昨年まで施行されていた小倉2歳ステークスの競走条件を引き継ぐ形で回次を新たな重賞として第1回として実施される中京2歳ステークス。
よって、今回は中京競馬場の芝1400mの2歳馬のレースに焦点を当て、過去10年(2015年~2024年)のデータ傾向を徹底分析します。
この記事では、人気、馬番、血統など、さまざまな角度から勝ち馬の特徴を探り、中京2歳S2025のヒントを見つけていきましょう。
※使用データは、2015. 7. 4 ~ 2025. 8. 9までの中京芝1400mの2歳馬のレースです。
👑人気別の成績:軸馬選びの鉄則
馬券検討の基本となる「人気」のデータから見ていきましょう。
やはり、人気馬は安定した成績を残しています。
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 39.6% | 58.3% | 69.8% |
2番人気 | 18.8% | 37.5% | 51.0% |
4番人気 | 15.6% | 27.1% | 36.5% |
ご覧の通り、1番人気は圧倒的な勝率と複勝率を誇り、馬券の軸として非常に信頼度が高いことがわかります。
また、高配当を狙うなら4番人気も注目すべき存在です。
🏃♀️馬番と脚質:中京1400mの攻略法
中京芝1400mはスタートから最初のコーナーまでが長く、馬番や脚質がレースに大きく影響します。
馬番別の好走傾向
馬番 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番 | 7.4% | 14.9% | 20.2% |
2番 | 5.3% | 16.8% | 28.4% |
3番 | 10.5% | 18.9% | 25.3% |
4番 | 12.5% | 22.9% | 34.4% |
5番 | 12.5% | 22.9% | 30.2% |
6番 | 5.3% | 12.8% | 21.3% |
7番 | 7.5% | 21.5% | 29.0% |
8番 | 7.8% | 11.1% | 18.9% |
9番 | 6.9% | 17.2% | 25.3% |
10番 | 9.9% | 13.6% | 16.0% |
11番 | 2.7% | 9.3% | 18.7% |
12番 | 6.5% | 14.5% | 21.0% |
13番 | 5.6% | 9.3% | 14.8% |
14番 | 7.0% | 11.6% | 18.6% |
15番 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
16番 | 10.3% | 13.8% | 24.1% |
17番 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18番 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
4番と5番が勝率・連対率でトップタイの成績を収めています。
また、複勝率も4番が最も高く、非常に安定した成績を残していることがわかります。
脚質別の好走傾向
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
平地・逃げ | 18.8% | 37.5% | 51.0% |
平地・先行 | 12.4% | 24.9% | 34.3% |
平地・中団 | 7.2% | 13.2% | 21.3% |
平地・後方 | 0.8% | 3.0% | 6.8% |
「平地・逃げ」が勝率、連対率、複勝率の全てでトップの好成績を収めています。
中京芝1400mでは、スタートから積極的に前に出る馬が非常に有利なことがわかります。
逆に「平地・後方」の成績は厳しく、追い込みは決まりにくい傾向にあります。
🧬血統と馬体重:隠れた能力を見抜く
馬のポテンシャルを測る上で欠かせないのが「血統」と「馬体重」です。
注目すべき種牡馬とニックス
中京芝1400mの2歳戦で特に好走傾向にある種牡馬とニックス(血統の配合)を分析しました。
◆ 種牡馬:圧倒的な信頼度を誇る3頭
- ディープインパクト:出走数は少ないものの、勝率25.0%、連対率50.0%、複勝率66.7%と群を抜いた成績。
走れば馬券圏内を外さない驚異的な信頼性です。 - エイシンヒカリ:勝率33.3%、複勝率66.7%を記録。
出走頭数は多くないですが、このコースでは必ずチェックすべき存在です。 - ディスクリートキャ:さらに出走数が少ない中で、勝率40.0%という驚異的な数字。
出走していれば最優先で検討する価値があります。
これら3頭は特に、勝利に直結する高いパフォーマンスを示しています。
◆ 母父馬:ディープインパクトがここでも存在感
- ディープインパクト:種牡馬としてだけでなく、母父としても圧倒的な成績(勝率17.1%、連対率24.4%)を残しています。
母系にその血が入っている馬は、無視できません。 - Storm Cat:出走数は少ないものの、連対率50.0%、複勝率58.3%と優秀。
スピードとパワーを兼ね備えた血統で、中京芝1400mにマッチしていると言えるでしょう。
母系にも注目することで、思わぬ好走馬を見つけられるかもしれません。
◆ 好相性の血統(ニックス)
- サンデーサイレンス系 × ノーザンダンサー系:勝率57.1%という驚異的な成績。
この配合の馬を見つけたら、最優先でマークしましょう。 - サンデーサイレンス系 × グレイソブリン系:勝率21.7%とこちらも非常に高い数字。
安定した好走が期待できます。 - サンデーサイレンス系 × ストームバード系:連対率34.6%、複勝率42.3%と、高い確率で上位に食い込んでくるニックスです。
これらのニックスは、中京芝1400mという特定の舞台で特に輝く配合と言えるでしょう。
理想の馬体重は?
馬体重 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
460~479kg | 11.2% | 27.9% |
480~499kg | 8.5% | 29.6% |
馬体重では、「460kg〜479kg」の馬が最も好成績を残していました。
このコースで要求されるスピードとパワーのバランスが最も取れている馬体重と言えるかもしれません。
📝まとめ:データから導く攻略ポイント
今回の分析で、中京芝1400mの2歳戦を攻略するための重要なポイントが明らかになりました。
- 人気:1番人気の信頼度は非常に高い。
4番人気も穴馬候補として要注目。 - 馬番:4番と5番が勝率・連対率でトップ。
- 脚質:逃げと先行が圧倒的に有利。
中団以降は厳しい。 - 血統:ディープインパクト産駒やエイシンヒカリ産駒、特定のニックス(サンデーサイレンス系 × ノーザンダンサー系など)に注目。
- 馬体重:460kg~479kgの馬が好走傾向にあり。
これらのデータを参考に、中京芝1400mで行われる中京2歳ステークスの予想を組み立ててみてください!
【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。