競馬シーズンの開幕を告げる「スポーツニッポン賞京都金杯2026」。
曇り空の下、良馬場の京都競馬場で行われた一戦は、新春早々に3連単100万馬券という特大の波乱となりました。
伝統のマイル重賞で、なぜこれほどの激震が走ったのか。
ラップデータと通過順位から、その深層を解き明かします。
スポーツニッポン賞京都金杯2026 レース結果と展開
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 15 | D | 3 | ブエナオンダ | 4 | 川田将雅 | 牡5 | 56.5 | 1.33.7 | 差し | 33.8 | 6 | |
| 2 | 11 | ▲ | C | 4 | ファーヴェント | 5 | 松山弘平 | 牡5 | 56 | 1.33.7 | 先行 | 34.0 | 13 |
| 3 | 10 | E | 13 | ショウナンアデイブ | 18 | 池添謙一 | 牡7 | 54 | 1.33.7 | 先行 | 33.9 | 11 | |
| 4 | 9 | D | 5 | トロヴァトーレ | 6 | ハマーハ | 牡5 | 58.5 | 1.33.9 | 追込 | 33.2 | 1 | |
| 5 | 1 | ◎ | A | 1 | ランスオブカオス | 1 | 吉村誠之 | 牡4 | 57.5 | 1.33.9 | 中団 | 33.7 | 4 |
| 6 | 6 | C | 7 | ヤンキーバローズ | 7 | 岩田望来 | 牡4 | 56 | 1.34.0 | 中団 | 33.8 | 6 | |
| 7 | 16 | E | 16 | クルゼイロドスル | 9 | 武豊 | 牡6 | 57 | 1.34.0 | 中団 | 33.3 | 2 | |
| 8 | 17 | E | 12 | ラケマーダ | 17 | 高杉吏麒 | 牡6 | 56 | 1.34.1 | 中団 | 34.0 | 13 | |
| 9 | 3 | ◯ | C | 2 | キープカルム | 3 | 坂井瑠星 | 牡5 | 57.5 | 1.34.1 | 中団 | 34.1 | 15 |
| 10 | 4 | ☆ | A | 14 | マサノカナリア | 11 | 松若風馬 | 牝5 | 52 | 1.34.1 | 先行 | 34.6 | 17 |
| 11 | 7 | C | 15 | マテンロウオリオン | 14 | 横山典弘 | 牡7 | 56 | 1.34.2 | 中団 | 33.8 | 6 | |
| 12 | 2 | × | B | 10 | キョウエイブリッサ | 8 | 酒井学 | 牡6 | 55 | 1.34.2 | 中団 | 33.8 | 6 |
| 13 | 12 | C | 11 | ホウオウラスカーズ | 15 | 木幡巧也 | 牝8 | 54 | 1.34.2 | 中団 | 33.9 | 11 | |
| 14 | 5 | E | 18 | コレペティトール | 16 | 富田暁 | セ6 | 56 | 1.34.4 | 後方 | 33.7 | 4 | |
| 15 | 8 | C | 9 | ヤマニンサンパ | 12 | 亀田温心 | 牡8 | 56.5 | 1.34.5 | 後方 | 33.6 | 3 | |
| 16 | 14 | E | 17 | シンフォーエバー | 10 | 団野大成 | 牡4 | 56 | 1.34.6 | 逃げ | 35.5 | 18 | |
| 17 | 13 | △ | B | 6 | ガイアメンテ | 2 | 北村友一 | 牡5 | 55 | 1.34.7 | 中団 | 34.2 | 16 |
| 18 | 18 | E | 8 | エアファンディタ | 13 | 藤岡佑介 | セ9 | 57 | 1.34.9 | 後方 | 33.8 | 6 |
※予=予想、評=全頭診断ランク、順=順位表順位です。
【レース展開】
ラップ:12.6 – 11.1 – 11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.5
14番シンフォーエバーが主導権を握り、前半4Fは47.4秒の平均ペース。
特筆すべきは後半4Fの「11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.5」という加速ラップです。
淀の外回りコースで一度も減速することなく、最後まで11秒台半ばを刻み続けるという、非常に高い持続力が要求される展開となりました。
スポーツニッポン賞京都金杯2026 配当(払戻金)と波乱度の評価
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 15 | 780円 | 4番人気 |
| 複勝 | 15 | 260円 | 4番人気 |
| 11 | 420円 | 5番人気 | |
| 10 | 2,710円 | 18番人気 | |
| 枠連 | 6-7 | 1,850円 | 7番人気 |
| 馬連 | 11-15 | 5,310円 | 19番人気 |
| ワイド | 11-15 | 1,870円 | 19番人気 |
| 10-15 | 12,150円 | 88番人気 | |
| 10-11 | 25,080円 | 124番人気 | |
| 馬単 | 15-11 | 9,200円 | 34番人気 |
| 3連複 | 10-11-15 | 243,770円 | 378番人気 |
| 3連単 | 15-11-10 | 1,096,640円 | 1807番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
18番人気のショウナンアデイブが3着に食い込んだことで、3連単は100万円を超える超高配当となりました。
波乱の正体は、先行勢が誰も止まらないという特殊な持続力勝負にありました。
スポーツニッポン賞京都金杯2026 レース回顧
■1着:ブエナオンダ(勝因:完璧なポジション取り)
川田騎手が選択した「4角5番手」という位置が勝利を呼び込みました。
後半4Fの加速戦において、先行する11番・10番を射程圏に入れつつ、風除けを使いながら直線を迎えられたのが最大の要因。
56.5kgのハンデを背負いながら、ラストまで脚を伸ばし続けた持続力は評価に値します。
■2着:ファーヴェント / 3着:ショウナンアデイブ(好走要因:淀のAコースを利した先行力)
上位3頭がタイム差なしの大接戦。
共通するのは「4角4番手以内」にいたことです。
特にショウナンアデイブは最低人気ながら、54kgの軽量と池添騎手の積極策が噛み合い、ラスト11.5のラップを粘り通しました。
前が止まらない馬場コンディションを完璧に味方につけています。
■5着:ランスオブカオス(敗因:展開の誤算)
1番人気に応えられなかった要因は、中団8番手という位置取りです。
上がり33.7秒は勝ち馬を上回っていますが、前の馬たちが11.5秒で走り続ける展開では、物理的に差し切るのが困難でした。
能力は示しましたが、展開の「ズレ」が明暗を分けました。
データ予想との照合と今後への示唆
本レースの事前データ予想(人気・脚質・枠順・前走傾向)については、別記事「京都金杯2026予想|過去10年データから見る傾向と狙い方」で詳しく整理しています。
ここでは、その事前傾向と実際のレース結果を照らし合わせ、どの条件が結果に直結したのかを検証します。
結論から言うと、本レースでは事前に重視していた【内枠・1番人気の信頼度】よりも、【持続的な加速ラップに対応できる先行力】の影響が大きく、この要素が結果を左右する最優先条件となりました。
データ検証(事前傾向との照合)
【データ検証】
◯ 合致した点:
・「4~5歳の若い馬」がワンツー。(4歳馬がワンツー)
活力のある世代が持続力勝負を制した。
・「前走1600m〜1800m組」が上位独占。(前走1600m組のワンツー)
適正距離の広さがロンスパ戦に対応させた。
× 見誤った点:
・「内枠(1〜4番)×若い馬」は5着が最高。
枠順の利よりも、道中の位置取り(先行力)が重要だった。
・「1番人気・3番人気」が圏外へ。
3連単100万馬券の正体は、人気サイドの位置取りの甘さにあった。
【次走への示唆と注目馬】
- トロヴァトーレ(4着): 58.5kgという極めて重い斤量を背負いながら、上がり最速33.2秒で追い上げた内容は驚異的。
別定戦や斤量が平準化されるG2クラスなら、即勝ち負けのレベルにある。 - 冬の京都マイルの教訓: Aコースの良馬場、かつ後半加速ラップになる場合、差し馬の能力以上に「前で11秒台半ばを持続できる馬」の粘りを重視すべき。
関連記事(過去データ・予想編)

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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