ターコイズステークス2025予想|過去10年データから見る傾向と狙い方

今年も師走の中山を彩る牝馬のハンデ重賞、ターコイズステークスの季節がやってきました。
過去10年のデータを振り返ると、波乱の傾向とともに、好走馬に共通する明確な特徴が浮かび上がってきます。

本記事では、過去10年間の詳細データ(人気別、馬番別、年齢別、前走内容、血統など)をもとに、
ターコイズステークスで狙うべき好走パターンを徹底的に整理します。
データから見えてくる傾向を把握し、レース検討のヒントとしてぜひご活用ください。

ターコイズステークス過去傾向分析




人気別データ(過去10年)

ターコイズステークスはハンデ戦であり、波乱のイメージがありますが、過去10年のデータを見ると、人気馬の信頼度は比較的高い傾向にあります。

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3- 0- 1- 6/ 10 30.0% 30.0% 40.0%
2番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% 30.0% 30.0%
3番人気 1- 3- 2- 4/ 10 10.0% 40.0% 60.0%
4番人気 1- 1- 0- 8/ 10 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0% 20.0%
10番人気以下 1- 2- 4- 59/ 66 1.5% 4.5% 10.6%

単勝では1番人気が勝率30.0%でトップですが、連対率・複勝率では3番人気(連対率40.0%、複勝率60.0%)が最も安定しています。
5番人気以内での決着が多く、特に1~3番人気で計6勝を挙げており、人気馬の信頼度は比較的高い傾向です。
一方、11番人気が1勝を挙げるなど、二桁人気からも勝ち馬が出ており、ヒモ荒れや波乱の要素も十分に含まれています。

馬番別データ(過去10年)

内回りコースで行われる本レースですが、馬番別に見ると、内枠と外枠のどちらにも好走ポイントが散らばっている傾向があります。

馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0%
2番 1- 1- 0- 8/10 10.0% 20.0% 20.0%
3番 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0%
4番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
5番 0- 1- 1- 8/10 0.0% 10.0% 20.0%
6番 2- 0- 1- 7/10 20.0% 20.0% 30.0%
7番 0- 2- 1- 7/10 0.0% 20.0% 30.0%
8番 2- 1- 0- 7/10 20.0% 30.0% 30.0%
9番 0- 2- 0- 8/10 0.0% 20.0% 20.0%
10番 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0%
11番 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
12番 0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0%
13番 2- 1- 0- 7/10 20.0% 30.0% 30.0%
14番 0- 0- 3- 7/10 0.0% 0.0% 30.0%
15番 0- 1- 1- 8/10 0.0% 10.0% 20.0%
16番 1- 0- 1- 8/10 10.0% 10.0% 20.0%

過去10年の傾向として、8枠(13番・16番)内めの6番・8番の成績が目立っています。
特に13番8番は勝率20.0%、複勝率30.0%と好成績を残しており、外枠も十分に狙えます。
一方で、4番11番は連対率・複勝率ともに0.0%で、苦戦傾向にあります。
内枠も好走馬が少ないわけではありませんが、中~外枠にも複勝圏内に絡む馬が多く、枠順の有利不利は分散している傾向です。

年齢別データ(過去10年)

牝馬限定のハンデ重賞において、好走の中心となる世代と、苦戦する世代が明確に分かれています。

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3歳 4- 2- 1- 37/ 44 9.1% 13.6% 15.9%
4歳 3- 7- 5- 38/ 53 5.7% 18.9% 28.3%
5歳 3- 1- 2- 41/ 47 6.4% 8.5% 12.8%
6歳 0- 0- 2- 14/ 16 0.0% 0.0% 12.5%

勝利数で見ると3歳馬が4勝でトップ、次いで4歳馬と5歳馬が3勝ずつと、若い世代が中心です。
特に、複勝率で見ると4歳馬が28.3%で圧倒的に高く、最も馬券に絡む信頼度の高い層と言えます。
一方で、6歳馬は連対がなく(連対率0.0%)、複勝率も12.5%に留まっており、6歳以上になると苦戦する傾向が顕著に出ています。

斤量別データ(過去10年)

ハンデ戦である本レースにおいて、どの斤量帯に好走の集中が見られるのかを検証します。

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
53kg 3- 5- 1- 39/ 48 6.3% 16.7% 18.8%
54kg 3- 2- 2- 33/ 40 7.5% 12.5% 17.5%
55kg 1- 1- 3- 22/ 27 3.7% 7.4% 18.5%
56kg 2- 0- 1- 14/ 17 11.8% 11.8% 17.6%
56.5kg 0- 2- 1- 0/ 3 0.0% 66.7% 100.0%

最も出走頭数が多い53kg54kgがそれぞれ3勝を挙げており、この範囲の斤量を背負う馬が中心です。
勝率では56kg(11.8%)を背負った馬が高い数値をマークしています。
少頭数ながら、56.5kgは連対率66.7%、複勝率100.0%と非常に優秀であり、実績がある馬が重い斤量を背負ってもしっかりと結果を残す傾向があると言えます。

ターコイズステークス 前走レース分析




前走データ(過去10年)

前走距離別

前走平地距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1600m 3- 7- 4- 36/ 50 6.0% 20.0% 28.0%
1800m 3- 2- 3- 30/ 38 7.9% 13.2% 21.1%
2000m 2- 0- 1- 27/ 30 6.7% 6.7% 10.0%
2200m 1- 0- 1- 5/ 7 14.3% 14.3% 28.6%

最も出走頭数が多いのは前走1600m組で、3勝、連対率20.0%、複勝率28.0%と中心勢力です。
また、前走1800m組も3勝を挙げており、このマイル~中距離組が好走の鍵となります。
短距離の1200m組はすべて着外に敗れており、狙いはマイル以上を使ってきた馬に絞るべきです。

前走着順別(巻き返し傾向)

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
同級2着 1- 2- 0- 0/ 3 33.3% 100.0% 100.0%
同級4着 2- 0- 1- 7/ 10 20.0% 20.0% 30.0%
同級10着~ 4- 2- 3- 54/ 63 6.3% 9.5% 14.3%
下級1着 1- 3- 1- 19/ 24 4.2% 16.7% 20.8%

本レースの最大の特徴は、前走で10着以下に大敗していた馬が4勝、複勝率14.3%と、巻き返しが非常に多い点です。
また、前走で同級2着だった馬は3頭中1勝2連対で複勝率100.0%と驚異的な成績を残しています。
さらに、昇級初戦となる下級1着(3勝クラス勝ち)の馬も好走率が高く、前走好走組と大敗組の極端な傾向が見られます。

前走着差別(惜敗組を狙え!)

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率
負0.1~0.2 3- 2- 3- 6/ 14 21.4% 35.7% 57.1%
負0.3~0.5 1- 1- 3- 23/ 28 3.6% 7.1% 17.9%
負0.6~0.9 3- 1- 1- 30/ 35 8.6% 11.4% 14.3%

前走着差データを見ると、**前走で僅差(負0.1~0.9秒差)で敗れた組**から計7勝を挙げており、前走惜敗組の巻き返しがターコイズSの最大の好走傾向です。
中でも「負0.1~0.2」秒差で負けた馬は勝率21.4%、複勝率57.1%と、最重要チェック項目と言えます。
前走で負けていても、勝ち馬と僅差だった馬は迷わず上位評価すべきです。

前走脚質データ(過去10年)(上がりの速さが鍵)

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・先行 3- 5- 2- 31/ 41 7.3% 19.5% 24.4%
平地・中団 5- 2- 5- 58/ 70 7.1% 10.0% 17.1%
3F 2位 2- 3- 2- 10/ 17 11.8% 29.4% 41.2%
3F 6位~ 6- 3- 4- 82/ 95 6.3% 9.5% 13.7%

勝ち星は前走中団組が5勝でトップですが、最も連対率・複勝率が高いのは前走先行組(連対率19.5%、複勝率24.4%)です。
しかし、最も注目すべきは前走上がり順位で、3F 2位の馬が勝率11.8%、複勝率41.2%と、群を抜いて信頼度が高いです。
前走で上がりをしっかり使えていることが、中山マイルのタフな流れで結果を残すための重要な要素となります。
逆に、前走で逃げた馬は苦戦傾向にあります。

前走馬体重・斤量別データ(過去10年)

前走馬体重別

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
460~479kg 4- 6- 3- 37/ 50 8.0% 20.0% 26.0%
480~499kg 2- 2- 4- 30/ 38 5.3% 10.5% 21.1%
500~519kg 2- 0- 0- 8/ 10 20.0% 20.0% 20.0%

最も好走馬が多いのは460~479kgの馬で、4勝、複勝率26.0%と中心的なゾーンです。
さらに、勝率に注目すると500~519kgの大型馬が20.0%と非常に高く、大型馬の活躍も目立ちます。
牝馬としてはややボリュームのある馬体が好走する傾向にあります。

今回斤量増減別

前走斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
今回増 5- 5- 6- 46/ 62 8.1% 16.1% 25.8%
今回2~2.5kg増 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 30.0% 40.0%
今回減 4- 4- 3- 57/ 68 5.9% 11.8% 16.2%
増減無し 1- 1- 1- 27/ 30 3.3% 6.7% 10.0%

「今回増」(斤量増)の馬が合計5勝、複勝率25.8%と、好走する傾向があります。
特に「今回2~2.5kg増」の馬は複勝率40.0%と非常に優秀な成績を残しており、ハンデが見込まれて斤量が増える実績馬を積極的に狙うべきでしょう。
逆に「増減無し」の馬は苦戦傾向にあります。




血統データ(過去10年の傾向)

種牡馬

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 3- 0- 1-24/28 10.7% 10.7% 14.3%
キングズベスト 2- 0- 1- 1/ 4 50.0% 50.0% 75.0%
ダイワメジャー 2- 0- 1- 3/ 6 33.3% 33.3% 50.0%
オルフェーヴル 0- 3- 1- 4/ 8 0.0% 37.5% 50.0%

最も勝ち星が多いのはディープインパクト産駒の3勝ですが、出走数が多い割に好走率は低めです。
注目すべきは、ダイワメジャー産駒(2勝、複勝率50.0%)や少頭数ながら圧倒的な成績のキングズベスト産駒です。
また、勝ち切れてはいませんが、オルフェーヴル産駒は複勝率50.0%と連軸・ヒモとして非常に優秀な傾向を示しています。

母父

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
シンボリクリスエス 3- 1- 0- 3/ 7 42.9% 57.1% 57.1%
マンハッタンカフェ 2- 0- 1- 3/ 6 33.3% 33.3% 50.0%
ディープインパクト 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0%

母父データの中で圧倒的な数字を誇るのが母父シンボリクリスエスです。
3勝、複勝率57.1%と驚異的な数字をマークしており、この血統を持つ馬は最優先で注目すべきです。
また、母父マンハッタンカフェ(2勝、複勝率50.0%)など、スタミナとパワーを伝える血統が結果を残しています。

ニックス(好走配合)

ニックス(父 x 母父) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 x ターントゥ・ロベルト他系 4- 3- 0- 2/ 9 44.4% 77.8% 77.8%
ミスプロ・Kingmambo系 x サンデーサイレンス系 3- 1- 3-11/18 16.7% 22.2% 38.9%

特定のニックス(配合)に好走馬が集中しています。
中でもサンデーサイレンス系 x ターントゥ・ロベルト他系は4勝、複勝率77.8%と圧倒的な好走率を誇る黄金配合です。
この血統に該当する馬は、実績に関わらず積極的に買うべきでしょう。

生産者データ(過去10年)

出走数と好走率のバランスから、狙うべき生産者の傾向を探ります。

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 2- 1- 4-47/54 3.7% 5.6% 13.0%
高昭牧場 2- 0- 1- 0/ 3 66.7% 66.7% 100.0%
三城牧場 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0%
社台ファーム 1- 3- 0-18/22 4.5% 18.2% 18.2%

最も出走頭数が多いノーザンファームは、頭数の割に好走率が低めです(複勝率13.0%)。
代わりに、高昭牧場三城牧場は少頭数ながら驚異的な勝率・連対率を誇っており、有力な穴馬を輩出している可能性があります。
社台グループでは、社台ファームの方がノーザンファームよりも連対率・複勝率で上回る傾向があります。




傾向まとめ(好走パターン整理)

※以下は過去データをもとに整理した好走傾向です。
開催週には、この傾向をもとに当年の出走馬分析を参考情報として掲載しています(レース終了後に削除)。

🎯 ターコイズS2025 過去10年データ分析の重要ポイント

  • 【人気】軸は1~3番人気、ヒモには二桁人気(11番人気など)も注意。
  • 【年齢】複勝率トップの**4歳馬**、勝利数トップの**3歳馬**を中心に。
  • 【前走】**前走で僅差(負0.1~0.9秒差)で敗れた馬**は最重要。
    特に「負0.1~0.2」秒差の馬は驚異の複勝率57.1%。
  • 【脚質】前走上がり順位が**3F 2位**の馬が最も安定(複勝率41.2%)。
    末脚の速さが鍵。
  • 【斤量】ハンデ戦だが、**今回斤量増**の馬(特に2~2.5kg増)が好走傾向にある。
  • 【血統】**母父シンボリクリスエス**の馬は好走率抜群。
    ニックス**「サンデーサイレンス系 x ターントゥ・ロベルト他系」**に該当する馬は激走注意。

ターコイズステークス2025予想(暫定)

本記事の予想は、過去10年データから見える好走傾向をもとに整理しています。

枠順確定や全頭診断等を踏まえ、最終的な狙い方はレース前日に更新予定です。

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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。

参考リンク
JRA公式サイト(日本中央競馬会)
―過去のレース結果や競馬場情報を確認できます。


更新履歴

  • 2025年12月15日:初回公開、過去10年データを掲載
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