2025年の2歳マイル王決定戦、第77回朝日杯FS2025（G1）が行われました。
当日の阪神競馬場はあいにくの小雨、馬場状態は「重」。
若駒たちにとっては、これまでのスピード勝負とは一変するタフな精神力とスタミナが試される一戦となりました。
激戦の朝日杯フューチュリティステークスを制したのは、新種牡馬サートゥルナーリア産駒のあの馬でした！
朝日杯FS2025 レース結果
※本セクションはレース結果を踏まえた振り返りです。
| 着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | ▲ | B | 2 | カヴァレリッツォ | 2 | Ｃ．デム | 牡2 | 56 | 1.33.2 | 差し | 34.3 | 1 |
| 2 | 10 | C | 4 | ダイヤモンドノット | 5 | ルメール | 牡2 | 56 | 1.33.3 | 逃げ | 35.1 | 7 | |
| 3 | 12 | ◯ | B | 1 | アドマイヤクワッズ | 1 | 坂井瑠星 | 牡2 | 56 | 1.33.5 | 差し | 34.6 | 3 |
| 4 | 3 | B | 5 | エコロアルバ | 3 | 松山弘平 | 牡2 | 56 | 1.33.5 | 差し | 34.7 | 4 | |
| 5 | 13 | ◎ | A | 3 | リアライズシリウス | 4 | 津村明秀 | 牡2 | 56 | 1.34.0 | 先行 | 35.4 | 8 |
| 6 | 1 | D | 12 | グッドピース | 10 | 西村淳也 | 牡2 | 56 | 1.34.2 | 先行 | 35.5 | 9 | |
| 7 | 2 | C | 11 | ホワイトオーキッド | 11 | 北村友一 | 牝2 | 55 | 1.34.2 | 後方 | 35.0 | 6 | |
| 8 | 6 | ☆ | C | 9 | タガノアラリア | 8 | ジェルー | 牡2 | 56 | 1.34.2 | 先行 | 35.7 | 10 |
| 9 | 5 | E | 14 | ストームサンダー | 14 | 岩田康誠 | 牡2 | 56 | 1.34.4 | 後方 | 34.5 | 2 | |
| 10 | 4 | D | 13 | コスモレッド | 13 | 藤岡佑介 | 牝2 | 55 | 1.34.4 | 後方 | 34.8 | 5 | |
| 11 | 7 | D | 7 | コルテオソレイユ | 6 | 川田将雅 | 牡2 | 56 | 1.34.6 | 先行 | 36.0 | 11 | |
| 12 | 11 | D | 10 | カクウチ | 9 | 岩田望来 | 牡2 | 56 | 1.34.8 | 先行 | 36.4 | 14 | |
| 13 | 14 | × | C | 8 | レッドリガーレ | 12 | 吉村誠之 | 牡2 | 56 | 1.34.9 | 先行 | 36.2 | 13 |
| 14 | 9 | △ | C | 6 | スペルーチェ | 7 | 三浦皇成 | 牡2 | 56 | 1.34.9 | 中団 | 36.1 | 12 |
※予＝予想、評＝全頭診断ランク、順＝順位表順位です。
朝日杯FS2025 配当（払戻金）
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 8 | 360円 | 2番人気 |
| 複勝 | 8 | 140円 | 2番人気 |
| 10 | 210円 | 5番人気 | |
| 12 | 130円 | 1番人気 | |
| 枠連 | 5-6 | 900円 | 5番人気 |
| 馬連 | 08-10 | 1,390円 | 6番人気 |
| ワイド | 08-10 | 490円 | 6番人気 |
| 08-12 | 230円 | 1番人気 | |
| 10-12 | 560円 | 8番人気 | |
| 馬単 | 08-10 | 2,280円 | 10番人気 |
| 3連複 | 08-10-12 | 1,290円 | 3番人気 |
| 3連単 | 08-10-12 | 7,510円 | 20番人気 |
※成績、配当は主催者発行のものと照合し確認してください。
朝日杯FS2025 レース回顧
展開分析：重馬場でのハイラップ
12.4-10.8-11.4-11.7-11.9-11.6-11.2-12.2
レースの鍵を握ったのは、2ハロン目に計測された10.8という驚異的なラップでした。
小雨が降り注ぎ、時計の掛かる「重馬場」でありながら、前半3Fは34.6秒というハイペース。
逃げたダイヤモンドノットが刻んだこの流れは、先行勢にとって息の入れ所がない過酷な展開を生み出しました。
勝因：カヴァレリッツォのイン強襲と血統の力
勝利したカヴァレリッツォは、道中中団の内でじっと脚を溜める完璧な立ち回り。
4角では外から12番アドマイヤクワッズが進出を開始する中、C.デムーロ騎手は迷わず内を選択。
逃げ粘る10番ダイヤモンドノットをラスト1ハロンで力強く捉え、上がり最速34.3秒で突き抜けました。
父サートゥルナーリアにとって待望のJRA・G1初制覇。
前走デイリー杯での惜敗を見事に晴らし、2歳マイル王の座に就きました。
敗戦の中の光：ダイヤモンドノットの粘り
2着に敗れたダイヤモンドノットですが、あのハイペースを自ら作り、重馬場で最後までしぶとく食らいついた内容は勝ちに等しいものでした。
ルメール騎手が「馬場と最後の坂がこたえた」と語った通り、良馬場であればまた違う結果があったかもしれません。
次戦、2026年クラシック戦線での彼らの走りが今から楽しみですね！
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【データ出典】当ブログのデータは、TARGET（競馬）を使用しJRA公式競馬データを分析しています。
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