今回は少しマニアックな距離、「京都競馬場 ダート1900m」のコース傾向データをわかりやすく解説していきます。
「1800mはよく見るけど、1900mって何が違うの?」
と思った方も多いかもしれません。実はこの100mの差、レース展開や適性に大きな影響があるんです!
重賞レースの平安ステークス、2025年からユニコーンステークスが行われます。
コースの基本構造
・スタート地点は向正面の中間点付近
・最初のコーナーまでの直線距離:約300m
・最後の直線:約329m(ダートとしては標準的)
・高低差:スタート直後とゴール前に坂
この距離のレースは「ダート中距離」の扱いですが、1900mという微妙な距離設定により、スピードだけでなくタフさも問われるのが大きなポイント。
レース傾向のポイント
① 基本的には“先行馬”が有利
スタート後の直線がある程度あるため、先行争いはしやすい構造。
加えて、ダートでは前残りが基本セオリーなので、しっかりと前につけられる馬が安定して好走します。
ただし、ペースが速くなると差し・追い込みが台頭する展開も十分あり、展開読みが重要になります。
② 外枠の馬も十分戦える
「ダート=内枠有利」というイメージがありますが、京都1900mではそれほど極端な枠差は出ません。
むしろ、先行力がある外枠の馬はスムーズにポジションを取りやすいため、展開次第で有利になることも。
→「外枠でも前に行けるタイプ」なら迷わず狙ってOK!
③ タフなスタミナ勝負になりやすい
1800m戦と比べてラップが緩みにくく、長く脚を使えるタイプが好走しやすいのが特徴。
特にゴール前に急坂があるため、バテずに長く脚を使える持続型の差し馬が最後に台頭するケースもあります。
④ ローカル型ダート血統が強い
京都ダ1900mでは、ダート適性に優れた「パワー型米国血統」や「ヴァイスリージェント系」が好相性。
また、スタミナ面ではネオユニヴァース系やキングカメハメハ系などの中距離血統も安定感があります。
狙い目血統(父 or 母父)
・キングカメハメハ系(ルーラーシップ、リオンディーズなど)
・エーピーインディ系(米国型ダート血統)
・ネオユニヴァース、シンボリクリスエス系統(中距離スタミナ)
・母父クロフネやサウスヴィグラス系もタフな馬場に強い傾向
京都ダ1900mまとめ:展開とスタミナを読み解け!
◆枠順⇒フラット~やや外有利(先行力次第)
◆脚質⇒先行優勢、差しも展開次第で台頭
◆血統⇒パワー型米国血統+中距離スタミナ系
◆ポイント⇒長く脚を使えるタイプ、バテにくい先行馬を狙え
ダート1900mは「中距離のようで中距離じゃない」独特の距離設定です。
だからこそ、適性のズレを見抜ければ、馬券でしっかりとリターンが狙えるコース!?
全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。