2006年米・ケンタッキーダービーを圧勝し、2冠目のプリークネスSでスタート直後に酷い骨折をしたバーバロ。
 8ヶ月におよぶ長い闘病生活に終止符がうたれました。
 米国東部標準時2007年1月29日午前、治療先のペンシルバニア大学でオーナー夫妻の判断により安楽死の処置が取られたそうです。

 

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 自分は、海外競馬には詳しくないのですが、バーバロについては、『両刃の剣』、『バーバロが蹄葉炎を発症』という記事をブログで書いた事があります。
 あまりその後の経過を積極的には把握していなかったのですが、当ブログのアクセス解析の検索キーワードなどで“バーバロ”とか“蹄葉炎”などでアクセスがあると、何か動きがあったのかな?と気になっていました。

 重度の骨折で長時間の手術に耐え、その後も合併症手術や、蹄葉炎のための蹄壁切除手術などを受けていたそうです。
 ラジオNIKKEIの競馬実況HPを読むと、「バーバロが年末も元気に歩く姿が大学のウェブサイトなどで公表されていた」という事で、今回の状況悪化は本当に残念だと思います。

 日本でもテンポイントが長い闘病生活で苦しみました。

 安楽死は可哀想な出来事ですが、テンポイントの話(闘病生活の苦しさ)や競走馬としてのその後を考えれば、理解しなければならない事だと自分は思っています。
 ブログでも何度か書いた事がありますが、自分も【第10回平安S】でクロノスシチーという愛馬(1口馬主)をレース中の故障で予後不良(安楽死)という経験をしています。

 とにかく全馬無事にゴールし、そしてレース後、元気でいてほしいと願います。

 先週の東京開催開幕週は、レース中の落馬が多かったですね。
 土曜日2R、武豊騎手とペリエ騎手、そして佐藤聖騎手が落馬したレースは、グリーンチャンネルで観戦していましたが驚きました。
 直線、後続を離して先頭にいた武豊騎手のクリフバニヤンが故障をし、武豊騎手は激しく落馬しました。
 後続を離していた事と内ラチ沿いだったので落馬した方がコース外だったのが大きな事故にならなかったのでしょう。その後、ペリエ騎手も転倒したクリフバニヤンにぶつかり?(よく覚えていない)武豊騎手と同じように激しく回転しながらコース外に転がっていきました。

 一瞬、昔、柴田政人騎手が落馬したレースを思い出しました……。

 今回は、大きな怪我にならずに良かったと思います。佐藤聖騎手は右膝挫傷でしたが。

 騎手も馬も命懸けであり、大きな事故がない事を祈りたいです。

 先週号の『Gallop』、横山典弘騎手のインタビューが掲載されていました。

 その中で、「馬を大事に、というのが自分の姿勢かな。乗れば乗るほど分ってくる。大事にすれば、それだけ自分に返ってくるというのが分る。若いときは、血の気も多いし、馬にあたったりしたけど…」という話がありました。
 そして、「これまで落馬しても不思議とけがはしなかったし、去年だって鎖骨の骨折だけで済んだのは、そういうことだと思う。レース中に馬が故障しても、オレが下りるまで馬がひっくり返らないとか、落ちてもかばってくれたりとかね」とあります。

 自分はこのエントリーを書きながら、「そういうものなんだろうな~」となんとなく分った気がします。

 馬でも人でも同じことなのでしょう……。

 なかなか難しいことです。

 相変わらず構想もなく書き出し、『バーバロ』から脱線してしまいました(笑)
 
 とにかく、これからも、命懸けで一生懸命走っている馬や騎手を応援したいと思う。
 “競馬”を大事にすれば、僕にも何か返ってくるかな……。