フェアリーステークス2026回顧|レース結果・配当|激流を制した先行馬の底力

本記事では、フェアリーステークス2026(中山芝1600m/フェアリーS)のレース結果をもとに、展開・ラップ・好走馬の要因を中心にレース内容を振り返ります。

今後の重賞予想や該当馬の次走判断に役立つポイントを整理しました。

フェアリーステークス2026 競馬レース配当画面




フェアリーステークス2026 レース結果と展開

馬番 馬名 騎手 性齢 斤量 タイム 決手 上3F 3F順
1 15 C 4 ブラックチャリス 5 津村明秀 牝3 55 1.33.6 先行 35.1 1
2 4 D 11 ビッグカレンルーフ 10 松岡正海 牝3 55 1.33.6 先行 35.2 2
3 1 × B 9 レオアジャイル 11 横山典弘 牝3 55 1.33.6 逃げ 35.6 15
4 16 A 5 マカレイ 8 三浦皇成 牝3 55 1.33.8 先行 35.5 11
5 9 B 3 サンアントワーヌ 3 戸崎圭太 牝3 55 1.33.9 先行 35.4 8
6 10 B 7 モルニケ 13 丹内祐次 牝3 55 1.34.1 中団 35.3 5
7 3 C 6 トワニ 7 菅原明良 牝3 55 1.34.2 中団 35.2 2
8 7 E 10 ノーザンタイタン 4 田辺裕信 牝3 55 1.34.3 中団 35.5 11
9 14 C 12 ヴァリスマリネリス 6 横山武史 牝3 55 1.34.3 中団 35.3 5
10 2 A 1 ピエドゥラパン 1 荻野極 牝3 55 1.34.4 中団 35.5 11
11 6 D 16 トラスコンガーデン 15 吉田豊 牝3 55 1.34.5 後方 35.2 2
12 8 C 14 リュクスパトロール 14 佐々木大 牝3 55 1.34.6 中団 35.5 11
13 12 A 2 ギリーズボール 2 ルメール 牝3 55 1.34.6 中団 35.4 8
14 13 C 8 ヴィスコンテッサ 9 石川裕紀 牝3 55 1.34.7 後方 35.3 5
15 11 D 13 ハーディジェナー 12 上里直汰 牝3 55 1.34.7 後方 35.4 8
16 5 C 15 エゴンウレア 16 大野拓弥 牝3 55 1.34.8 先行 36.7 16

※予=予想、評=全頭診断ランク、順=順位表順位です。

【レースラップ】

12.0 – 10.9 – 11.2 – 11.8 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 12.1

前半600m通過34.1秒という3歳牝馬の中山マイルでは激流。
200m-400m地点で10.9秒が記録されるなど、先行争いは苛烈を極めました。
4角では(*1:レオアジャイル,5:エゴンウレア,16:マカレイ)が先団を形成し、息の入らない展開のまま直線へと突入しています。

フェアリーステークス2026 配当(払戻金)と波乱度の評価

券種 組番 払戻金 人気
単勝 15 1,100円 5番人気
複勝 15 410円 5番人気
4 850円 10番人気
1 780円 11番人気
枠連 2-8 3,320円 17番人気
馬連 04-15 17,740円 46番人気
ワイド 04-15 4,850円 50番人気
01-15 5,650円 58番人気
01-04 11,200円 80番人気
馬単 15-04 31,200円 90番人気
3連複 01-04-15 180,090円 308番人気
3連単 15-04-01 879,080円 1607番人気

※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。

※10番人気・11番人気が圏内に食い込み、3連単は87万超えの決着となりました。




レース回顧(勝因・敗因の分析)

上位馬の好走要因

勝ち馬:ブラックチャリス(1着)
外枠15番から積極的に前へ。
道中10.9秒が含まれる厳しい流れを3〜4番手の好位で追走しながら、直線入り口(11.4秒)で再度加速する余力を残していました。
上がり最速タイの35.1秒は、他馬がバテる中での驚異的な「持続力」の証明です。

レオアジャイル(3着)
このハイペースを自ら作り逃げ粘った点は特筆に値します。
4角(*1レオアジャイル,5エゴンウレア,16マカレイ)の激しい先頭争いから、最後は勝ち馬と同タイムまで踏みとどまった根性は、今回の出走馬中で最も高い心肺機能を示したと言えるでしょう。

人気馬の敗因・誤算

ピエドゥラパン(1番人気・10着)
中団9番手からの追走となりましたが、道中のあまりの速さに脚を削られ、勝負どころで押し上げる余力がありませんでした。
上がりがかかる消耗戦自体は想定内でしたが、ここまで道中の追走スピードが求められる展開が最大の誤算であったと考えられます。

データ予想との照合と今後への示唆

事前データ予想の検証:合致した点と影響度

今回の検証において最も顕著だったのは、「1番人気の軽視」という優先事項の正当性です。
単勝2.6倍のピエドゥラパンが10着に敗れた事実は、このレースが持つ波乱の性質を改めて証明する形となりました。

一方で、「前走1600m組かつ勝ち上がり馬」という条件については、今回のレースにおいては相対的に影響が弱まったと考えられます。
上位を独占した3頭はいずれもマイル以上の経験がない馬たちでしたが、その未経験ゆえの「未知の持続力」が、中山マイルの激流において既存の距離実績を上回るパフォーマンスを引き出した可能性が推察されます。

また、「480kg〜499kgのパワー馬」という馬格の条件についても、今回は絶対的な指標とはなりませんでした。
急坂をこなすパワーの裏付けとして重視していましたが、勝ち馬ブラックチャリスや逃げ粘ったレオアジャイルの走りを見る限り、物理的な馬格以上に、10秒台を含むハイラップへの「心肺機能の耐性」が優先された結果といえます。

レース結果を左右した「真の要因」

マイル戦における前半600m・34.1秒という通過タイムは、額面だけを見れば「スロー」や「平均」と評されることもあります。
しかし、中山マイルという特殊なコースレイアウト、そして1月時点の3歳牝馬という完成度を鑑みれば、今回の流れは極限の「ハイペース(消耗戦)」であったと言えます。

特に、2ハロン目から記録された10.9 – 11.2というラップは、息を入れる隙を一切与えない殺人的な激流です。
この猛烈なラップを刻みながら、最後の中山の急坂まで脚を使い続けた先行勢の走りは、定石である「前崩れ」の展開すら跳ね返すものでした。

これは単なる距離実績の有無ではなく、「スプリント戦並みの激流を自ら作り、あるいは直後で受け流しながら、最後の中山の坂まで脚を使い続ける天性の持続力」が、血統や馬格といった静的なデータよりも優先されたことを示唆しています。

【翌年以降に向けた教訓と示唆】

  • 「額面のタイム」に惑わされない:前半34秒台という数字がスローに見えたとしても、その内訳に10秒台が含まれるような「息の入らない区間」がある場合は、スタミナを削る激流として評価を修正すべきではないか。
  • 距離未経験馬のポテンシャル:前走マイル実績組が機能しなかった一方で、短距離からの参戦でも「厳しいラップの先行争い」を勝ち抜いてきた馬こそが、中山マイルの激流を耐え抜く適性を秘めている可能性がある。
  • 1番人気の過信禁物:キャリアの浅い3歳牝馬にとって、こうした想定外の激流はデータの優先順位を容易に逆転させることを忘れてはならない。

来年以降も、特定の数値データのみに固執せず、今回のように「厳しいラップを前受して押し切れるだけの底力」を秘めた馬を、前走のラップ構成やレース内容から読み解くことが、波乱の決着を捉えるための最短距離となるでしょう。

関連記事(過去データ・予想編)

フェアリーステークス2026予想|過去10年データから見る傾向と狙い方
最終更新日:2026年1月11日本記事では、フェアリーステークス2026(中山芝1600m/フェアリーS)の予想を中心に、過去10年データ(人気・枠順・前走・血統)をもとに好走傾向と狙い方を整理しています。データ特化型の分析をベースに、最終...

📌 当サイトでは、重賞レースを中心に
過去データをもとにした分析記事を随時更新しています。
気になる方は、ブックマークしておくとあとから見返しやすくなります。

【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。

タイトルとURLをコピーしました