夏の新潟競馬最終日に行われる新潟記念2025予想です。
今年は別定戦となり広い新潟の直線で、真の実力が問われる一戦です。
今回は、過去の好走データを徹底的に分析し、各馬を独自の視点で診断。
混戦模様のレースを読み解き、上位に来るであろう注目馬と、波乱を巻き起こす可能性を秘めた穴馬を導き出します。
※レース結果とレース回顧を追記しました。
全頭診断A~E評価
過去10年の新潟記念の好走傾向に基づき、各出走馬を5段階評価(A~E)で診断しました。
特に、前走のレース、斤量、ローテーション、馬体重、上がり3Fの順位などを重視しています。
馬番 | 馬名 | 評価 | 評価コメント |
---|---|---|---|
1 | ブレイディヴェーグ | A | 母父ディープインパクトは好走傾向。 前走G1出走馬は勝率・複勝率が高く、中12週も好走データ。 馬体重470kgは好走傾向に該当。 |
2 | シェイクユアハート | C | 中6週は好走ローテ。 ただし、前走がG3で斤量増、さらに先行脚質で上がり9位と好走データにやや劣る。 |
3 | グランドカリナン | D | 前走12着、上がり14位と強調材料に乏しい。 馬体重454kgは好走傾向に合致するが、その他のデータから厳しい評価。 |
4 | ナムラエイハブ | C | 馬体重516kg、ニックスは好走傾向に合致。 しかし、前走G3で8着、斤量増、上がり12位と割引データも多い。 |
5 | バレエマスター | B | 前走OP、中3週、馬体重474kgは好走傾向に合致。 先行脚質も良い。 母父ミスタープロスター系も好走傾向。 |
6 | クイーンズウォーク | A | 前走G1出走、中15週、差し脚質、馬体重536kgと好走データに強く合致。 ノーザンファーム生産馬も好走傾向。 |
7 | ダノンベルーガ | C | 前走G1出走で上がり1位は高く評価できる。 しかし、中36週はローテーションが長すぎ、過去10年で該当馬なし。 |
8 | サスツルギ | D | 前走11着、上がり11位と強調材料に乏しい。 中20週はローテーションとして長すぎる。 |
9 | ディープモンスター | B | 中6週は好走ローテ。 斤量減はプラス材料。 前走G3で3着、差し脚質で上がり8位と好走データに合致。 |
10 | シンリョクカ | B | 前走G1出走、中15週、ニックスは好走傾向。 馬体重も好走傾向に合致する。 |
11 | コスモフリーゲン | D | 前走G3勝利馬はデータ上好走傾向だが、逃げ脚質は過去10年で連対1頭のみ。 斤量58kgも厳しいデータ。 |
12 | シランケド | A | 前走G1出走、中15週、追込脚質、上がり1位と好走データに強く合致。 馬体重508kgも好走傾向。 |
13 | アスクドゥポルテ | C | 中3週、馬体重480kgは好走傾向に合致。 しかし、前走OPで4着、上がり5位は強調材料に乏しい。 |
14 | アスクカムオンモア | B | 前走3勝クラス勝利馬は好走傾向。 昇級戦はプラス。 差し脚質で上がり1位は高く評価できる。 馬体重496kgも好走傾向。 |
15 | エネルジコ | A | 前走G2勝利馬は好走傾向。 追込脚質で上がり1位は高く評価できる。 馬体重456kgは好走傾向に合致。 |
16 | ヴェローチェエラ | C | 前走G2出走はプラス。 ただし、中2週はデータ上厳しいローテ。 斤量58kgも好走例が少ない。 |
17 | リフレーミング | D | 前走着順17着、上がり13位と大敗しており、厳しいデータ。 斤量57kgも好走傾向とは言えない。 |
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好走馬順位表
ランキング | 馬番 | 馬名 |
---|---|---|
1 | 12 | シランケド |
2 | 6 | クイーンズウォーク |
3 | 15 | エネルジコ |
4 | 1 | ブレイディヴェーグ |
5 | 11 | コスモフリーゲン |
6 | 14 | アスクカムオンモア |
7 | 2 | シェイクユアハート |
8 | 9 | ディープモンスター |
9 | 16 | ヴェローチェエラ |
10 | 10 | シンリョクカ |
11 | 7 | ダノンベルーガ |
12 | 5 | バレエマスター |
13 | 4 | ナムラエイハブ |
14 | 13 | アスクドゥポルテ |
15 | 3 | グランドカリナン |
16 | 17 | リフレーミング |
17 | 8 | サスツルギ |
■この順位表は、全頭診断の評価とJRA-VANのマイニング指数他の複数データを組み合わせて作成しています。
※順位はあくまで参考です。当日のパドックやオッズなども考慮した上で、最終的な判断をし馬券の購入は自己責任でお願いします。
新潟記念2025予想と選定理由
上記の診断評価と順位表から、特に好走データに強く合致した馬と、妙味ある穴馬を選定しました。
馬券の組み立てにお役立てください。
本命馬の選定理由
◎ **クイーンズウォーク**
順位表2位、A評価と高く評価した一頭。
前走のG1出走、中15週のローテーション、差し脚質、536kgの馬体重と、新潟記念の好走データに最も合致しています。
特に、G1からのローテーションは信頼性が高く、軸として最も信頼できると判断しました。
対抗馬の選定理由
◯ **シランケド**
順位表1位、A評価。
前走G1出走、中15週に加え、追込脚質で上がり1位の末脚はメンバー中でもトップクラス。
新潟の長い直線で持ち味を最大限に活かせる可能性が高く、クイーンズウォークと甲乙つけがたい存在です。
単穴馬の選定理由
▲ **ブレイディヴェーグ**
順位表4位、A評価。
母父ディープインパクトは好走傾向にあり、前走G1、中12週という好ローテもプラス。
自在な脚質で展開に左右されにくく、安定した走りが期待できるため、単穴として評価しました。
妙味ある馬の選定理由
☆ **シンリョクカ**
順位表10位の**シンリョクカ**を妙味ある馬に抜擢。
診断評価はBランク。前走G1出走、中15週、ニックスは好走傾向というデータに合致します。
人気薄が予想されるものの、好走データが複数あり、波乱を演出する可能性を秘めた一頭として注目しています。
連下馬の選定理由
△ **ディープモンスター**
順位表8位、B評価。
中6週の好ローテーションに加え、斤量減はプラス材料。
前走G3で堅実な走りを見せており、このメンバーでも通用する能力を持っています。
馬券の抑えとして十分に価値のある一頭です。
連下馬の選定理由
× **アスクカムオンモア**
順位表6位、B評価。
前走3勝クラス勝利からの昇級戦は好走傾向にあり、差し脚質で上がり1位の末脚は高く評価できます。
重賞での実績不足を考慮し、馬券の抑えとして注目します。
まとめ:予想印
これまでの分析を基に、最終的な予想印をまとめました。
各馬のデータと選定理由を参考に、馬券の組み立てを楽しんでください。
◎ クイーンズウォーク
◯ シランケド
▲ ブレイディヴェーグ
☆ シンリョクカ
△ ディープモンスター
× アスクカムオンモア
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新潟記念2025レース結果・回顧
レース結果
着 | 馬番 | 予 | 評 | 順 | 馬 名 | 人 | 騎手 | 性齢 | 斤量 | タイム | 決手 | 上3F | 3F順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | ◯ | A | 1 | シランケド | 2 | 坂井瑠星 | 牝5 | 55 | 1.58.0 | 差し | 32.4 | 1 |
2 | 15 | A | 3 | エネルジコ | 1 | ルメール | 牡3 | 56 | 1.58.1 | 先行 | 32.9 | 6 | |
3 | 9 | △ | B | 8 | ディープモンスター | 7 | 菅原明良 | 牡7 | 57 | 1.58.2 | 差し | 32.6 | 3 |
4 | 10 | ☆ | B | 10 | シンリョクカ | 8 | 木幡初也 | 牝5 | 56 | 1.58.2 | 先行 | 33.2 | 8 |
5 | 16 | C | 9 | ヴェローチェエラ | 9 | 丸山元気 | 牡4 | 58 | 1.58.3 | 後方 | 32.5 | 2 | |
6 | 1 | ▲ | A | 4 | ブレイディヴェーグ | 3 | 津村明秀 | 牝5 | 56 | 1.58.3 | 中団 | 33.1 | 7 |
7 | 5 | B | 12 | バレエマスター | 12 | 菊沢一樹 | 牡6 | 57 | 1.58.3 | 中団 | 32.8 | 5 | |
8 | 4 | C | 13 | ナムラエイハブ | 11 | 吉田隼人 | 牡4 | 57 | 1.58.3 | 先行 | 33.3 | 9 | |
9 | 11 | D | 5 | コスモフリーゲン | 4 | 柴田大知 | 牡5 | 58 | 1.58.4 | 逃げ | 33.6 | 12 | |
10 | 13 | C | 14 | アスクドゥポルテ | 15 | 石川裕紀 | 牡5 | 57 | 1.58.5 | 後方 | 32.6 | 3 | |
11 | 2 | C | 7 | シェイクユアハート | 10 | 古川吉洋 | 牡5 | 57 | 1.58.8 | 中団 | 33.4 | 10 | |
12 | 14 | × | B | 6 | アスクカムオンモア | 6 | 戸崎圭太 | 牡4 | 57 | 1.58.9 | 中団 | 33.5 | 11 |
13 | 7 | C | 11 | ダノンベルーガ | 5 | 佐々木大 | 牡6 | 57 | 1.59.0 | 中団 | 33.7 | 13 | |
14 | 17 | D | 16 | リフレーミング | 13 | 石橋脩 | 牡7 | 57 | 1.59.6 | 中団 | 34.4 | 15 | |
15 | 3 | D | 15 | グランドカリナン | 14 | 大野拓弥 | 牡5 | 57 | 2.00.0 | 後方 | 33.8 | 14 | |
16 | 8 | D | 17 | サスツルギ | 16 | 野中悠太 | セ5 | 57 | 2.00.4 | 後方 | 34.5 | 16 | |
返 | 6 | ◎ | A | 2 | クイーンズウォーク | 川田将雅 | 牝4 | 57 |
レース回顧
順位表1位シランケドが、2番人気の評価に応え、見事な差し切り勝ちを収めました。
中団後方で脚を溜め、直線で大外から驚異的な末脚を繰り出し、上がり最速となる32.4秒のタイムで一気に差し切りました。
展開が向いたとはいえ、この末脚は本物で、重賞初制覇を飾るにふさわしい内容でした。
個人的には、ミルコがまたいつか騎乗できるのか?気になります。
って、帰ってくるのかな・・・??
エネルジコは、1番人気に推されましたが、惜しくも2着でした。
先行策から早めに抜け出しを図り、勝利に一番近い位置にいましたが、ゴール手前でシランケドの鬼脚に屈する形となりました。
ただ、自身の強さは十分に示しており、今後に期待が持てる走りでした。
なぜか、無印。。。
3着に入ったのはディープモンスター。
後方から追い込み、馬群を捌いての3着は評価できる走りです。
上がり32.6秒の脚はシランケドに次ぐ速さで、7歳ながら衰えを感じさせない力強い走りを見せてくれました。
一方で、単勝3番人気に推されたブレイディヴェーグは、6着に敗れました。
5番手から前を追走するも、最後の直線で伸びを欠く形となりました。
得意の高速馬場でしたが、斤量や展開が味方しなかったのかもしれません。
このレースは、前半がやや緩やかなペースで進み、最後の直線で瞬発力が問われる展開となりました。
その中で、後方から強烈な末脚を繰り出したシランケドが、まさにその能力を最大限に活かす勝利でした。
また、単勝3番人気に推されていた◎クイーンズウォークは本馬場入場の際にバランスを崩して転倒。
川田将雅騎手を振り落とし内ラチ沿いを突進して接触。
コースを1周する形で放馬となり競走除外となりました。
【データ出典】当ブログのデータは、TARGET(競馬)を使用しJRA公式競馬データを分析しています。