2歳中距離王を決定する第42回ホープフルステークス2025(G1)。
中山の芝2000mというタフな舞台に、来春のクラシックを夢見る若駒たちが集結しました。
曇り空の下、良馬場で行われた一戦は、これまでの実績を覆す波乱の結果となりました。
ホープフルステークス2025 レース結果と展開
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | D | 14 | ロブチェン | 7 | 松山弘平 | 牡2 | 56 | 2.01.0 | 差し | 34.5 | 1 | |
| 2 | 11 | △ | C | 5 | フォルテアンジェロ | 4 | マーカン | 牡2 | 56 | 2.01.1 | 先行 | 34.9 | 5 |
| 3 | 15 | × | C | 6 | アスクエジンバラ | 9 | 岩田康誠 | 牡2 | 56 | 2.01.2 | 先行 | 34.9 | 5 |
| 4 | 2 | C | 11 | アーレムアレス | 6 | 菱田裕二 | 牡2 | 56 | 2.01.4 | 差し | 34.5 | 1 | |
| 5 | 6 | ◎ | A | 4 | バドリナート | 5 | 坂井瑠星 | 牡2 | 56 | 2.01.4 | 先行 | 35.2 | 8 |
| 6 | 16 | D | 7 | オルフセン | 8 | 岩田望来 | 牡2 | 56 | 2.01.6 | 中団 | 34.5 | 1 | |
| 7 | 12 | D | 2 | アンドゥーリル | 1 | 川田将雅 | 牡2 | 56 | 2.01.6 | 先行 | 35.5 | 11 | |
| 8 | 3 | ▲ | B | 3 | ジャスティンビスタ | 2 | 北村友一 | 牡2 | 56 | 2.01.7 | 後方 | 34.6 | 4 |
| 9 | 7 | E | 12 | テーオーアルアイン | 13 | 横山武史 | 牡2 | 56 | 2.01.8 | 逃げ | 36.0 | 14 | |
| 10 | 1 | ☆ | B | 8 | ノチェセラーダ | 10 | プーシャ | 牡2 | 56 | 2.01.8 | 中団 | 35.3 | 9 |
| 11 | 8 | C | 13 | マテンロウゼロ | 15 | 横山典弘 | 牡2 | 56 | 2.01.9 | 後方 | 34.9 | 5 | |
| 12 | 14 | E | 9 | ジーネキング | 11 | 斎藤新 | 牡2 | 56 | 2.02.1 | 先行 | 36.1 | 15 | |
| 13 | 10 | D | 10 | ウイナーズナイン | 12 | 西村淳也 | 牡2 | 56 | 2.02.3 | 後方 | 35.3 | 9 | |
| 14 | 13 | ◯ | B | 1 | ショウナンガルフ | 3 | 池添謙一 | 牡2 | 56 | 2.02.4 | 中団 | 35.6 | 12 |
| 15 | 5 | D | 16 | ノーウェアマン | 16 | 木幡巧也 | 牡2 | 56 | 2.02.8 | 後方 | 35.7 | 13 | |
| 16 | 9 | D | 15 | メイショウハチコウ | 14 | 三浦皇成 | 牡2 | 56 | 2.02.9 | 中団 | 36.4 | 16 |
※予=予想、評=全頭診断ランク、順=順位表順位です。
【展開分析】残り1000mからの「止まらない流れ」
ラップタイム(12.3 – 10.9 – 12.3 – 13.0 – 12.8 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.7 – 11.8)が示す通り、向正面で13.0秒まで緩んだ直後、残り1000mから一気にペースが跳ね上がりました。
3角地点でオルフセンやアンドゥーリルが外から強引に捲り気味に位置を上げたことで、先行集団は息を入れる暇のない「後半5F 59.7秒」という持続力勝負に。
この急激なラップの変動が、多くの有力馬のスタミナを削り取りました。
ホープフルステークス2025 配当と波乱度の評価
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 4 | 1,980円 | 7番人気 |
| 複勝 | 4 | 660円 | 7番人気 |
| 11 | 250円 | 4番人気 | |
| 15 | 590円 | 9番人気 | |
| 枠連 | 2-6 | 520円 | 1番人気 |
| 馬連 | 04-11 | 8,310円 | 26番人気 |
| ワイド | 04-11 | 2,380円 | 26番人気 |
| 04-15 | 6,380円 | 55番人気 | |
| 11-15 | 2,790円 | 31番人気 | |
| 馬単 | 04-11 | 19,100円 | 61番人気 |
| 3連複 | 04-11-15 | 55,140円 | 140番人気 |
| 3連単 | 04-11-15 | 368,180円 | 851番人気 |
波乱度:極めて高い(S)
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
単勝7番人気の伏兵ロブチェンが勝利し、3連単は36万馬券。
上位3頭を4番人気以下の馬が独占するという、G1としては異例の波乱となりました。
後述する「3角からの早仕掛け」が人気上位馬の失速を招き、配当を大きく跳ね上げる要因となりました。
ホープフルステークス2025 レース回顧(勝因・敗因の分析)
■勝ち馬:ロブチェン(1着)の好走要因
「我慢比べの中、内で溜めた究極の効率」が勝因です。1〜2角では中団の内々に控え、3角からの激しい捲り合戦には加わらず、最短距離を通って4角7番手まで押し上げました。
後半5Fが加速し続ける厳しい展開において、周囲が外を回してスタミナをロスする中、ロスを最小限に抑えたことで、上がり最速34.5秒という爆発的な末脚を温存できたのが最大の要因です。
■上位馬:フォルテアンジェロ、アスクエジンバラの激走
2着フォルテアンジェロは、3角からペースが上がる中でも好位4〜5番手をキープし続ける機動力を発揮。
3着アスクエジンバラも同様に先行策から粘り込みました。
この2頭は「前が潰れる展開」の中、唯一残った先行勢。早めに動いた他馬を尻目に、自分のリズムを崩さなかった精神力が光ります。
■敗因・誤算:アンドゥーリル(7着)の誤算
1番人気のアンドゥーリルは、3角で外から2番手まで押し上げる積極的な競馬を見せましたが、これが裏目に出ました。
残り1000mからの急加速区間で外から脚を使ってしまったため、中山の急坂を登るスタミナが残っていませんでした。
同様に16番オルフセンも、最後方からの極端な捲りによって最後に力尽きています。
データ予想との照合と今後への示唆
本レースの事前データ予想(人気・脚質・枠順・前走傾向)については、
別記事「ホープフルステークス2025予想|過去10年データから見る傾向と狙い方」で詳しく整理しています。
本回顧では、その予想と結果を照らし合わせながら検証していきます。
【合致した点:中山2000mの持続力傾向】
中山芝2000mにおける「持続力」と「内を立ち回る巧さ」の重要性は、今回の結果でも明確に証明されました。
上位入線組は、いずれも道中で余計な距離ロスを避け、自分のペースを守った馬たちでした。
【ズレた点・見誤った点:先行有利の過信】
事前の傾向として「先行有利」が意識されていましたが、今回は**「3角からの早仕掛け」**が発生したことで、先行馬には過酷な消耗戦となりました。
単なる脚質データだけでなく、誰がいつ動くかという「展開の流動性」を読み切る難しさが浮き彫りとなりました。
💡 次走への注目ポイント
- ロブチェン: タフな展開でも折り合いを欠かず、内から差せるセンスを証明。
皐月賞と同じコースでの勝利は価値が高く、来春も内枠を引けば最有力。 - アンドゥーリル: 今回の敗因は明らかにオーバーペースの捲りに巻き込まれたこと。
落ち着いたペースの広いコース(東京・京都)なら巻き返しは必至。 - フォルテアンジェロ: 厳しいラップを好位で耐え抜いたスタミナは本物。
距離がさらに伸びても対応可能な下地を見せました。
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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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