いよいよ今週は夏のダート重賞、エルムステークス2025が開催されます!
真夏の札幌ダートを舞台に行われるこのレースは、過去の傾向が顕著に出やすく、データ分析が非常に重要となります。
今週更新した過去10年のデータ傾向と、最新の出馬表(前走データ、血統情報)を徹底的に分析し、出走各馬をA~Eの5段階で評価しました。
各馬の強みと弱みを分かりやすく解説していきますので、ぜひご自身のエルムS2025予想にお役立てください!

エルムステークス2025 全馬評価ランキング
以下の表では、全14頭をランク別にまとめています。
馬柱と合わせてご自身の予想にご活用ください。
◆参考データ記事◆
・⇒エルムステークス2025 過去10年のデータ傾向から見えてくる好走条件を徹底分析!
・⇒エルムS2025 前走データ徹底分析|勝つための傾向と狙うべき馬の条件
馬番 | 馬名 | 評価 | 評価理由(好走条件との合致度) |
---|---|---|---|
1 | ペリエール | A | ◎前走ヘニーヒューズ産駒(好走傾向が最も顕著) ◎前走1700m(最も好成績) ○5歳馬(好走馬の中心世代) ○前走OP勝ち(好走傾向) ○前走先行(好走傾向) |
9 | ヴァルツァーシャル | A | ◎前走上がり3F 1位(驚異的な好走率) ◎5歳馬(好走馬の中心世代) ○前走着差-0.1秒(好走傾向) ○前走差し(好走傾向) |
6 | ロードクロンヌ | B | ◎前走1900m(距離短縮組は複勝率が高い) ◎前走斤量据え置き(好走傾向) ○4歳馬(好走傾向) △馬番6番(好走傾向と不一致) |
5 | マテンロウスカイ | B | ◎前走着差0.1秒(好走傾向) ◎前走先行(好走傾向) ○前走G3組 △6歳馬(複勝圏内は多いが勝利は少ない) |
7 | テーオードレフォン | C | ◎前走1700m(最も好成績) ◎前走先行(好走傾向) △6歳馬(複勝圏内は多いが勝利は少ない) |
2 | ミッキーヌチバナ | D | ◎前走先行(好走傾向) ○前走G3組 △前走着差0.8秒 △7歳馬(好走傾向と不一致) |
8 | ペイシャエス | D | ◎前走先行(好走傾向) ○前走G3組 △前走着差0.9秒 △6歳馬(複勝圏内は多いが勝利は少ない) |
11 | ブライアンセンス | D | ◎前走中団(好走傾向) ○前走G3組 △前走着差1.0秒 △5歳馬(好走傾向の中心世代だが、馬番11番は苦戦傾向) |
3 | ドゥラエレーデ | E | ○5歳馬 △前走芝からの参戦(データ上苦戦傾向) △前走大敗 |
4 | スレイマン | E | △7歳馬(好走傾向と不一致) △前走後方(データ上厳しい傾向) △前走大敗 △前走着差1.3秒 |
10 | トロヴァトーレ | E | △前走芝からの参戦(ダート適性に疑問) △前走大敗 △前走斤量据え置き △4歳馬(好走傾向と不一致) |
12 | ショウナンライシン | E | △前走後方(データ上厳しい傾向) △前走大敗 △前走着差1.6秒 |
13 | ワールドタキオン | E | △7歳馬(好走傾向と不一致) △前走大敗 △前走着差1.8秒 |
14 | ウィリアムバローズ | E | ◎前走着差0.1秒 △7歳馬(好走傾向と不一致) △前走逃げ(データ上苦戦傾向) △前走より+2キロ斤量増(割引が必要) |
エルムステークス2025予想
過去の好走条件(人気、年齢、脚質、血統、前走成績など)との合致度を参考にしつつ、私の考えを反映させ6頭に印をつけました。
◎ ロードクロンヌ
本命は、前走で「1900m」からの距離短縮組であるロードクロンヌです。
過去のデータでは、距離短縮組は複勝率45.5%と非常に高い好走率を誇ります。
前走の平安ステークス(G3)で僅差の2着と惜敗しており、上位クラスでも通用する能力を示しました。
4歳馬という年齢も好走傾向に合致し、札幌ダートにも良績があることから、人気だと思いますが勝つ可能性が高いと考えています。
◯ ペリエール
データ分析上位の馬です。
過去のエルムステークスにおいて最も好走率が高い「ヘニーヒューズ産駒」であり、前走も好走傾向のある「1700m」のレースで勝利しています。
レース間隔も中4週と、好走傾向のデータと一致しており、前走の着差-0.4秒という圧勝劇からも、今回のメンバーでも上位と判断します。
▲ テーオードレフォン
単穴として注目の一頭。
前走で最も好走傾向にある「1700m」のレースを使っており、前走も先行して好走している点も評価できます。
昨年の3着馬でもあり、侮れない存在です。
☆ ヴァルツァーシャル
妙味ある馬としたのは、前走で「上がり3ハロン1位」の強烈な末脚を披露している本馬です。
過去のエルムステークスでは、前走で最速の上がりをマークした馬が驚異的な好走率を誇ります。
前走で僅差の勝利を収めている点も好材料。
過去に長期間の休養明けでも結果を出している実績があり、仕上がりさえ良ければ本番でも末脚を活かした差し切りに期待したい感じです。
△ マテンロウスカイ
前走のマーチステークス(G3)で「着差0.1秒」の惜敗を経験しており、僅差で敗れた馬が巻き返す傾向にあるエルムステークスでは注目すべき存在です。
前走はG3で先行しており、このレースの好走条件にも合致します。
また、前走初ダートの重賞で好走し、同じ右回りの舞台で高いダート適性を発揮する可能性を秘めています。
× ウィリアムバローズ
無視できない存在。
前走のG1かしわ記念で僅差の2着と好走しており、能力の高さは疑いようがありません。
また、得意の逃げ・先行で粘り込む末脚も魅力です。
ただし、7歳馬という点や、斤量が2キロ増の59キロの点は少し気になる材料です。
まとめ
エルムステークス2025は、過去データから読み取れる好走条件に合致する馬が複数存在し、データ上は混戦模様です。
この記事でご紹介した厳選6頭の印と、全馬の評価を参考に、今年の夏のダート重賞を的中させてみてはいかがでしょうか。
私としては、◎の軸中心だと考え人気でも◎にしましたが………。
全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。