中山金杯2026予想|過去10年データから見る傾向と狙い方

今年最初の重賞、中山金杯2026の日が近づいてきました。
このレースは、その年の運勢を占うという意味でも非常に重要です。

今回は、過去10年の膨大なデータを徹底的に分析し、**勝ち馬の傾向**、穴馬の条件、そして馬券に絡むための**必勝パターン**を明確にします。
ネット上の噂ではなく、提示された確かなデータのみを基に、今年の狙い馬を見つけていきましょう。

中山金杯データ予想




中山金杯2026予想(暫定)

本記事の予想は、過去10年データから見える好走傾向をもとに整理しています。

最終的な狙い馬・印(◎◯▲など)は、枠順確定後のデータ整理を踏まえ、レース前日(※2026年1月3日・土)の夜に追記・更新予定です。

中山金杯 過去10年傾向分析

人気別データ(過去10年)

過去10年の人気別成績を見ると、中山金杯の傾向は非常に明確です。
データが示すように、1番人気の信頼度は非常に高いものの、波乱の要素も内包しています。

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 4- 0- 2- 4/ 10 40.0% 60.0%
2番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0%
3番人気 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0%
4番人気 2- 0- 1- 7/ 10 20.0% 30.0%
5番人気 1- 2- 0- 7/ 10 10.0% 30.0%
6番人気 0- 3- 1- 6/ 10 0.0% 40.0%
7番人気 0- 3- 0- 7/ 10 0.0% 30.0%

【分析】

  • 1番人気は勝率40.0%、複勝率60.0%と非常に高く、**軸馬候補としての信頼性**は群を抜いています。
  • 一方で、2番人気以下の勝率は軒並み低く、単勝オッズで大きく支持を集めた馬が有利な傾向が顕著です。
  • 注目すべきは**6番人気**、**7番人気**で、勝ちはないものの連対率30.0%を確保しており、中穴の連下候補として警戒が必要です。

馬番別データ(過去10年)

中山芝2000mは内枠有利と言われることがありますが、過去10年の馬番別データを見ると特定の番号の優位性が浮き彫りになります。

馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番 0- 1- 3- 6/10 0.0% 10.0% 40.0%
2番 1- 2- 0- 7/10 10.0% 30.0% 30.0%
3番 3- 1- 0- 6/10 30.0% 40.0% 40.0%
4番 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0%
5番 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0%
6番 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0%
7番 1- 3- 0- 6/10 10.0% 40.0% 40.0%
8番 1- 1- 0- 8/10 10.0% 20.0% 20.0%
9番 1- 0- 0- 8/ 9 11.1% 11.1% 11.1%
10番 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0%
11番 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0%
12番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
13番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
14番 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
15番 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0%
16番 0- 0- 2- 6/ 8 0.0% 0.0% 25.0%
17番 0- 1- 0- 6/ 7 0.0% 14.3% 14.3%
18番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

【分析】

  • 最注目は**3番**で、勝率30.0%、連対率・複勝率40.0%と、圧倒的な成績を残している内枠です。
  • 全体的に内枠(特に1〜8番)で勝利数が集中しており、中山芝2000mの特性がデータにも表れています。
  • 一方、**12番、13番**は過去10年で連対・複勝率0.0%であり、**外枠は極めて不利**な傾向が強く、基本的には消しと判断して良いでしょう。

性別データ(過去10年)

中山金杯はハンデ戦ですが、過去のデータから、性別による有利不利は明確に存在しています。

性別 着別度数 勝率 複勝率
牡・セン馬 10- 8- 10-117/145 6.9% 19.3%
牝馬 0- 2- 0- 15/ 17 0.0% 11.8%

【分析】

  • 過去10年で勝利を収めたのは**すべて牡・セン馬**であり、勝率6.9%を記録しています。
  • 牝馬は連対こそあるものの、勝利はゼロ(勝率0.0%)であり、全体的な成績(複勝率11.8%)も牡・セン馬(複勝率19.3%)に比べて見劣りします。
  • よって、2026年の予想においても、**牡・セン馬中心**の検討がセオリーとなります。

斤量別データ(過去10年)

ハンデ戦である中山金杯ですが、勝利実績と好走率で見ると、実績を反映した重い斤量を背負った馬の傾向が目立ちます。

斤量 着別度数 勝率 複勝率
54kg 1- 2- 1- 22/ 26 3.8% 15.4%
55kg 1- 3- 1- 22/ 27 3.7% 18.5%
56kg 4- 2- 4- 39/ 49 8.2% 20.4%
56.5kg 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 50.0%
57kg 0- 1- 1- 15/ 17 0.0% 11.8%
57.5kg 0- 1- 1- 5/ 7 0.0% 28.6%
58kg 3- 0- 0- 7/ 10 30.0% 30.0%

【分析】

  • 最も注目すべきは**58kg**で、3勝を挙げ、勝率・連対率・複勝率が30.0%と非常に優秀です。
  • 出走頭数が最多の**56kg**も4勝、複勝率20.4%と安定しており、中心勢力と言えます。
  • このデータから、ハンデ戦であるにもかかわらず、**56kg〜58kg**といった重い斤量を背負う実績馬が中心となって結果を出している傾向が読み取れます。
中山金杯   過去10年前走レース分析




前走データ(過去10年)

前走距離別

中山金杯と同じ2000mを前走で走っている馬が多いですが、どの距離からの参戦が有利なのでしょうか。

前走距離 着別度数 勝率 複勝率
1600m 3- 0- 0- 11/ 14 21.4% 21.4%
1800m 0- 1- 2- 27/ 30 0.0% 10.0%
2000m 6- 7- 7- 62/ 82 7.3% 24.4%
2200m 0- 2- 0- 11/ 13 0.0% 15.4%

【分析】

  • 出走頭数最多の**前走2000m組**が6勝、複勝率24.4%と中心ですが、勝率で見ると**前走1600m組**が3勝、勝率21.4%と非常に優秀です。
    マイルからの距離延長組は軽視できません。
  • 一方で、出走が多いにもかかわらず**前走1800m組**は勝率0.0%、複勝率10.0%と低迷しており、割引が必要です。

前走着順別

前走でどの程度の着順だった馬が、このレースで巻き返しやすいのかを見ていきます。

前走着順 着別度数 勝率 複勝率
同級1着 2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 50.0%
同級2着 1- 1- 2- 5/ 9 11.1% 44.4%
同級3着 2- 1- 1- 9/ 13 15.4% 30.8%
下級1着 2- 1- 2- 11/ 16 12.5% 31.3%

【分析】

  • 前走で上位(1~3着)だった馬の複勝率が高く、**同級で好走した馬**は引き続き有力です。
  • 特に**同級1着**(複勝率50.0%)、**同級2着**(複勝率44.4%)は信頼度が高く、軸馬の選定基準となります。
  • また、**下級戦(3勝クラス)で1着**だった馬も2勝を挙げており、勢いのある格上挑戦馬も無視できません。

前走着差別

前走でどれだけ負けていたか(あるいは勝っていたか)は、巻き返しの可能性を測る重要な指標です。

前走着差 着別度数 勝率 複勝率
勝0.1~0.2 3- 1- 1- 9/ 14 21.4% 35.7%
負0.3~0.5 3- 3- 2- 28/ 36 8.3% 22.2%
負0.6~0.9 2- 2- 1- 25/ 30 6.7% 16.7%
負1.0~1.9 0- 2- 1- 39/ 42 0.0% 7.1%

【分析】

  • 前走で僅差の勝利(**勝0.1~0.2**)を収めた馬が勝率21.4%と好調です。
  • 負けていても、着差が**0.9秒以内**(負0.3~0.5秒、負0.6~0.9秒)であれば十分に巻き返しが見込め、合計5勝を挙げています。
  • しかし、**前走1.0秒以上負けている馬**は勝ち馬が出ておらず、巻き返しは非常に困難であるため、基本的に評価を下げたい傾向です。

前走脚質データ(過去10年)

中山金杯はタフなコース設定ですが、前走でどのような競馬をしていた馬が優位なのでしょうか。上がり順位にも注目します。

前走脚質 着別度数 勝率 複勝率
平地・逃げ 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
平地・先行 2- 4- 5- 33/ 44 4.5% 25.0%
平地・中団 5- 5- 5- 47/ 62 8.1% 24.2%
平地・後方 2- 1- 0- 43/ 46 4.3% 6.5%
3F 2位 2- 2- 1- 8/ 13 15.4% 38.5%
3F 4~5位 1- 4- 5- 10/ 20 5.0% 50.0%
3F 6位~ 4- 3- 4- 90/101 4.0% 10.9%

【分析】

  • 前走で**平地・中団**から競馬をした馬が5勝と最も多く、勝率8.1%、複勝率24.2%と安定しています。
  • **平地・後方**からの馬は複勝率6.5%と苦戦傾向にあり、中山の急坂とタイトなコース形態では追い込み一辺倒は難しいことを示しています。
  • 前走の上がり(3F)を見ると、**「3F 2位」**(勝率15.4%)や**「3F 4~5位」**(複勝率50.0%)が好走しており、前走でメンバー中上位の上がりを使える馬の能力が重要です。

前走馬体重・斤量別データ(過去10年)

馬体重や、斤量の増減も中山金杯の勝敗を分ける重要な要素です。

前走馬体重別

前走馬体重 着別度数 勝率 複勝率
480~499kg 4- 3- 6- 41/ 54 7.4% 24.1%
500~519kg 2- 2- 2- 28/ 34 5.9% 17.6%

【分析】

  • 最も好走頭数が多く、中心となるのは**480kg~499kg**の馬体重ゾーンです(4勝、複勝率24.1%)。
  • **500kg以上**の大型馬も好走しており、全体的に**480kg以上の馬**が優勢な傾向が見られます。

斤量増減別

前走斤量 着別度数 勝率 複勝率
今回増 6- 3- 1- 25/ 35 17.1% 28.6%
今回減 3- 6- 4- 55/ 68 4.4% 19.1%
増減無し 1- 1- 5- 52/ 59 1.7% 11.9%

【分析】

  • 最も注目すべきは**「今回増」(斤量増)**のグループで、6勝、勝率17.1%、複勝率28.6%と高い数値を記録しています。
  • これは、前走で能力を発揮し、今回のハンデ戦で斤量が増えても通用する実力馬であることを示唆しています。
  • 特に**「今回2~2.5kg増」**は勝率28.6%、複勝率42.9%と非常に優秀なため、前走との斤量差は必ずチェックすべきです。




血統データ(過去10年)

中山金杯はタフさが求められる舞台です。
過去10年の血統傾向から、コース適性の高い血を探ります。

種牡馬

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率
ステイゴールド 2- 2- 0- 9/13 15.4% 30.8%
モーリス 2- 0- 0- 1/ 3 66.7% 66.7%
ハーツクライ 1- 1- 1-11/14 7.1% 21.4%

【分析】

  • 長きにわたり中山で活躍する血を持つ**ステイゴールド**産駒が2勝、複勝率30.8%と安定しています。
  • 出走が少ないながらも**モーリス**産駒は勝率66.7%、複勝率66.7%と驚異的な高成績を記録しており、出走馬がいれば最注目です。
  • 系統別では**ターントゥ・ロベルト他系**が勝率18.2%と優秀で、中山のタフさを得意とする血統の傾向が見られます。

母父

母父馬 着別度数 勝率 複勝率
ディープインパクト 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 60.0%
グラスワンダー 1- 1- 0- 2/ 4 25.0% 50.0%
アドマイヤコジーン 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0%

【分析】

  • 母父に**ディープインパクト**を持つ馬は、勝率20.0%、複勝率60.0%と好成績を残しており、スピードと機動力が中山に活きています。
  • 母父**グラスワンダー**も勝率25.0%と優秀で、タフな中山コースへの適性を示すデータと言えます。
  • 母父系統別では、タフな**ターントゥ・ロベルト他系**が勝率13.6%、複勝率27.3%と安定した成績を収めています。

ニックス

ニックス 着別度数 勝率 複勝率
ミスプロ・Kingmambo系 xターントゥ・ロベルト他系 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0%
サンデーサイレンス系 xストームバード系 2- 1- 0- 3/ 6 33.3% 50.0%
サンデーサイレンス系 xグレイソブリン系 1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0%

【分析】

  • 特定のニックス配合が突出しており、**「ミスプロ・Kingmambo系 x ターントゥ・ロベルト他系」**は勝率50.0%と非常に強力です。
  • また、**「サンデーサイレンス系 x ストームバード系」**も複勝率50.0%を誇り、血統的な適性の高さを重視して狙いを定めるのが効果的です。

生産者データ(過去10年)

生産牧場別に見ると、大勢力以外にも高い好走率を誇る牧場が存在します。

生産者 着別度数 勝率 複勝率
ノーザンファーム 3- 2- 3-37/45 6.7% 17.8%
コスモヴューファー 1- 2- 1- 3/ 7 14.3% 57.1%
社台ファーム 1- 1- 2-14/18 5.6% 22.2%

【分析】

  • 勝利数では**ノーザンファーム**が最多ですが、出走頭数に対する複勝率で見ると**コスモヴューファーム**(複勝率57.1%)が非常に優秀です。
  • 出走頭数は少ないものの、**辻牧場、岡田牧場、レイクヴィラファーム、スマイルファーム**が勝率50.0%を記録しており、ノーザンファーム生産馬以外の馬にも注目が必要です。




まとめ:中山金杯の狙い方

過去10年のデータ分析を総合すると、中山金杯で馬券検討の中心に置くべき「傾向」と「狙い方」は以下の通りです。

  • 【人気・枠】:**1番人気**の信頼性は高い。
    馬番は**3番**を筆頭に内枠有利で、**12番以降の外枠は極端に不利**。
  • 【馬齢・性別】:中心は**4歳、5歳、6歳**の**牡・セン馬**。
    7歳以上は割引が必要。
  • 【斤量】:**56kg〜58kg**の重い斤量を背負う実績馬が中心。
    また、**前走から斤量が増える馬**は好走傾向が強い。
  • 【前走】:前走は**2000m組**または**1600m組**が有利。
    前走で**0.9秒以内**の敗戦に収まっている馬。
  • 【血統】:**モーリス**産駒や**ステイゴールド**産駒、系統では**ターントゥ・ロベルト系**の血を持つ馬。
    特定の**ニックス配合**(ミスプロ・Kingmambo系 x ロベルト他系など)にも注目。

📌 当サイトでは、重賞レースを中心に
過去データをもとにした分析記事を随時更新しています。
気になる方は、ブックマークしておくとあとから見返しやすくなります。

【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。


更新履歴

  • 2025年12月22日:初回公開(2016〜2025年の過去10年データを掲載)
タイトルとURLをコピーしました