鳴尾記念2025過去データ分析!阪神芝1800m攻略

2025年から12月に行われ距離も芝1800m外回りコースとなった鳴尾記念2025です。

今回は、2020年以降(約過去5年:2020. 3. 8 ~ 2025. 9.14)の阪神芝1800mの3勝クラス以上のデータをもとに、人気、枠順、前走ローテ、そして血統に至るまで、徹底的に傾向を分析していきます。

鳴尾記念2025過去傾向分析




鳴尾記念2025 人気別データ:信頼度はどこまで?過去の傾向を分析

阪神芝1800mの過去のレース傾向では、上位人気の信頼度が非常に高いことが確認できます。

特に1~3番人気で全体の約66%の勝ち馬を占めており、軸馬選びは堅実に進めるべきでしょう。
中でも2番人気は最多の11勝を挙げており、最も安定した成績を残しています。

一方で、4番人気や5番人気といった中穴馬も複勝率39.5%と馬券圏内に食い込むケースが多く、連下には注意が必要です。
しかし、8番人気以下になると勝率は極端に低下するため、大穴狙いは推奨できません。

人気別集計(集計期間:2020. 3. 8 ~ 2025. 9.14)
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 8- 11- 5- 14/ 38 21.1% 50.0% 63.2%
2番人気 11- 5- 2- 20/ 38 28.9% 42.1% 47.4%
3番人気 6- 6- 8- 18/ 38 15.8% 31.6% 52.6%
4番人気 4- 4- 7- 23/ 38 10.5% 21.1% 39.5%
5番人気 6- 3- 6- 23/ 38 15.8% 23.7% 39.5%
6番人気以下 5- 7- 10- 254/ 274 1.8% 4.4% 8.0%

鳴尾記念2025 馬番別データ:内枠・外枠の傾向は?

阪神芝1800mは、外回りコースの適性が問われますが、馬番別データを見ると内枠・外枠ともに好走馬が分散しており、極端な傾向は見られません。

特に勝率が高いのは**8番(14.7%)と11番(16.7%)**、好走率が高いのは**7番**(連対率27.8%、複勝率36.1%)と**12番**(連対率30.4%、複勝率30.4%)と、中~外目の馬番に好成績が集中しています。

内目の**1番**は複勝率32.4%と悪くありませんが、中枠の6番や10番は勝率・連対率ともに低調なため、中枠に入った馬は少し割引が必要です。
多頭数になった場合も、14番や16番といった外枠も連対率で内枠に劣らない数字を残しており、枠順よりも馬個々の実力が問われるコースと言えそうです。

馬番別集計(全馬番掲載)
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番 2- 6- 4- 25/ 37 5.4% 21.6% 32.4%
2番 2- 3- 3- 30/ 38 5.3% 13.2% 21.1%
3番 3- 4- 2- 29/ 38 7.9% 18.4% 23.7%
4番 4- 2- 4- 28/ 38 10.5% 15.8% 26.3%
5番 3- 2- 5- 28/ 38 7.9% 13.2% 26.3%
6番 2- 2- 2- 32/ 38 5.3% 10.5% 15.8%
7番 4- 6- 3- 23/ 36 11.1% 27.8% 36.1%
8番 5- 1- 2- 26/ 34 14.7% 17.6% 23.5%
9番 3- 3- 3- 23/ 32 9.4% 18.8% 28.1%
10番 1- 2- 3- 23/ 29 3.4% 10.3% 20.7%
11番 4- 0- 2- 18/ 24 16.7% 16.7% 25.0%
12番 3- 4- 0- 16/ 23 13.0% 30.4% 30.4%
13番 0- 0- 1- 16/ 17 0.0% 0.0% 5.9%
14番 2- 0- 2- 12/ 16 12.5% 12.5% 25.0%
15番 0- 0- 1- 14/ 15 0.0% 0.0% 6.7%
16番 1- 1- 1- 6/ 9 11.1% 22.2% 33.3%
17番 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0%
18番 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
鳴尾記念2025 前走レース分析




鳴尾記念2025 前走データ:適性を見極めるローテーションの傾向

前走距離別:ベストローテは同距離組+距離短縮組

鳴尾記念2025の傾向を探る上で、前走距離は重要なファクターです。

最も好走例が多いのは前走1800m組(複勝率28.7%)ですが、勝率ベースで見ると、2400m(勝率11.8%)や2200m(勝率9.5%)といった中長距離からの距離短縮組も非常に優秀です。
これらの馬はスタミナとスピードの持続力があり、阪神芝1800mに求められる適性に合致している可能性があります。

一方で、前走1600mのマイラー組は出走が多いものの、勝ち切るには至らず(勝率6.9%)、連対率も低い点には注意が必要です。

前走平地距離別集計(主要距離のみ抜粋)
前走平地距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1400m 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0% 20.0%
1600m 7- 8- 9- 78/102 6.9% 14.7% 23.5%
1800m 17- 11- 13-102/143 11.9% 19.6% 28.7%
2000m 9- 17- 15-118/159 5.7% 16.4% 25.8%
2200m 2- 0- 1- 18/ 21 9.5% 9.5% 14.3%
2400m 2- 0- 0- 15/ 17 11.8% 11.8% 11.8%

前走着順別:注目すべきは「昇級初戦の1着馬」

着順データからは、馬の勢いが非常に重要であることがわかります。
特に注目すべきは前走下級戦(昇級組)で1着だった馬で、勝率13.8%、複勝率37.2%と非常に安定した成績です。

同クラスからの参戦組も、前走で**1着から4着**に入っていた馬が比較的安定しており、連対率25.0%超えを記録しています。

逆に、前走10着以下からの巻き返しは難しく、複勝率も9.1%以下と大きく割引が必要です。

前確定着順別集計(主要項目のみ抜粋)
前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
同級1着 2- 1- 0- 3/ 6 33.3% 50.0% 50.0%
同級2~4着 13- 10- 11- 58/ 92 14.1% 25.0% 37.0%
同級10着~ 3- 5- 1- 90/ 99 3.0% 8.1% 9.1%
下級1着 13- 13- 9- 59/ 94 13.8% 27.7% 37.2%

前走着差別:僅差で勝ち負けした馬がベスト

前走の着差は、馬の能力と勢いを測る上で非常に参考になります。

勝ち馬では、ハナ差勝ちの「**勝0.0**」(勝率21.7%)と、「**勝0.3~0.5**」(複勝率46.4%)が非常に優秀です。
接戦を制した精神的な強さが阪神芝1800mで活きる傾向にあります。

負け馬でも、前走で**僅差(負0.0)**で敗れた馬が勝率**25.0%**と最も高く、**「負けて強し」**を体現しています。
一方で、前走で1.0秒以上の大敗(負1.0~)を喫している馬は、複勝率が10%台前半まで落ち込むため、大きな割引が必要です。

前走着差別集計(主要項目のみ抜粋)
前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率
勝0.3~0.5 4- 6- 3- 15/ 28 14.3% 35.7% 46.4%
勝0.0 5- 3- 2- 13/ 23 21.7% 34.8% 43.5%
負0.0 3- 1- 1- 7/ 12 25.0% 33.3% 41.7%
負0.3~0.5 6- 5- 12- 60/ 83 7.2% 13.3% 27.7%
負1.0~1.9 6- 3- 2- 95/106 5.7% 8.5% 10.4%

鳴尾記念2025 前走脚質データ:狙いは「前走逃げ馬」と「上がり2位」の馬

阪神芝1800mの過去5年の傾向は、スピードと持続力のバランスが問われるため、前走の脚質にも特徴が表れます。

最も注目すべきは、前走「**平地・逃げ**」だった馬の勝率が**20.0%**と突出している点です。
先行有利の展開になりやすいため、逃げ粘りには十分注意しましょう。

一方で、脚質に関係なく、前走で**「3F 2位」**の末脚を使っていた馬が、勝率**21.7%**、複勝率**43.5%**という圧倒的な好成績を残しています。
先行でも差しでも、前走で鋭い決め手を発揮した馬を最重要視すべきという傾向が強く出ています。

前走脚質別集計
前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 8- 3- 0- 29/ 40 20.0% 27.5% 27.5%
平地・先行 10- 7- 16-108/141 7.1% 12.1% 23.4%
平地・中団 13- 17- 17-119/166 7.8% 18.1% 28.3%
平地・後方 8- 10- 4- 96/118 6.8% 15.3% 18.6%
平地・マクリ 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3%
────────── 3F順位 ──────────
3F 1位 9- 11- 7- 46/ 73 12.3% 27.4% 37.0%
3F 2位 10- 5- 5- 26/ 46 21.7% 32.6% 43.5%
3F 3位 4- 8- 6- 42/ 60 6.7% 20.0% 30.0%

鳴尾記念2025 前走馬体重・斤量別データ

ここでは、馬体の大きさやローテーションの傾向を見ていきます。

前走馬体重別:ベストは440kg~519kgの中量級

最も好走例が多いのは460kg~479kgの馬ですが、勝率ベースで見ると**440kg~459kg(10.1%)**と**500kg~519kg(10.4%)**の馬が特に高い数値を残しています。
適度な馬格を持ち、スピードとパワーを兼ね備えた中量級の馬が最も安定して走れる傾向です。

一方、420kg未満の小柄な馬や540kg以上の大型馬は、連対率・勝率が低調な傾向にあるため、軸としては避けた方が無難でしょう。

前走馬体重別集計(主要項目のみ抜粋)
前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
440~459kg 7- 5- 7- 50/ 69 10.1% 17.4% 27.5%
460~479kg 12- 10- 12-101/135 8.9% 16.3% 25.2%
480~499kg 8- 10- 9- 89/116 6.9% 15.5% 23.3%
500~519kg 8- 6- 4- 59/ 77 10.4% 18.2% 23.4%

間隔別:狙うべきは「ゆとりローテ」の馬

ローテーションを見ると、**10~25週(勝率10.2%)**と、しっかりと休養を取った馬が最も高い勝率を記録しています。
ゆとりのあるローテーションで臨んだ馬に注目です。

「4週」(複勝率30.6%)や「5~9週」(複勝率27.0%)といった中間の間隔の馬も安定しており、無理なくレースを使ってきた馬に信頼が置けます。
連闘や2~3週といった短期連戦の馬は連対率が低調なため、割り引いて考えるのが賢明です。

間隔別集計(主要項目のみ抜粋)
間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4週 6- 5- 8- 43/ 62 9.7% 17.7% 30.6%
5~ 9週 9- 14- 15-103/141 6.4% 16.3% 27.0%
10~25週 13- 12- 8- 95/128 10.2% 19.5% 25.8%




鳴尾記念2025 血統データ:鳴尾記念を制する血統傾向

種牡馬:ディープインパクト産駒は中心。高勝率馬に注意

血統傾向を見ると、鳴尾記念のコースではサンデーサイレンス系の王道血統が中心です。

**ディープインパクト**産駒は最多の好走馬を輩出していますが、勝率ベースで見ると、**モーリス**(20.0%)、**スクリーンヒーロー**(20.0%)、そして少数ながら**スワーヴリチャード**(100.0%)といったパワーと持続力に長けた種牡馬の産駒が好成績を残しています。

種牡馬別集計(主要種牡馬のみ抜粋)
種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 10- 10- 6- 48/ 74 13.5% 27.0% 35.1%
モーリス 3- 2- 2- 8/ 15 20.0% 33.3% 46.7%
ロードカナロア 3- 2- 1- 20/ 26 11.5% 19.2% 23.1%
スワーヴリチャード 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0%

母父:シンボリクリスエス系のタフさが活きる

母父の傾向を見ると、**シンボリクリスエス**の複勝率が**50.0%**と非常に高い数字を残しており、母系のタフネスが要求されることがわかります。
また、母父**Galileo**や**Hawk Wing**といった欧州のスタミナ・パワー血統も高勝率を示しています。

母父馬別集計(主要母父馬のみ抜粋)
母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 5- 1- 5- 28/ 39 12.8% 15.4% 28.2%
シンボリクリスエス 2- 1- 4- 7/ 14 14.3% 21.4% 50.0%
Galileo 2- 1- 0- 5/ 8 25.0% 37.5% 37.5%

ニックス:ミスプロ系との配合が好調

最も安定した成績を残しているのは「**サンデーサイレンス系 × ミスタープロスター系**」(複勝率34.5%)の配合です。
また、ロベルト系の血を持つ「**ターントゥ・ロベルト他系 × サンデーサイレンス系**」(複勝率36.4%)も優秀であり、サンデーサイレンス系の種牡馬に米国のパワー血統やタフな欧州血統を掛け合わせた馬が、この舞台で力を発揮する傾向にあります。

ニックス別集計(主要ニックスのみ抜粋)
ニックス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 xミスタープロスター系 8- 6- 6- 38/ 58 13.8% 24.1% 34.5%
ターントゥ・ロベルト系 xサンデーサイレンス系 3- 1- 4- 14/ 22 13.6% 18.2% 36.4%

生産者データ:勝率の高い「社台ファーム」に注目

鳴尾記念の傾向では、大手生産牧場の馬が好走の大部分を占めています。
勝ち馬の傾向を見ると、最多出走のノーザンファーム(勝率7.4%)に対して、**社台ファーム**の馬が勝率**17.5%**、複勝率**33.3%**と非常に高いアベレージを誇っています。

また、**三嶋牧場**(勝率30.0%)や**ケイアイファーム**(勝率33.3%)など、出走頭数は少ないながらも驚異的な高勝率を記録している牧場があり、出走馬がいれば要警戒です。

生産者別集計(主要生産者のみ抜粋)
生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 11- 11- 12-114/148 7.4% 14.9% 23.0%
社台ファーム 11- 4- 6- 42/ 63 17.5% 23.8% 33.3%
三嶋牧場 3- 2- 0- 5/ 10 30.0% 50.0% 50.0%

まとめ(鳴尾記念2025予想ポイント)

阪神芝1800mコースの傾向データ分析から導き出される、最終的な予想のポイントは以下の通りです。

  • **【最重要】** 前走で「3F 2位」の末脚を使っていた馬(勝率21.7%)を軸に据えるべき。
  • 前走**昇級戦の1着馬**(複勝率37.2%)や、前走で僅差負け(負0.0)の巻き返し馬(勝率25.0%)といった勢いのある馬を重視。
  • ローテーションは**10~25週**のゆとりを持った臨戦過程(勝率10.2%)が理想。
  • 血統では、ディープインパクト産駒をベースに、母父に**シンボリクリスエス**系などのタフな血統を持つ馬。
  • 人気馬は**2番人気**が最も安定(勝率28.9%)、馬番は**7~12番**に好走馬が集中する傾向あり。

これらの**阪神芝1800mの過去5年の3勝クラス以上の傾向データ分析**が、**鳴尾記念2025予想の参考資料になれば幸いです!

📌 このサイトでは毎週最新の重賞データ分析・重賞予想を公開中!
次回の更新を見逃さないよう、ブックマーク登録をおすすめします。

【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。

タイトルとURLをコピーしました