1% 23.1%
460〜479kg 4- 3- 5- 38/ 50 8.0% 14.0% 24.0%
520〜539kg 1- 2- 0- 2/ 5 20.0% 60.0% 60.0%

前走斤量別

斤量増となる馬が中心。
前走から減量となる馬の好走例はなく、パワーが必要なタフなレースであることを示唆しています。

斤量増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率
増減無し 3- 2- 0- 15/ 20 15.0% 25.0% 25.0%
今回増 7- 8- 10- 95/120 5.8% 12.5% 20.8%
今回減 0- 0- 0- 0/ 0 0.0% 0.0% 0.0%




血統データ・生産者分析(過去10年)

京都コースに適合する血統背景と、圧倒的な成績を誇る生産牧場を解明します。

種牡馬別データ

ディープインパクト産駒が3勝で最多。
ロードカナロア産駒も勝率33.3%と極めて優秀な数値を叩き出しています。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 3- 0- 0- 8/11 27.3% 27.3% 27.3%
ロードカナロア 2- 0- 0- 4/ 6 33.3% 33.3% 33.3%
ハーツクライ 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0%

母父別データ

母父サンデーサイレンスが複勝率42.9%と安定。
ダンスインザダークや海外馬主系の母父も勝率が高く出ています。

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス 1- 1- 1- 4/ 7 14.3% 28.6% 42.9%
ダンスインザダーク 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0%

ニックス傾向

父サンデー系×母父ダンチヒ系」が複勝率71.4%という驚異的な特注配合です。
スピードと底力のバランスが良い配合が上位を占めます。

父系 x 母父系 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデー系 x ダンチヒ系 2- 1- 2- 2/ 7 28.6% 42.9% 71.4%
サンデー系 x ミスプロ系 2- 2- 0- 10/14 14.3% 28.6% 28.6%

生産者別

ノーザンファームが過去10年で6勝を挙げる独壇場。
勝率21.4%と非常に高い数値を維持しています。

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 6- 2- 1- 19/28 21.4% 28.6% 32.1%
ビッグレッドファーム 0- 3- 0- 1/ 4 0.0% 75.0% 75.0%
社台ファーム 0- 2- 0- 9/11 0.0% 18.2% 18.2%




まとめ(2026年の狙い方)

過去10年の膨大なデータから導き出した「勝利への黄金律」は以下の通りです。

  • 軸馬候補: 1・2番人気のノーザンファーム生産馬。特に前走1600mで上がり最速なら鉄板。
  • 特注: 出走があれば必ず買いたい牝馬と、父サンデー系×母父ダンチヒ系配合。
  • 枠順: 内枠(1〜3番)が最有力。外枠なら複勝率の高い14番を警戒。
  • 穴馬: 前走G3クラスで僅差の敗退を喫していた8・9番人気の伏兵。

これらのデータを武器に、的中を目指して予想を組み立てていきましょう!


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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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更新履歴

  • 2025年12月30日:初回公開、京都芝1600mで行われた過去10年(2012. 1. 8 ~ 2024. 1. 8)データを掲載
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