2025年9月14日(日)、4回阪神競馬4日目を迎えました。
晴天に恵まれ、絶好の良馬場で行われたメインレース、第43回関西テレビ放送賞ローズステークス2025!
牝馬三冠の最終戦、秋華賞へ向けた重要な一戦ローズSを振り返っていきましょう。
1着はオークス馬カムニャックが格の違い見せる走りをみせました。
第43回ローズS2025 レース結果
着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | ◎ | A | 1 | カムニャック | 1 | 川田将雅 | 牝3 | 55 | 1.43.5 | 差し | 34.4 | 3 |
2 | 10 | C | 8 | テレサ | 7 | 松山弘平 | 牝3 | 55 | 1.43.7 | 差し | 34.7 | 6 | |
3 | 14 | E | 11 | セナスタイル | 10 | 岩田康誠 | 牝3 | 55 | 1.43.8 | 追込 | 34.0 | 1 | |
4 | 18 | E | 12 | ビップデイジー | 11 | 西村淳也 | 牝3 | 55 | 1.43.8 | 差し | 34.5 | 4 | |
5 | 2 | ☆ | B | 6 | ミッキーマドンナ | 5 | モレイラ | 牝3 | 55 | 1.43.8 | 中団 | 34.8 | 7 |
6 | 6 | E | 17 | ヴーレヴー | 12 | 浜中俊 | 牝3 | 55 | 1.44.0 | 中団 | 34.8 | 7 | |
7 | 12 | × | B | 10 | マトラコーニッシュ | 13 | 池添謙一 | 牝3 | 55 | 1.44.0 | 中団 | 34.6 | 5 |
8 | 5 | ◯ | A | 3 | パラディレーヌ | 3 | 丹内祐次 | 牝3 | 55 | 1.44.0 | 中団 | 34.8 | 7 |
9 | 15 | E | 14 | タイセイプランセス | 8 | 石橋脩 | 牝3 | 55 | 1.44.1 | 後方 | 34.3 | 2 | |
10 | 1 | ▲ | B | 4 | ルージュソリテール | 4 | 横山武史 | 牝3 | 55 | 1.44.1 | 先行 | 35.3 | 12 |
11 | 4 | D | 7 | フェアリーライク | 9 | 武豊 | 牝3 | 55 | 1.44.4 | 中団 | 35.0 | 10 | |
12 | 13 | E | 16 | アイサンサン | 14 | 田山旺佑 | 牝3 | 55 | 1.44.6 | 逃げ | 36.1 | 14 | |
13 | 8 | △ | D | 2 | チェルビアット | 2 | ルメール | 牝3 | 55 | 1.44.7 | 後方 | 35.1 | 11 |
14 | 16 | E | 13 | コンドゥイア | 16 | 鷲頭虎太 | 牝3 | 55 | 1.45.6 | 先行 | 37.1 | 15 | |
15 | 17 | E | 18 | ランフォーヴァウ | 15 | 横山典弘 | 牝3 | 55 | 1.45.8 | 後方 | 35.4 | 13 | |
16 | 7 | E | 5 | ミッキージュエリー | 6 | 岩田望来 | 牝3 | 55 | 1.46.3 | 先行 | 37.5 | 17 | |
17 | 3 | E | 15 | ダンツエラン | 17 | 団野大成 | 牝3 | 55 | 1.46.7 | 中団 | 37.3 | 16 | |
返 | 9 | E | 9 | タガノアビー | 藤岡佑介 | 牝3 | 55 |
第43回ローズステークス2025 配当
券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
---|---|---|---|
単勝 | 11 | 290円 | 1番人気 |
複勝 | 11 | 140円 | 1番人気 |
10 | 500円 | 7番人気 | |
14 | 840円 | 10番人気 | |
枠連 | 5-6 | 1,190円 | 6番人気 |
馬連 | 10-11 | 3,500円 | 15番人気 |
馬単 | 11-10 | 5,640円 | 24番人気 |
ワイド | 10-11 | 1,220円 | 14番人気 |
11-14 | 1,880円 | 18番人気 | |
10-14 | 8,260円 | 61番人気 | |
3連複 | 10-11-14 | 29,720円 | 86番人気 |
3連単 | 11-10-14 | 121,090円 | 346番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
第43回ローズステークス2025 レース回顧
この日の阪神競馬場は絶好の良馬場。
好天の下、秋のトライアルレースであるローズステークス2025が行われました。
レースは、前半の1000mを56秒8という非常に速いハイペースで通過。
この厳しい流れが、勝敗を分ける大きなポイントとなりました。
好位から抜け出した1番人気 ◎カムニャック
勝ったのは、1番人気の支持に応えたカムニャックでした。
道中は中団前目の良いポジションを確保。
向こう正面では好位のグループで脚を溜め、川田将雅騎手との呼吸もぴったりでした。
最後の直線では、上がり3ハロン34.4秒の鋭い末脚で一気に差し切り、後続を突き放しました。
厳しいペースを6.7番手で追走しながらも、ラストまでしっかりと脚を伸ばせたのは、この馬の高い能力の証明です。
秋華賞に向けて、堂々たる主役候補となりました。
また、最終コーナーでは、2ミッキーマドンナのモレイラ騎手が外に膨らんで、10テレサ・松山騎手にぶつかり、11カムニャック川田騎手が弾き飛ばされたヒヤッとする場面もあり、レース後何もなく秋華賞のスタート地点に無事に姿があればと思います。
人気薄が激走!混戦を制した伏兵陣
一方、2着、3着には人気薄の馬たちが台頭し、波乱の結果となりました。
2着には7番人気のテレサが入り、3着には10番人気のセナスタイルが上がり3ハロン最速の34.0秒という強烈な末脚で猛追し、入着を果たしました。
ハイペースで前に行った馬たちが総崩れする中、後方から脚を溜めていた馬たちが、持ち味の末脚を存分に発揮しました。
3着のセナスタイルの末脚は印象的でした。
粗い走りでもありましたが、母ヌーヴォレコルトという血統からも人気の盲点だった感じがします。
2着のテレサは勝利したカムニャックと同じような位置からの2着で内回りの秋華賞では注意したい馬だと思います。
3着セナスタイルの末脚は見事でしたが、岩田康誠騎手らしい騎乗?で、ダンツエランにぶつかりにいっているような場面もありました。(最初にダンツエランがセナスタイルに寄って、その後内に戻そうとしたのかセナスタイルがダンツエランに突進?)
このレースでは、モレイラ騎手には4コーナーで外に斜行し、テレサ、カムニャック、ビップデイジー、マトラコーニッシュの4頭に被害を与えたことから過怠金3万円の制裁が科され、岩田康誠騎手には、最後の直線で内に斜行した件(被害馬ダンツエラン)で過怠金3万円、さらに決勝線手前では外に斜行(被害馬ヴーレヴー)して同1万円の2件の制裁が科され、少し後味の悪いレースとなってしまいました。
予想は、◎は1着でしたが、2着3着無印で惨敗でした。
秋華賞へ向けての展望
このレースは、ペース適性と瞬発力の両方が問われる内容となりました。
勝ったカムニャックは、ハイペースにも対応できるスピードと、直線で突き放す鋭い末脚を兼ね備えていることを証明。
秋華賞でも中心的な存在となることは間違いありません。
また、高配当を演出した人気薄の馬たちも、今回の好走で本番への切符を掴みました。
秋華賞は京都競馬場の内回りコースが舞台となり、また違った展開が予想されますが、今回のレースで各馬の適性が明確になったことは、本番を占う上で非常に重要なデータとなるでしょう。
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話は変わりますが、14日、パリロンシャン競馬場で行われた【プランスドランジュ賞G3】で日本ダービー馬クロワデュノールが勝利。
前日シンエンペラーは愛チャンピオンS(G1)で6着でしたが、ロンシャンのG2フォワ賞を勝利したビザンチンドリーム、G2ギヨームドルナノ賞(仏ドーヴィル競馬場)を勝ったアロヒアリイと、今年の凱旋門賞は楽しみな感じがします。
【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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