京王杯2歳ステークス2025は、東京競馬場、良馬場での開催となりました。
16頭立てのGII戦は、1番人気**ダイヤモンドノット**が人気に応えつつも、波乱の立役者となった伏兵陣の激走により、3連単**37,670円**という高配当が飛び出す荒れた結末となりました。
果たしてどのような展開が勝利の女神を微笑ませたのでしょうか?
詳細な結果と京王杯2歳S2025のレース回顧をお届けします。
第61回 京王杯2歳S2025 レース結果(確定着順)
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | ◎ | B | 1 | ダイヤモンドノット | 1 | ルメール | 牡2 | 56 | 1.20.9 | 先行 | 33.6 | 4 |
| 2 | 12 | ▲ | A | 3 | フクチャンショウ | 8 | 戸崎圭太 | 牡2 | 56 | 1.21.4 | 差し | 33.5 | 3 |
| 3 | 14 | E | 12 | トワニ | 12 | 菅原明良 | 牝2 | 55 | 1.21.4 | 追込 | 33.0 | 1 | |
| 4 | 2 | D | 4 | シャオママル | 6 | プーシャ | 牡2 | 56 | 1.21.4 | 差し | 33.6 | 4 | |
| 5 | 3 | D | 5 | ルートサーティーン | 4 | 岩田康誠 | 牡2 | 56 | 1.21.5 | 逃げ | 34.3 | 11 | |
| 6 | 7 | ☆ | A | 8 | ユウファラオ | 10 | 北村宏司 | 牡2 | 56 | 1.21.7 | 先行 | 34.1 | 9 |
| 7 | 15 | E | 16 | リネンタイリン | 16 | 柴田大知 | 牡2 | 56 | 1.21.8 | 後方 | 33.3 | 2 | |
| 8 | 8 | △ | A | 10 | ホットゥトロット | 13 | 石橋脩 | 牡2 | 56 | 1.21.8 | 後方 | 33.6 | 4 |
| 8 | 16 | ◯ | C | 2 | レッドスティンガー | 3 | 横山和生 | 牡2 | 56 | 1.21.8 | 中団 | 34.1 | 9 |
| 10 | 6 | D | 9 | シュペルリング | 2 | 津村明秀 | 牡2 | 56 | 1.22.0 | 中団 | 34.3 | 11 | |
| 11 | 1 | C | 11 | ネネキリマル | 7 | 佐々木大 | 牡2 | 56 | 1.22.0 | 先行 | 34.4 | 14 | |
| 12 | 4 | × | C | 6 | ミルトベスト | 5 | 横山武史 | 牡2 | 56 | 1.22.0 | 中団 | 34.3 | 11 |
| 13 | 5 | D | 7 | シーミハットク | 9 | 三浦皇成 | 牡2 | 56 | 1.22.0 | 中団 | 34.0 | 8 | |
| 14 | 11 | C | 13 | フォトンゲイザー | 15 | 木幡巧也 | 牡2 | 56 | 1.22.2 | 後方 | 33.6 | 4 | |
| 15 | 13 | D | 15 | フェーダーローター | 11 | 原優介 | 牝2 | 55 | 1.22.4 | 先行 | 35.0 | 16 | |
| 16 | 9 | E | 14 | コックオーヴァン | 14 | 松岡正海 | 牝2 | 55 | 1.22.9 | 後方 | 34.8 | 15 |
第61回 京王杯2歳S2025 配当(払戻金)
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 10 | 180円 | 1番人気 |
| 複勝 | 10 | 130円 | 1番人気 |
| 12 | 380円 | 8番人気 | |
| 14 | 760円 | 12番人気 | |
| 枠連 | 5-6 | 1,480円 | 5番人気 |
| 馬連 | 10-12 | 1,510円 | 6番人気 |
| ワイド | 10-12 | 640円 | 6番人気 |
| 10-14 | 1,880円 | 19番人気 | |
| 12-14 | 6,640円 | 60番人気 | |
| 馬単 | 10-12 | 1,940円 | 6番人気 |
| 3連複 | 10-12-14 | 14,310円 | 45番人気 |
| 3連単 | 10-12-14 | 37,670円 | 117番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
第61回 京王杯2歳S2025 レース回顧:中弛みからの瞬発力勝負
【ラップと展開分析】中弛みが鍵となった1400m戦
ラップタイム: 12.7 – 11.0 – 11.5 – 12.0 – 11.4 – 11.0 – 11.3 (計:1分20秒9)
良馬場にしてはややタフな時計(1:20.9)で決着しました。
ラップを見ると、最初の200mで**12.7秒**と落ち着いた入りから、中盤の**4ハロン目(12.0秒)で大きくペースが緩む「中弛み」**が発生しました。
このペースダウンで各馬の脚が溜まり、ラスト800mから再び加速する瞬発力勝負の展開になったことが分かります。
【各馬の評価】
◎1着 ダイヤモンドノット(1番人気)
道中は先頭集団(3角・4角とも**2番手**)をキープ。
ルメール騎手は、逃げ馬**ルートサーティーン(3番)**を前に見ながら、中弛みで無駄な脚を使わず完璧に折り合いました。
最後の直線は、溜めた瞬発力を爆発させ、後続の追い込みを完封。
レース展開を味方につけつつ、人気に応える強い内容で重賞初制覇を飾りました。
▲ 2着 フクチャンショウ(8番人気)& 無印 3着 トワニ(12番人気)
この2頭の激走が波乱を演出しました。
特に3着の**トワニ(14番)**は驚異的です。
コーナー通過順位を見ると、3角、4角ともにほぼ**最後方**の位置取り。
にもかかわらず、中弛みで先行勢が消耗した隙を突き、直線だけで全頭を飲み込むような強烈な末脚を発揮しました。
2着の**フクチャンショウ(12番)**も、後方集団から直線大外を伸びて連対確保。
先行有利の展開になりがちな東京芝1400mにおいて、この2頭の伏兵が後方から台頭したことで、3連単は117番人気、**37,670円**という波乱の結果となりました。
【惜敗】5着 ルートサーティーン(3番)
逃げてレースを引っ張った**ルートサーティーン**は、3角、4角と先頭(もしくは先頭タイ)で通過しましたが、中盤のペースダウンで息を入れられず、最後まで粘りきれませんでした。
最後の瞬発力勝負に持ち込まれたことで、先行馬には厳しい展開となり、5着に終わっています。
このレースは、展開を読む重要性と、末脚の鋭さが問われる一戦となりました。
上位入線した馬たちは、今後のマイル・短距離路線で注目の存在となるでしょう。
予想は、▲以下から2頭の3着内を期待していましたが、8番人気の▲2着のみでした。ザンネン。
しかし、最近はデータ予想で人気薄の馬の好走を拾えてきているのでマズマズな感じです。
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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
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