秋の古馬GⅠシーズンへの重要なステップ、第71回産経賞オールカマー2025のレース回顧をお届けします。
中山芝2200mの舞台は、良馬場ながらも序盤の激しいペースと中盤の再加速が、真の**持続力と機動力**を問うタフな展開となりました。
牝馬の強さを見せつけたのか、それとも実績馬の意地が勝ったのか?詳しく見ていきましょう!
第71回産経賞オールカマー2025 レース結果
着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ◎ | A | 1 | レガレイラ | 1 | 戸崎圭太 | 牝4 | 57 | 2.10.2 | 差し | 34.0 | 1 |
2 | 9 | ◯ | A | 2 | ドゥラドーレス | 2 | ルメール | 牡6 | 57 | 2.10.4 | マクリ | 34.4 | 4 |
3 | 7 | E | 4 | ヨーホーレイク | 4 | 岩田望来 | 牡7 | 58 | 2.10.7 | 差し | 34.2 | 3 | |
4 | 10 | × | A | 6 | フェアエールング | 8 | 津村明秀 | 牝5 | 55 | 2.10.7 | 先行 | 35.0 | 8 |
5 | 5 | ▲ | A | 3 | ホーエリート | 3 | 横山武史 | 牝4 | 55 | 2.10.8 | 中団 | 34.6 | 6 |
6 | 8 | B | 10 | リカンカブール | 10 | 吉田隼人 | セ6 | 57 | 2.11.0 | 後方 | 34.5 | 5 | |
7 | 11 | E | 11 | ワイドエンペラー | 11 | 佐々木大 | 牡7 | 57 | 2.11.0 | 後方 | 34.1 | 2 | |
8 | 1 | C | 5 | コスモキュランダ | 5 | 丹内祐次 | 牡4 | 57 | 2.11.0 | 先行 | 35.2 | 10 | |
9 | 6 | △ | B | 9 | シュバルツクーゲル | 9 | 菅原明良 | 牡4 | 57 | 2.11.1 | 先行 | 35.1 | 9 |
10 | 3 | D | 8 | クロミナンス | 6 | モレイラ | 牡8 | 57 | 2.11.1 | 後方 | 34.7 | 7 | |
11 | 2 | ☆ | B | 7 | リビアングラス | 7 | 鮫島克駿 | 牡5 | 57 | 2.12.1 | 逃げ | 36.1 | 11 |
第71回産経賞オールカマー2025 配当(払戻金)
券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
---|---|---|---|
単勝 | 4 | 330円 | 1番人気 |
複勝 | 4 | 150円 | 1番人気 |
9 | 130円 | 2番人気 | |
7 | 200円 | 4番人気 | |
枠連 | 4-7 | 670円 | 1番人気 |
馬連 | 04-09 | 680円 | 1番人気 |
ワイド | 04-09 | 340円 | 2番人気 |
04-07 | 680円 | 11番人気 | |
07-09 | 550円 | 7番人気 | |
馬単 | 04-09 | 1,400円 | 2番人気 |
3連複 | 04-07-09 | 1,970円 | 5番人気 |
3連単 | 04-09-07 | 7,740円 | 11番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
第71回産経賞オールカマー2025 レース回顧:タフな展開を制したレガレイラ
良馬場の中山芝2200m(Cコース)で行われた今年のオールカマーは、ラップが如実に示す通り、非常にタフな**持続力勝負**となりました。
序盤の2ハロン目で**10.7秒**という速いラップを刻み、その後緩んだものの、向こう正面で**11.5秒**と再びラップが引き締まる再加速が発生。
逃げ・先行馬にとってはスタミナが削られる**厳しい展開**となりました。
👑 勝者レガレイラ:最速上がりで牡馬を一蹴
1番人気に支持された牝馬、**レガレイラ**が見事な差し切り勝ちを収めました。
道中8番手と好位集団の後ろで脚を溜め、直線では馬群を割って**最速となる34.0秒**の末脚を繰り出しました。
厳しいペースの中、先行馬が総崩れする中でこの切れ味と持続力を両立させたのは、同馬の能力の高さを示すもので、古馬混合重賞、斤量57キロで制覇という結果は、秋のGⅠ戦線に向けて大きな期待を抱かせます。
🥈 2着ドゥラドーレス:展開を読んだ大胆なマクリ
2着に入った**ドゥラドーレス**の競馬も特筆すべきです。
道中は後方9番手でしたが、中盤の緩みを利して**3コーナーで一気に3番手までポジションを押し上げるマクリ**を敢行。
中山の急坂を前に持久力勝負に持ち込み、勝利したレガレイラには屈したものの、強靭な持続力を見せつけました。
ルメール騎手の的確な判断がなければ、このタフな展開で2着確保は難しかったでしょう。
🥉 3着ヨーホーレイクと波乱の3連単
4番人気の**ヨーホーレイク**が3着に粘り込みましたが、この馬の好走により、**3連単は7,740円(11番人気)**とやや波乱の結果となりました。
馬連こそ堅い決着(680円、1番人気)でしたが、3着に人気薄(単勝4番人気ながらワイドではレガレイラとの組み合わせが11番人気)が入ったことで、馬券的には妙味が出ました。
逃げ・先行勢(**リビアングラス**、**コスモキュランダ**など)がラップに苦しみ下位に沈んだ一方、このタフな流れで脚を溜め、持続的な末脚を使えた馬が上位を独占した一戦でした。
予想は、◎◯無印でした。
3着が8番人気の✕印フェアエールングが粘ってほしかったな~という残念な結果となりました。
関連記事


【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
参考リンク:
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。