第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025回顧とレース結果・配当

2歳女王決定戦、第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025の結果が出ました。
良馬場発表ながらも、タフな展開となった今年のレース。
圧倒的な強さを見せた優勝馬スターアニス、そして波乱の立役者となった人気薄の激走馬を含め、レースの展開を詳細に振り返ります。

第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025




第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025 レース結果

2025年12月14日(日) 5回阪神4日目、晴・良馬場の阪神競馬場 芝1600m(外回り)で行われました。

レース展開(ラップと通過順位から見る流れ)

  • ラップ:12.4-10.5-10.8-11.6-12.0-12.0-11.4-11.9
  • 傾向:序盤の2ハロン目で10.5秒と非常に速いペースで入り、中盤(5F、6F)で12.0秒と完全に息が入る「中だるみ」が発生しました。
    終盤も大きな瞬発力勝負にはならず、前半の速さが影響するタフな流れとなりました。
  • 通過順位:逃げ馬(8番ヒズマスターピースなど)が前半の速いペースで牽引。
    優勝馬の**スターアニス(9番)**は3角で中団、4角で中団前目に進出し、後方で脚を溜めていた差し・追い込み勢に有利な展開でした。
成績・2025年5阪4/11R 阪神ジュベナイルフィリーズ
馬番 馬 名 騎手 性齢 斤量 タイム 決手 上3F 3F順
9 スターアニス 2 松山弘平 牝2 55 1.32.6 差し 34.5 2
5 ギャラボーグ 4 川田将雅 牝2 55 1.32.8 追込 34.3 1
17 × タイセイボーグ 6 西村淳也 牝2 55 1.32.9 差し 35.0 7
11 10 スウィートハピネス 9 高杉吏麒 牝2 55 1.32.9 差し 34.5 2
4 アランカール 1 北村友一 牝2 55 1.33.1 中団 34.7 6
6 アルバンヌ 3 坂井瑠星 牝2 55 1.33.3 後方 34.6 4
18 ショウナンカリス 11 池添謙一 牝2 55 1.33.5 中団 35.2 9
7 マーゴットラヴミー 5 武豊 牝2 55 1.33.5 先行 35.8 13
2 17 レディーゴール 18 松若風馬 牝2 55 1.33.5 後方 34.6 4
10 10 13 イヌボウノウタゴエ 12 酒井学 牝2 55 1.33.7 後方 35.2 9
11 14 14 スタニングレディ 10 和田竜二 牝2 55 1.33.8 後方 35.1 8
12 3 ミツカネベネラ 8 津村明秀 牝2 55 1.33.8 中団 35.5 11
13 16 15 ローズカリス 17 田口貫太 牝2 55 1.34.0 先行 36.4 15
14 12 12 メイプルハッピー 15 岩田康誠 牝2 55 1.34.2 中団 36.1 14
15 8 ヒズマスターピース 7 藤岡佑介 牝2 55 1.34.2 逃げ 36.9 17
16 15 16 ラスティングスノー 13 菱田裕二 牝2 55 1.34.4 先行 36.7 16
17 13 11 フロムレイブン 14 吉村誠之 牝2 55 1.35.0 先行 37.6 18
18 1 18 アンヘリータス 16 ジェルー 牝2 55 1.35.1 後方 35.5 11

※予=予想、評=全頭診断ランク、順=順位表順位です。

第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025 配当

券種 組番 払戻金 人気
単勝 9 500円 2番人気
複勝 9 200円 2番人気
5 230円 4番人気
17 260円 6番人気
枠連 3-5 990円 5番人気
馬連 05-09 2020円 8番人気
ワイド 05-09 710円 7番人気
09-17 830円 11番人気
05-17 780円 9番人気
馬単 09-05 3710円 13番人気
3連複 05-09-17 6470円 24番人気
3連単 09-05-17 30180円 105番人気

※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。




第77回阪神ジュベナイルフィリーズ2025 レース回顧

今年の阪神JFは、波乱含みの決着となりました。
人気を集めた**アランカール(1番人気)**は5着に沈み、勝利したのは2番人気の**スターアニス**、そして4番人気**ギャラボーグ**、6番人気**タイセイボーグ**という中穴勢が2・3着を占める結果となり、3連単は**105番人気で30,180円**となりました。

勝利を掴んだスターアニスの立ち回り

優勝した**スターアニス(2番人気)**は、このレースの展開を最も味方につけた一頭でした。
中団(3角8番手)で無理なくレースを進め、前半のハイペースには巻き込まれず、中盤の12.0秒の緩みを巧みに利用して脚を温存。
最後の直線では、上がり3F**34.5秒(2位タイ)**の鋭い末脚を繰り出し、先行勢を差し切りました。
タフな流れの中でも最後まで伸びきった持久力と、松山弘平騎手の冷静な騎乗が光る勝利でした。

激走!4番人気ギャラボーグの驚異的な末脚

2着に入った**ギャラボーグ(4番人気)**は、このレースの最速上がり(3F 34.3秒)を記録し、後方から強烈な追い込みを見せました。
3コーナーでは12番手という位置取りでしたが、向こう正面から徐々にポジションを押し上げ、直線では一気に差し脚を伸ばしました。
道中のペースが厳しかった分、最後方待機策が最高の形で活きた結果といえます。

敗因:人気馬が苦しんだハイペース

対照的に、1番人気の**アランカール**は5着。
先行した**ヒズマスターピース(7番人気)**は逃げの手に出ましたが、序盤の激しい競り合い(10.5秒)と、外回りコースのタフさも相まって15着に大敗。
人気馬はこの厳しい流れの中で、最後まで決め手を欠く形となりました。特に前々で競馬をした馬にとっては厳しいレースだったと言えるでしょう。

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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