CBC賞2025 前走データ分析|中京開催の過去10年傾向と狙うべき馬

サマースプリントシリーズの重要レース、CBC賞2025。中京競馬場で行われた過去10年間の詳細なデータを徹底分析し、馬券に絡む馬の傾向を明らかにします。
この記事では、前走の距離、脚質、クラス、着順、斤量、そして馬体重といった多角的な視点から、2025年のCBC賞で狙うべき馬の条件を深く掘り下げて解説します。


芝レースの風景 前走レース分析

中京開催のCBC賞を制する好走パターン

まずは、CBC賞で好走した馬たちが、前走でどのようなレースをしていたのかを見ていきましょう。

前走平地距離別データ:距離短縮組が圧倒的に有利

過去10年のデータから、CBC賞と相性の良い前走距離が明確になりました。

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1200m 4- 5- 8- 71/ 88 4.5% 10.2% 19.3%
1400m 5- 4- 1- 28/ 38 13.2% 23.7% 26.3%
1600m 1- 1- 0- 16/ 18 5.6% 11.1% 11.1%

最も優秀な成績を残しているのは、前走1400mからの距離短縮組です。
最多の5勝を挙げ、勝率13.2%、連対率23.7%と非常に高い好走率を誇ります。
一方、前走と同距離の1200m組は出走頭数こそ多いものの、勝率4.5%と苦戦傾向にあります。

前走脚質別データ:先行馬と差し馬にチャンスあり

CBC賞が行われる中京芝1200mは、先行馬が有利と言われる一方で、差しも決まりやすいコースです。

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・先行 5- 2- 6- 30/ 43 11.6% 16.3% 30.2%
平地・中団 4- 6- 3- 60/ 73 5.5% 13.7% 17.8%
3F 3位 2- 0- 0- 5/ 7 28.6% 28.6% 28.6%
3F ~5位 2- 4- 1- 13/ 20 10.0% 30.0% 35.0%

前走「平地・先行」からレースを進めた馬が最多の5勝を挙げています。
しかし、特筆すべきは上がり3ハロンのデータです。
「3F 3位」だった馬は勝率28.6%と驚異的な成績を誇り、「3F ~5位」の馬も高い好走率を見せています。




前走クラス別データ:G2・G1組からの参戦に注目

前走のクラスも、レースのレベルを測る上で重要な指標です。

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
OPEN非L 4- 1- 4- 60/ 69 5.8% 7.2% 13.0%
G2 2- 3- 0- 7/ 12 16.7% 41.7% 41.7%
G1 1- 3- 3- 20/ 27 3.7% 14.8% 25.9%
3勝 1- 3- 1- 13/ 18 5.6% 22.2% 27.8%

最も高い好走率を誇るのは、前走G2からの参戦馬です。
勝率16.7%、連対率41.7%と非常に優秀な成績を残しています。
また、G1からのローテーションも複勝率25.9%と高く、上位クラスで戦ってきた馬の実力には注意が必要です。

前走確定着順別データ:大敗からの巻き返しも視野に

前走の結果が、本番のCBC賞でどのように繋がっているかを見ていきましょう。

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
同級1着 3- 0- 0- 12/ 15 20.0% 20.0% 20.0%
同級5着 2- 0- 0- 9/ 11 18.2% 18.2% 18.2%
同級10着~ 3- 3- 2- 43/ 51 5.9% 11.8% 15.7%

前走で1着だった馬は勝率20.0%と好成績を残しています。
しかし、最も注目すべきは前走10着以下と大敗していた馬です。
3勝を挙げており、巻き返しが頻繁に見られます。
前走の結果だけで安易に評価を下げるのは危険と言えるでしょう。

前走着差別データ:僅差の敗戦、または大敗からの激走に注意

前走の着差がCBC賞の結果にどう影響するかを見ていきましょう。

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率
負0.3~0.5 4- 2- 2- 26/ 34 11.8% 17.6% 23.5%
負1.0~1.9 1- 1- 1- 30/ 33 3.0% 6.1% 9.1%
負2.0~2.9 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%

「負0.3~0.5秒差」で惜敗した馬が最多の4勝を挙げています。
また、「負2.0~2.9秒差」と大きく離されて敗れた馬からも勝馬が出ており、出走頭数が少ないながらも勝率33.3%と高い数値を記録しています。




前走斤量別データ:斤量増える馬が好走傾向

CBC賞はハンデ戦です。
前走からの斤量増減も重要なファクターとなります。

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
今回増 4- 3- 3- 15/ 25 16.0% 28.0% 40.0%
今回2~2.5kg増 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0%
増減無し 2- 1- 4- 38/ 45 4.4% 6.7% 15.6%

最も注目すべきは「今回増」の馬です。
勝率16.0%、連対率28.0%、複勝率40.0%と非常に高い好走率を誇ります。
特に「今回2~2.5kg増」の馬は、出走頭数が少ないながらも勝率25.0%と驚異的な数値を記録しています。
これは、前走で好走した馬が、ハンデを課されても実力でカバーできることを示唆しています。

前走馬体重別データ:中型馬と大型馬にチャンス

スプリント戦では、馬体重も重要な要素です。中京の舞台で結果を残している馬の馬体重を見ていきましょう。

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
460~479kg 3- 2- 5- 30/ 40 7.5% 12.5% 25.0%
480~499kg 3- 2- 2- 36/ 43 7.0% 11.6% 16.3%
500~519kg 2- 2- 1- 14/ 19 10.5% 21.1% 26.3%

最も多く勝利を挙げているのは、460~479kg480~499kgの中型馬です。
また、500~519kgの大型馬も勝率10.5%、連対率21.1%と高い好走率を誇ります。
小柄な馬は苦戦傾向にあり、パワーが求められる中京の舞台では馬格のある馬が有利なことを示しています。

まとめ:CBC賞2025予想で狙うべき馬は?

過去10年間のデータを総合すると、今年のCBC賞で高配当を狙うべき馬は、以下の条件を満たしている可能性が高いと考えられます。

  • 前走距離:1400mからの距離短縮組。
  • 前走脚質:前走で先行からレースを進めた馬。または上がり3ハロン3位以内の末脚を使っている馬。
  • 前走クラス・着順:前走G2またはG1、または下級クラスで1着だった馬。前走10着以下からの巻き返しにも注意。
  • 前走着差:僅差(0.3~0.5秒差)で敗戦した馬、または大差(2.0~2.9秒差)で敗戦した馬の激走。
  • 前走斤量・馬体重:今回斤量が増える馬で、馬体重が460kg以上の馬。

これらのデータ傾向を踏まえ、今年の出走馬の中から該当する馬を絞り込んでいくことで、より精度の高い予想が組み立てられるはずです。

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