夏の新潟芝1600mで行われる重賞レース「関屋記念(G3)」は、夏競馬終盤を彩る注目の一戦です。
新潟特有の長い直線と、外差しの決まりやすい傾向、また高配当もたびたび飛び出すレースとして知られています。
ここでは、過去10年間(2015年~2024年)の詳細データをもとに、各傾向を徹底分析し、2025年の予想に役立つ視点をまとめました。


競馬レース予想傾向

人気別成績

1番人気は【3-0-4-3】と複勝率70%と安定感抜群。4番人気も3勝を挙げており、信頼度は高めです。
一方で、2~3番人気は単勝勝率は落ちる傾向にあり、6番人気も複勝率40%と侮れません。
7~8番人気も連対しており、中穴狙いも視野に入れるのが関屋記念の特性です。

馬番別成績

興味深いのは外枠優勢の傾向で、特に12番(3勝)、17番(2勝)など、外枠からでも十分勝負になるレースです。
一方、5番、9番など内枠からの勝利はゼロと内枠不利の傾向も見逃せません。
直線の長い新潟コースならではの特徴が表れています。




年齢別成績

最多勝は5歳馬(5勝)で、勝率・連対率ともに安定。次いで4歳・6歳馬も健闘しています。
3歳馬は出走数が少ない中で複勝率37.5%と穴候補には面白い存在です。
7歳以上は全く馬券に絡めていない点は注意が必要です。

脚質別成績

最も注目すべきは逃げ馬の好成績
【3-2-1-4】で複勝率60%と驚異的な数字を記録しています。
先行馬も27.0%と健闘しており、前目にポジションを取る馬が有利です。
中団・後方からでは届かないケースが多く、展開を読むことが重要です。

種牡馬別成績

好成績を収めているのは、スニッツェル、ドゥラメンテ、イスラボニータといったスピード寄りの血統です。
特に出走数が少ない中で勝利を収めている種牡馬は注目。リオンディーズ、モーリス、ステイゴールド系などの馬も複数回馬券圏に入っており、バランス型よりもスピードに優れたタイプが強い傾向です。




母父馬別成績

好成績を挙げているのは、Scat Daddy、Fastnet Rock、Redoute’s Choiceなどの海外スピード血統です。
日本の馬場に対応できる欧州や米国型の母父馬の存在がポイントであり、サンデー系やホワイトマズルなどのスタミナ型母父も一定の成績を残しています。

チェック・ニックス別集計

相性の良い配合(ニックス)も関屋記念では見逃せません。

チェック・ニックス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 × ダンチヒ系 2-1-1-9/13 15.4% 23.1% 30.8%
サンデーサイレンス系 × リファール系 2-0-0-3/5 40.0% 40.0% 40.0%
サンデーサイレンス系 × ナスルーラ系 1-2-0-5/8 12.5% 37.5% 37.5%
ミスプロ・Kingmambo系 × ノーザンダンサー系 0-1-1-0/2 0.0% 50.0% 100.0%
ターントゥ・ロベルト系 × ストームバード系 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0%
ミスプロ系 × ストームバード系 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0%




まとめ:関屋記念の勝ちパターン

  • 逃げ馬が複勝率60%!展開を読んで前を狙う。
  • 5歳馬+外枠(12~17番)は勝率も高い。
  • 1~4番人気+6番人気を中心に中穴も狙える。
  • ディープインパクト産駒不在を踏まえ、スピード型・欧州米国血統の活躍に注目。

今年も波乱含みのレースが予想される関屋記念。データを活用して、高配当的中を目指しましょう!

全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。