夏の北海道シリーズ開幕を告げる2歳重賞、函館2歳ステークス(G3・芝1200m)。デビュー間もない若駒たちのスピード勝負が展開され、一攫千金の波乱決着も多い注目の一戦です。

今回は、過去10年(2015年~2024年)の詳細なデータをもとに、人気・馬番・脚質・血統などから今年の有力馬を見極めるためのヒントを探っていきます。


競馬レース予想傾向

函館2歳S2025 過去10年基本データ

▶人気別成績|上位人気は安定も「穴の10番人気」に注意

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 30.0% 40.0% 40.0%
2~4番人気 10~20% 30~40% 50.0%
5番人気 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 20.0% 20.0% 40.0%

1~4番人気は複勝率50%と堅実な一方、5~9番人気は苦戦傾向。特筆すべきは10番人気の激走で、2勝・3着2回と軽視できません。


▶馬番別成績|極端な枠の不利は少ないが偏りも

馬番 勝率 複勝率
11番 20.0% 30.0%
12番 22.2% 33.3%
1・5・6番 10.0% 40.0%
4・16番 0.0% 0.0%

中~外目の11・12番から好走が目立ち、内すぎる1枠も一定の成績を残しています。一方で4番・16番は全く馬券に絡まず





▶脚質・上がり別成績|先行力+スピードがカギ

脚質 複勝率
逃げ 40.0%
先行 40.0%
中団 13.5%
後方 10.2%
上がり順位 複勝率
上がり2位 60.0%
上がり1位 40.0%
上がり6位以下 10.5%

前目のポジションが有利で、特に逃げ・先行脚質が安定した成績。上がり2位の馬は連対率50%超えと要注目です。


▶種牡馬別成績|キンシャサノキセキに注目、単発穴馬も多数

  • キンシャサノキセキ:1-2-0-7(複勝率30.0%)
  • その他、ヘニーヒューズ・キタサンブラックなども【1戦1勝】と好相性。
  • 未知の新種牡馬産駒にも注意が必要。

▶母父馬別成績|サクラバクシンオー系が最多出走で好成績

  • サクラバクシンオー:2-2-0-7(複勝率36.4%)
  • 短距離血統であるマツリダゴッホ、マイネルラヴも勝利馬を輩出。
  • スピード型の母父馬が好走傾向。




✅まとめ|2025年函館2歳ステークス注目ポイント

  • 1~4番人気+10番人気の人気分布をチェック
  • 中枠~外枠(特に11・12番)は狙い目
  • 逃げ・先行+上がり2位以内が王道
  • キンシャサノキセキ産駒・バクシンオーの血に注目

波乱含みの2歳戦ですが、過去データを活用することで好走パターンは見えてきます。血統や脚質、人気に惑わされず、本質を見抜いた予想で2025年の的中を目指しましょう!

全人馬無事に完走し見応えのある良いレースを願います。