師走の中京ダートを舞台に行われた砂の王座決定戦、**「第26回チャンピオンズカップ2025(GⅠ)」**。
晴天・良馬場の下、実績馬から新興勢力まで16頭が激突しました。
2025年のダート路線を占う上で非常に重要な一戦となりましたが、結果は予想外の波乱、そして歴史的な牝馬の戴冠となりました!
驚きの結果となったレース展開、そして注目の払い戻しを振り返ります!
第26回チャンピオンズカップ2025 レース結果(全着順)
開催日:2025年12月7日(日) / 場所:中京・ダート1800m / 天候:晴・良
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | ◎ | A | 1 | ダブルハートボンド | 3 | 坂井瑠星 | 牝4 | 56 | 1.50.2 | 先行 | 37.1 | 4 |
| 2 | 8 | × | C | 6 | ウィルソンテソーロ | 2 | 川田将雅 | 牡6 | 58 | 1.50.2 | 差し | 36.8 | 2 |
| 3 | 7 | ▲ | B | 2 | ラムジェット | 7 | 三浦皇成 | 牡4 | 58 | 1.50.6 | 追込 | 36.9 | 3 |
| 4 | 3 | C | 9 | メイショウハリオ | 8 | 武豊 | 牡8 | 58 | 1.50.6 | 追込 | 36.7 | 1 | |
| 5 | 9 | △ | C | 5 | アウトレンジ | 4 | 松山弘平 | 牡5 | 58 | 1.51.0 | 中団 | 37.6 | 7 |
| 6 | 6 | E | 15 | ハギノアレグリアス | 11 | 岩田康誠 | 牡8 | 58 | 1.51.1 | 先行 | 37.9 | 9 | |
| 7 | 10 | ☆ | B | 10 | テンカジョウ | 10 | 国分優作 | 牝4 | 56 | 1.51.2 | 後方 | 37.2 | 5 |
| 8 | 13 | C | 8 | サンライズジパング | 9 | 池添謙一 | 牡4 | 58 | 1.51.3 | 中団 | 37.6 | 7 | |
| 9 | 4 | B | 14 | セラフィックコール | 14 | 西村淳也 | 牡5 | 58 | 1.51.4 | 後方 | 37.4 | 6 | |
| 10 | 15 | C | 12 | ペリエール | 15 | 佐々木大 | 牡5 | 58 | 1.51.4 | 中団 | 38.0 | 10 | |
| 11 | 11 | C | 7 | シックスペンス | 5 | ルメール | 牡4 | 58 | 1.51.5 | 逃げ | 38.6 | 13 | |
| 12 | 14 | E | 13 | ペプチドナイル | 12 | 藤岡佑介 | 牡7 | 58 | 1.52.3 | 後方 | 38.5 | 12 | |
| 13 | 12 | ◯ | A | 4 | ナルカミ | 1 | 戸崎圭太 | 牡3 | 57 | 1.52.6 | 先行 | 39.4 | 14 |
| 14 | 5 | E | 16 | ヘリオス | 16 | 原優介 | セ9 | 58 | 1.52.7 | 後方 | 38.1 | 11 | |
| 15 | 16 | B | 3 | ルクソールカフェ | 6 | ジェルー | 牡3 | 57 | 1.53.6 | 中団 | 40.1 | 15 | |
| 16 | 1 | C | 11 | ウィリアムバローズ | 13 | 岩田望来 | 牡7 | 58 | 1.54.7 | 逃げ | 41.8 | 16 |
第26回チャンピオンズカップ2025 配当(払戻金)
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 2 | 730円 | 3番人気 |
| 複勝 | 2 | 250円 | 3番人気 |
| 8 | 230円 | 2番人気 | |
| 7 | 320円 | 5番人気 | |
| 枠連 | 1-4 | 1420円 | 6番人気 |
| 馬連 | 02-08 | 2300円 | 8番人気 |
| ワイド | 02-08 | 910円 | 9番人気 |
| 02-07 | 1680円 | 22番人気 | |
| 07-08 | 1010円 | 11番人気 | |
| 馬単 | 02-08 | 4160円 | 13番人気 |
| 3連複 | 02-07-08 | 8700円 | 30番人気 |
| 3連単 | 02-08-07 | 36790円 | 106番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
第26回チャンピオンズカップ2025 レース回顧:激流の中弛み展開を制した牝馬の快挙
展開とラップ分析:先行激化と中弛みの波乱
レースは、ウィリアムバローズ(1番)とシックスペンス(11番)の2頭が激しいハナ争いを演じ、序盤からハイペースに。
通過順位(1・2角)が**1-11**という形からも分かる通り、タフなダート戦にしては異例の先行激化となりました。
ラップは**12.8-10.8-12.2-12.2-12.3-12.6-12.9-12.3-12.1**と推移。
2ハロン目で10秒台を記録した激しい入りから、中盤の7ハロン目(12.9秒)にかけてラップが大きく緩む**「中弛み」**が発生。
これにより、先行争いに参加した馬は総崩れとなり、ペースダウンを上手く利用して直線勝負に賭けた中団・後方の馬に有利な展開となりました。
🏆️勝者ダブルハートボンド:完璧なポジショニングと粘り
勝利を掴んだのは、3番人気の**◎ダブルハートボンド(2番)**。
レース開始から先行集団直後の3番手(4角3番手)という絶好のポジションをキープ。
激流の中弛み展開で体力を温存しつつ、勝負どころで先頭に並びかける完璧な競馬を披露しました。
坂井瑠星騎手は、この勝利でチャンピオンズカップ3連覇という偉業を達成。
牝馬を頂点に導く見事な手綱さばきでした。
人気馬と惜敗馬の明暗
- **✕ウィルソンテソーロ(8番/2着)**:後方10番手付近から中弛みでポジションを上げ、上がり3ハロン**36.8秒(2位)**の末脚を発揮。
勝ち馬とクビ差の激闘を演じ、地力の高さを見せつけました。 - **▲ラムジェット(7番/3着)**:後方12番手から、上がり3ハロン**36.9秒(3位)**で猛追。
先行勢総崩れの展開を味方につけ、3着に食い込み、3連複・3連単に高配当をもたらしました。 - **メイショウハリオ(3番/4着)**:ラストランで最速の上がり**36.7秒(1位)**をマークするも、わずかに届かず4着。
惜しまれながらも最後の雄姿を見せました。 - **ナルカミ(12番/13着)**:1番人気に推されましたが、激しい先行争いの中で馬群に飲まれ、直線では見せ場なく沈みました。
先行策が災いし、中弛みでリカバーできなかったのが敗因と見られます。
レースは、馬場の巧拙よりも展開の綾が勝敗を分ける結果となりました。
ダブルハートボンドのGⅠ制覇により、ダート界は新たな女王を迎えることとなります。
データ予想は、◎✕▲で決まり良い結果となりした。
有馬記念までこの調子が続けば良いのですが………🙏
まったく関係ありませんが、ミルコ・デムーロ騎手、久しぶりのJRAでの勝利おめでとう👏
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12月7日(日)に中京ダート1800mコースで行われるジャパン・オータムインターナショナル 第26回チャンピオンズカップ2025予想です。 ナルカミ、ウィルソンテソーロ、ダブルハートボンドなどが人気の中心となりそうですが、波乱含みな感じです。
チャンピオンズC2025予想を検討する際の参考にぜひご活用ください。

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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