牝馬の頂点を決める一戦、第50回エリザベス女王杯2025は、晴れ渡った京都競馬場の良馬場、16頭の精鋭が集結して行われました。
スローからの瞬発力勝負という非常にトリッキーな展開の中、大一番で女王の座を射止めたのは、圧倒的1番人気に応えたレガレイラでした!
この激戦を振り返ります。
第50回エリザベス女王杯2025 確定着順
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ◯ | B | 1 | レガレイラ | 1 | 戸崎圭太 | 牝4 | 56 | 2.11.0 | 差し | 34.2 | 1 |
| 2 | 1 | △ | B | 2 | パラディレーヌ | 4 | 岩田望来 | 牝3 | 54 | 2.11.3 | 差し | 34.7 | 4 |
| 3 | 12 | ◎ | A | 7 | ライラック | 9 | 藤岡佑介 | 牝6 | 56 | 2.11.4 | 追込 | 34.2 | 1 |
| 4 | 16 | D | 4 | リンクスティップ | 2 | C.デム | 牝3 | 54 | 2.11.4 | 先行 | 35.0 | 7 | |
| 5 | 13 | × | B | 3 | ココナッツブラウン | 3 | 北村友一 | 牝5 | 56 | 2.11.5 | 後方 | 34.6 | 3 |
| 6 | 10 | D | 13 | セキトバイースト | 10 | 浜中俊 | 牝4 | 56 | 2.11.6 | 先行 | 35.3 | 10 | |
| 7 | 5 | E | 16 | サフィラ | 15 | 西村淳也 | 牝4 | 56 | 2.11.6 | 後方 | 34.8 | 6 | |
| 8 | 8 | E | 14 | ヴェルミセル | 13 | 鮫島克駿 | 牝5 | 56 | 2.11.7 | 後方 | 34.7 | 4 | |
| 9 | 11 | C | 8 | フェアエールング | 14 | 丹内祐次 | 牝5 | 56 | 2.12.0 | 中団 | 35.2 | 9 | |
| 10 | 2 | E | 12 | ステレンボッシュ | 6 | ルメール | 牝4 | 56 | 2.12.0 | 中団 | 35.4 | 11 | |
| 11 | 9 | D | 10 | ボンドガール | 12 | 津村明秀 | 牝4 | 56 | 2.12.1 | 後方 | 35.1 | 8 | |
| 12 | 6 | ▲ | A | 5 | エリカエクスプレス | 5 | 武豊 | 牝3 | 54 | 2.12.1 | 逃げ | 36.0 | 14 |
| 13 | 3 | D | 9 | シンリョクカ | 11 | 木幡初也 | 牝5 | 56 | 2.12.2 | 先行 | 36.0 | 14 | |
| 14 | 14 | E | 15 | ケリフレッドアスク | 16 | 岩田康誠 | 牝3 | 54 | 2.12.4 | 中団 | 35.9 | 12 | |
| 15 | 4 | C | 11 | カナテープ | 7 | レーン | 牝6 | 56 | 2.12.6 | 中団 | 36.1 | 16 | |
| 16 | 15 | ☆ | C | 6 | オーロラエックス | 8 | 松山弘平 | 牝4 | 56 | 2.13.0 | 後方 | 35.9 | 12 |
第50回エリザベス女王杯2025 配当(払戻金)
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 7 | 230円 | 1番人気 |
| 複勝 | 7 | 130円 | 1番人気 |
| 1 | 280円 | 4番人気 | |
| 12 | 460円 | 9番人気 | |
| 枠連 | 1-4 | 690円 | 2番人気 |
| 馬連 | 1-7 | 1,280円 | 3番人気 |
| ワイド | 1-7 | 610円 | 3番人気 |
| 7-12 | 950円 | 7番人気 | |
| 1-12 | 3,430円 | 42番人気 | |
| 馬単 | 7-1 | 1,720円 | 3番人気 |
| 3連複 | 1-7-12 | 8,920円 | 26番人気 |
| 3連単 | 7-1-12 | 24,680円 | 52番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
第50回エリザベス女王杯2025 レース回顧
【ラップ・ペース分析】スローからの急加速!持続力勝負へ
馬場状態は「良」で、京都芝2200m外回りで行われました。
レースは6番エリカエクスプレスが先頭に立つ形でスタートしましたが、ラップタイム(12.8-10.7-11.9-12.3-12.2-12.1…)からもわかるように、序盤から中盤にかけては非常にゆったりとしたスローペースで流れます。
しかし、3コーナー手前(残り800m付近)からペースが一気に上がり、ラップは11.8秒、11.6秒、11.6秒と加速。
これは、先行勢が逃げ馬を捉えに動き出し、後方勢もロングスパートをかけたことを示しています。
特にラスト3ハロンは11秒台前半を持続するタフな加速力が求められる展開となりました。
【展開と着順】中団から末脚を爆発させたレガレイラ
**1着 ◯レガレイラ(7番)**:スタート後に中団に位置を取り、4コーナー通過時も前方を射程圏に入れる絶好のポジション(5〜6番手付近)をキープしました。
急加速するレース展開に完璧に対応し、直線では牡馬相手にもまれた経験と底力が爆発。
危なげなく差し切り、人気に応える強い内容でGⅠタイトルを獲得しました。
**2着 △パラディレーヌ(1番)**:レガレイラより少し前の中団からレースを進めました。
レガレイラには及ばなかったものの、最後まで脚色を乱すことなく粘り込み、混戦となった2着争いを制しました。
**3着 ◎ライラック(12番)**:全てのコーナーで最後方(15番手〜16番手)付近を追走した9番人気の追い込み馬です。
スローからの急加速という、この馬の末脚が生きる展開となり、大外から一気の追い込みで3着に食い込みました。
ワイド3,430円、3連単24,680円の高配当を演出した立役者です。
**先行勢の失速**:終始ハナを切った6番エリカエクスプレスは、4コーナーを先頭で回ったものの、最後の末脚比べで力尽き12着に沈みました。
また、2番手追走の3番シンリョクカも13着と、後半の速い流れに対応できず、先行勢には厳しい結果となりました。
データ予想は、人気薄の◎が馬券圏内に入り、3着内を印の馬となり、久しぶりに良い結果でした。🎆
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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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