サウジアラビアロイヤルカップ2025 過去10年データと前走傾向から読み解く好走条件

秋のGI戦線への登竜門として、近年注目度が高まっているサウジアラビアロイヤルC2025。
有力馬たちがクラシック戦線を見据えてここを始動戦に選ぶことも多く、未来のスターホースを発見できる重要な一戦です。
今回は、サウジアラビアロイヤルカップ2025の馬券検討に役立つ、過去10年分のデータ分析をお届けします。
人気や血統、前走の傾向などから、好走する馬の共通点を探っていきましょう。

サウジアラビアロイヤルカップ2025過去傾向分析




サウジアラビアロイヤルカップ2025:人気別データ(過去10年)

サウジアラビアロイヤルカップの過去10年間のデータを見ると、1番人気馬が圧倒的な信頼度を誇ります。
なんと、過去10年で8勝を挙げており、連対率90%、複勝率90%と非常に高い確率で馬券に絡んでいます。
よほどのことがない限り、1番人気馬は軸として考えるのが基本となりそうです。

一方で、2番人気馬は勝ち星がなく、苦戦傾向にあります。
3番人気から5番人気あたりが複勝率で見ると穴を開ける可能性を秘めており、手広く馬券を組み立てる場合はこのあたりも押さえておきたいところです。

人気別集計(過去10年)
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 8- 1- 0- 1/ 10 80.0% 90.0% 90.0%
2番人気 0- 2- 1- 7/ 10 0.0% 20.0% 30.0%
3番人気 1- 3- 1- 5/ 10 10.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1- 3- 3- 3/ 10 10.0% 40.0% 70.0%
5番人気 0- 1- 2- 7/ 10 0.0% 10.0% 30.0%
6番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
7番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 0.0% 10.0%

馬番別データ

馬番別の過去の傾向を見ると、6番が3勝を挙げており、勝率・連対率・複勝率ともに最も高い成績を残しています。
さらに2番も2勝しており、全体的に内めの枠に入った馬が好走する傾向が見られます。
一方で、10番以降の外枠は成績が振るわず、馬券に絡む確率が大きく低下しています。

馬番別集計(過去10年)
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番 1- 1- 2- 6/10 10.0% 20.0% 40.0%
2番 2- 0- 1- 7/10 20.0% 20.0% 30.0%
3番 1- 2- 1- 6/10 10.0% 30.0% 40.0%
4番 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0%
5番 0- 3- 0- 7/10 0.0% 30.0% 30.0%
6番 3- 1- 1- 5/10 30.0% 40.0% 50.0%
7番 1- 1- 0- 8/10 10.0% 20.0% 20.0%
8番 0- 0- 2- 6/ 8 0.0% 0.0% 25.0%
9番 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3%
10番 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
11番 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0%
12番 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0%
13番 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0%
14番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
15番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
16番 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0%
17番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
18番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

性別別データ

性別を見ると、過去10年では牡・セン馬が9勝を挙げており好走の中心です。
しかし、出走頭数は少ないながらも牝馬も高い連対率・複勝率を記録しています。
牝馬が出走してきた場合は、軽視することなく、その馬の能力をしっかり見極める必要がありそうです。

性別集計(過去10年)
性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率
牡・セン馬 9- 6- 8-58/81 11.1% 18.5% 28.4%
牝馬 1- 4- 2-10/17 5.9% 29.4% 41.2%
サウジアラビアロイヤルカップ2025 前走レース分析




サウジアラビアロイヤルカップ2025:前走データ

前走距離別

サウジアラビアロイヤルカップはマイル戦で行われるため、前走も同距離を使っていた馬が中心となります。
過去10年で前走1600mだった馬が6勝を挙げており、好走率も高いです。
また、前走1500mからの臨戦馬も勝率37.5%と非常に高く、相性の良い距離と言えるでしょう。

前走平地距離別集計(過去10年)
前走平地距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1200m 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
1400m 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
1500m 3- 0- 1- 4/ 8 37.5% 37.5% 50.0%
1600m 6- 7- 8-39/60 10.0% 21.7% 35.0%
1800m 1- 2- 1-11/15 6.7% 20.0% 26.7%
2000m 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%

前走着順別

このレースの好走馬は、前走で下のクラスを勝ち上がってきたばかりの馬が圧倒的に優勢です。
特に下級条件(新馬戦や未勝利戦など)で1着だった馬が好走の中心で、過去10年で10勝を挙げています。
一方で、前走で同級のレースに出走していた馬は、たとえ上位に着順だったとしても勝利には至っていません。

前走確定着順別集計(過去10年)
前走確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
同級1着 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0%
下級1着 10- 8- 8-33/59 16.9% 30.5% 44.1%
下級2着 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
下級3着 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

前走着差別

前走で勝利している場合でも、その内容には注目が必要です。
過去10年のデータを見ると、前走で0.3秒から0.5秒差で勝利した馬が好走の中心で、勝率・連対率・複勝率が非常に高い傾向にあります。
僅差の勝利だった馬や、負けていた馬は割引が必要です。

前走着差別集計(過去10年)
前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率
勝0.6~0.9 2- 2- 1- 3/ 8 25.0% 50.0% 62.5%
勝0.3~0.5 6- 4- 2- 7/19 31.6% 52.6% 63.2%
勝0.1~0.2 0- 2- 3-12/17 0.0% 11.8% 29.4%
勝0.0 2- 1- 1-11/15 13.3% 20.0% 26.7%
負0.3~0.5 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0%
負0.6~0.9 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%

前走脚質データ

前走の脚質を見ると、先行馬が最多の6勝を挙げており、好走率も高いです。
また、上がり3ハロンが3位以内だった馬も好成績を残しており、特に上がり3ハロン1位だった馬は連対率・複勝率が非常に高いです。
末脚の瞬発力が求められる傾向にあると言えるでしょう。

前走脚質別集計(過去10年)
前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2- 1- 1-11/15 13.3% 20.0% 26.7%
平地・先行 6- 7- 3-26/42 14.3% 31.0% 38.1%
平地・中団 2- 2- 4-21/29 6.9% 13.8% 27.6%
平地・後方 0- 0- 2- 7/ 9 0.0% 0.0% 22.2%

前走馬体重・斤量別データ

馬体重の傾向を見ると、440kgから539kgの間に好走馬が集中しています。
特に500kg以上の馬は、出走頭数が少ないながらも高い勝率を記録しており、ある程度の馬格があることが好走条件と言えそうです。
一方、前走からの斤量増減に大きな傾向は見られません。
斤量については過度に気にする必要はないでしょう。

前走馬体重別集計(過去10年)
前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
440~459kg 3- 6- 2-20/31 9.7% 29.0% 35.5%
460~479kg 3- 1- 2-22/28 10.7% 14.3% 21.4%
480~499kg 2- 2- 5- 8/17 11.8% 23.5% 52.9%
500~519kg 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 50.0% 75.0%
520~539kg 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%




サウジアラビアロイヤルカップ2025:血統データ

種牡馬

過去10年の傾向から、モーリスルーラーシップハーツクライといった種牡馬が複数頭の好走馬を輩出しています。
特にハーツクライ産駒は出走数が少ないながらも勝率・連対率が高く、今後も注目すべきでしょう。

種牡馬別集計(過去10年)
種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
モーリス 1- 2- 1- 3/ 7 14.3% 42.9% 57.1%
ルーラーシップ 1- 1- 1- 2/ 5 20.0% 40.0% 60.0%
ハーツクライ 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7%
ブリックスアンドモ 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%
トーセンファントム 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
バゴ 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
バトルプラン 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%

母父

血統面で最も注目すべきは、母父にディープインパクトを持つ馬です。
過去10年で出走した4頭すべてが馬券に絡むという驚異的な成績を残しており、勝率・連対率・複勝率がすべて100%です。
該当する馬がいれば、最優先で検討すべきでしょう。

母父馬別集計(過去10年)
母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 4- 0- 0- 0/ 4 100.0% 100.0% 100.0%
ファルブラヴ 0- 2- 0- 0/ 2 0.0% 100.0% 100.0%
トウカイテイオー 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%
タニノギムレット 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0%

ニックス

好走ニックスは多岐にわたりますが、サンデーサイレンス系ターントゥ・ロベルト他系の組み合わせが好成績を収めています。
また、ミスプロ・Kingmambo系サンデーサイレンス系の組み合わせも好走例が多いです。

ニックス別集計(過去10年)
ニックス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ミスプ・Kingmambo系 xサンデーサイレンス系 1- 1- 0- 7/ 9 11.1% 22.2% 22.2%
サンデーサイレンス系 xニジンスキー系 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7%
サンデーサイレンス系 xマンノウォー系 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0%
ターントゥ・ロベルト他系 xサンデーサイレンス系 1- 0- 1- 1/ 3 33.3% 33.3% 66.7%
サンデーサイレンス系 xターントゥ・ロベルト他系 1- 0- 1- 3/ 5 20.0% 20.0% 40.0%

生産者データ

生産牧場別に見ると、ノーザンファーム生産馬が圧倒的な成績を収めています。
過去10年で5勝、連対率46.2%、複勝率65.4%と群を抜いており、この生産牧場の馬は必ずチェックすべきです。

生産者別集計(過去10年)
生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 5- 7- 5- 9/26 19.2% 46.2% 65.4%
下河辺牧場 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 100.0%
ケイアイファーム 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
エスティファーム 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%




まとめ(サウジアラビアロイヤルカップ2025予想ポイント)

過去10年のデータを踏まえると、サウジアラビアRC2025で狙うべき馬のポイントは以下の通りです。

  • 1番人気は圧倒的な信頼度。基本的には軸として考えるべき。
  • 馬番は内枠(特に2番・6番)が有利。
  • 牡馬が中心だが、出走していれば牝馬も高い好走率を持つため要注目。
  • 前走は新馬戦を勝って、中10週~25週の休み明けで臨む馬が好走パターン。
  • 前走勝利の着差は0.3~0.5秒差が理想。
  • 前走馬体重は440kg~539kgの馬に好走が集中。
  • 血統は母父ディープインパクトを持つ馬が鉄板級の傾向。
  • 生産者はノーザンファームが中心。

これらの傾向から、サウジアラビアロイヤルカップ2025で好走する可能性が高い馬を見つけ出してください。

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。

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