今回は、春の名物G1「天皇賞(春)」でもおなじみ、京都競馬場・芝3200メートル(外回り)コースの特徴や傾向について、じっくり解説していきます!
長距離戦ならではの攻略ポイントを押さえて、馬券検討に役立てましょう!
コースの基本構造をチェック!
芝3200mコースは、向正面の中間付近からスタート。そこから京都競馬場の外回りコースをぐるりと1周半走るレイアウトになっています。
ポイントは、なんといっても**「淀の坂」**!
3コーナーに上り坂、下り坂があり、これをレース中に2回経験することになります。この坂の存在が、スタミナやリズムを問う大きなポイントになっています。
高低差:約4.3メートル
直線距離:約403.7メートル(平坦)
最後の直線が平坦な分、スピードに乗りやすいのも特徴です!
レース展開の傾向は?
3200メートルという超長距離戦なので、前半はスローペースになることが多いです。
各馬ともスタミナを温存しながらじっくりと進めるため、中盤までは動きが少ない展開が主流。
動き始めるのは、残り800m付近から!
特に、3コーナーを過ぎたあたりで一気にペースが上がるため、そこからどれだけスムーズにスパートできるかが勝負のカギになります。
そして迎える最後の直線。
京都外回りの直線は平坦なので、末脚勝負になりやすいですが、あくまでそれまで脚を残せた馬が上位争いに加わってきます!
好走する馬のタイプは?
このコースでは、こんな馬が狙い目です!
脚質:できるだけ前目(先行・好位)に付けられる馬が有利!後方一気はなかなか決まりづらいです。
枠順:内枠有利。特に多頭数レースでは、外を回す距離ロスが響きます。
血統:スタミナ豊富な血統がベター。長距離適性のある馬を重視しましょう!
過去の天皇賞(春)勝ち馬たちも、スタミナと持久力に秀でたタイプがずらりと並んでいますよね!
京都芝3200mと相性バツグンの血統はこれ!
① ステイゴールド系(オルフェーヴル・ゴールドシップなど)
まず絶対に外せないのがステイゴールド系!
代表産駒:
オルフェーヴル
ゴールドシップ
ナカヤマフェスタ など
ステイゴールド系は、スタミナ&勝負根性をしっかり伝えてくれる血統。
特にタフな流れになった時の踏ん張りが違います!
京都芝3200mでは、持続力のある脚を使えるかが重要なので、この血統の強さがドンピシャでハマります。
② ハーツクライ系(ジャスタウェイ・ワンアンドオンリーなど)
続いてはハーツクライ系!
代表産駒:
ジャスタウェイ
ワンアンドオンリー
シュヴァルグラン など
ハーツクライ産駒も、長距離でじわじわ脚を使い続けるタイプが多く、スタミナ面に優れています。
特に、タフな馬場コンディションや早めのロングスパート戦にも強いのが魅力!
持続力勝負になった時には、積極的に狙いたい血統です。
③ ディープインパクト系(特にスタミナ型)
王者ディープインパクト産駒も人気ですが、
3200mでは「瞬発力特化型」よりスタミナ型のディープ産駒が狙い目!
代表的なスタミナ型産駒:
サトノダイヤモンド
フィエールマン(天皇賞・春2勝)
特にフィエールマンのように、ディープ産駒の中でも持久力寄りに出たタイプは京都3200mと抜群の相性を誇ります。
「ディープ=瞬発力」というイメージだけで判断せず、スタミナ型かどうかを見極めることが大事です!
④ ロベルト系(リアルシャダイ・ブライアンズタイムなど)
最後に穴っぽいところですが、ロベルト系にも要注目!
代表血統:
リアルシャダイ
ブライアンズタイム
ロベルト系は、重厚なスタミナとパワーを伝えやすいので、距離が延びるほど存在感を増します。
母父ロベルト系というパターンにも注目です!
過去には、母系にロベルトの血を持つスタミナ型馬が穴をあけたケースも多いので、馬柱をチェックしておきたいですね!
まとめ
京都競馬場・芝3200m外回りコースは、単なる瞬発力だけでは勝てません。
スタミナ・ペース配分・騎手の手綱さばき──この3つが大きなカギになります。
しっかりスタミナを温存できる馬、早めに動ける馬、そして内枠を引いた先行タイプ──こんな馬を狙って、長距離G1を攻略していきましょう!
血統は…
・ステイゴールド系(最重要!)
・ハーツクライ系(持続力タイプ)
・スタミナ型ディープインパクト系(瞬発力型は注意)
・ロベルト系(穴ならココ!)
次回の天皇賞(春)や長距離戦で、ぜひ参考にしてみてくださいね!?
全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。