3歳限定・ハンデ重賞として注目される夏の中距離戦「ラジオNIKKEI賞(G3・福島芝1800m)」。

ここでは過去10年(2015〜2024年)の詳細なデータから、今年の予想に活かせる傾向や狙い目を徹底分析します。


競馬レース予想傾向


📌 人気別傾向:波乱含みのハンデ戦!中穴の台頭に注目

1~3番人気は勝率・連対率とも安定しているものの、8番人気や9番人気の好走も目立ち、伏兵の激走が珍しくないのが本レースの特徴。

  • 1番人気:勝率20.0%/連対率30.0%
  • 3番人気:勝率30.0%
  • 9番人気:複勝率40.0%

📊 馬番傾向:内枠優勢も14番は要注意

1~3番枠がそれぞれ勝利を挙げ、特に1番は複勝率50%と高水準。一方で、8~9番は全く馬券に絡めていません

  • 1番:勝率20.0%/複勝率50.0%
  • 14番:複勝率60.0%





⚖ 斤量別傾向:狙うは54~56kgゾーン

勝ち馬の多くは53〜56kgに集中しており、特に55kgは勝率17.6%複勝率29.4%と好成績。
逆に51kg以下はほとんど馬券に絡んでおらず軽量馬には注意。


🐴 馬体重傾向:480kg未満が中心、重すぎは割引

440~479kgのゾーンが全体の7割以上を占める安定勢力。
500kgを超える馬も複勝圏には絡むが、540kg以上は連対なしとやや苦戦。


🏃‍♂️ 脚質傾向:逃げ・先行馬の残り目に注意!

  • 逃げ:複勝率60.0%
  • 先行:連対率32.4%
  • 中団・後方:複勝率10~13%

また、上がり3F1位の馬の複勝率は80.0%と圧倒的で、切れる脚を持つ馬の激走には要警戒。


👣 前走脚質・上がり傾向:前走逃げ馬に妙味あり

前走逃げた馬は勝率11.1%、複勝率40.7%と好成績。
また、前走で上がり1位だった馬の複勝率33.3%と、末脚タイプも軽視できません。


🏆 前走クラス:リステッド or オープン特別組が好成績

  • 1勝クラス:勝率5.3%/複勝率21.1%
  • OPEN(L):勝率16.7%/複勝率22.2%
  • G3以上:苦戦傾向(G3:複勝率0%、G1:勝率0%)





📐 前走距離:中距離組が主力!2000m組は好相性

前走2000m組は複勝率33.3%と最も好成績で、1800m→1800mのローテも安定。1600m以下からの距離延長組は割引。


🧬 血統傾向:ディープ系はやはり優秀!

◎ 種牡馬成績(上位)

  • ディープインパクト:複勝率62.5%
  • ディープブリランテ:勝率40.0%
  • ブラックタイド・キングカメハメハ:勝率33.3%

◎ 母父馬成績(上位)

  • ブライアンズタイム:勝率75.0%
  • キングヘイロー:勝率66.7%
  • ホワイトマズル:複勝率33.3%

特にブライアンズタイムとキングヘイローの母父血統には注目しておきたい。

🏇 血統傾向:サンデーサイレンス系×欧州型の好相性に注目

ラジオNIKKEI賞では、毎年のように父サンデーサイレンス系×母父欧州型の配合が好走しています。以下は過去10年の「チェック・ニックス(配合相性)」のデータです。

チェック・ニックス(配合) 成績(着別度数)
サンデーサイレンス系 × ターントゥ・ロベルト他系 3-0-0-4 / 7
サンデーサイレンス系 × リファール系 2-0-0-3 / 5
サンデーサイレンス系 × ミスプロ・Kingmambo系 2-0-0-2 / 4
サンデーサイレンス系 × ヘイロー・非SS系 1-0-0-2 / 3
ミスプロ・Kingmambo系 × リファール系 1-0-0-0 / 1
ヌレイエフ系 × ミスプロ・Kingmambo系 1-0-0-0 / 1

特に注目したいのは、「サンデーサイレンス系×リファール系」「サンデーサイレンス系×ロベルト系」「サンデーサイレンス系×Kingmambo系」といった欧州型ナスルーラやロベルトの血を引く配合です。

逆に、人気でも凡走が目立つのは「ミスプロ・Kingmambo系×サンデーサイレンス系(0-0-0-10)」などの米国血統寄りの配合です。スタミナと持続力が求められる福島1800mにおいて、切れよりも総合力と底力を重視した血統が結果を残している傾向があります。

配合面からも、「父サンデーサイレンス系」+「母父欧州型(ロベルト、リファール、ヌレイエフなど)」という組み合わせには注目しておきたいところです。


🔚 まとめ:今年の狙い馬プロファイルはこれだ!

  • ハンデは54~56kg
  • 内枠(1~3番)で軽快な先行脚質
  • 前走2000m or OPEN特別組
  • ディープ系 or Roberto系血統
  • 過去に上がり最速を記録した馬

2025年のラジオNIKKEI賞は、上記傾向に該当する「穴馬」を見逃すな!

※本記事のデータは2015年~2024年のラジオNIKKEI賞をもとに独自集計しています。

全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。