単勝1.3倍の圧倒的な支持を集めたヴァーミリアンが2007年【第53回東京大賞典】を圧勝した。
ゴールした瞬間、
「もしかしたら、この馬が年度代表馬っていうのもアリか?」
という思いが、頭の中を支配した。
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ヴァーミリアンの2007年の競走成績は以下のとおり。
2007.01.31 川崎記念(Jpn1)ダ2100m 1着
2007.03.31 ドバイワールドカップ(G1) ダ2000m 4着
2007.10.31 JBCクラシック(Jpn1) ダ2000m 1着
2007.11.24 ジャパンカップダート(G1) ダ2100m 1着
2007.12.29 東京大賞典(Jpn1) ダ2000m 1着
ジーワン(G1・Jpn1)を5戦し4勝は立派である。
秋ダートG1を3連勝(国内ダートG1を4連勝)、実績だけなら文句なしのような気がする。
JRAの競走には、JCダートの1戦だけの出走ではあるが、1999年には国内未出走であったエルコンドルパサーが年度代表馬となっている。
ちなみに、エルコンドルパサーはヴァーミリアンの父である。
国内で1度も走らずに年度代表馬となった父エルコンドルパサーのように、ヴァーミリアンも芝未出走で年度代表馬に輝いても、面白いと思ったりする。
ダート馬が年度代表馬?
少し前の日本の競馬では、考えられなかったことかも知れないが、ダート重賞路線が充実してきた今の日本競馬界では別に可笑しなことではないような気がする。
東京大賞典、今年最後の大一番で、強い馬が強い走りを見せた。
『偽』という字が象徴している2007年の日本。
最後に本物を見せてくれたヴァーミリアンの走りは素晴らしかったと思う。
2008年、“世界で本物の走りを!”という希望もつながった。
【2007年東京大賞典の結果】
1着◎ヴァーミリアン 2:03.2
2着★フリオーソ 4
3着 メイショウトウコン 5
4着 ルースリンド
5着 ブルーコンコルド
——— ——- ——-
8着☆アンパサンド
※予想印は◎☆★の3つのみです。
ここまで書いてアレですが、“年度代表馬=芝”なんて規程はナイですよね?
あったらスミマセン…。